【Tue】

農作業失敗事例集~208のケース~ 第1回

 

 

4Hクラブ員が日々の農作業・農業経営で実際に経験した「失敗談」を紹介します。新米農業者さんが同じ失敗をくりかえしませんように。ベテラン農業者さんは「同じような失敗したなー」と笑って懐かしんでいただけれは幸いです。

 

*失敗談の中の「対応策」「コメント」は、失敗したクラブ員がそのときどう対処したのかなど、クラブ員なりの改善策です。真似して失敗しても責任は持ちませんのでご了承ください。

 

出典:熊本県青年農業者クラブ60周年記念
「農作業失敗事例集~208のケース~」より

 

 

 

 

 




<失敗その1 ~熊本・米~>

田植えの際、出来るだけ多くの米を収穫するために、畦のギリギリまで苗を植えました。しかし稲刈りの際、畦のすぐそばに植えた稲はコンバインで刈り取る事が難しく、手作業で刈り取ることとなってしまいました。

対  策

欲を出して、無計画に作業するのは駄目だと思いました。それから、農業の先輩でもある親のアドバイスは、しっかりと聞くものでした。

 

コメント

手作業での稲刈りは大変です。ほんの少しの判断でこんな苦労を味わうとは思いませんでした。




 

<失敗その2 ~阿蘇・トマト~>

トマトを60cm間隔に植え付け、その年は順調に収穫を終えました。次の年、収量を増やそうと50cm間隔で植え付けました。すると、葉が生い茂り、風通しが悪くなって、灰色カビ病が発生してしまいました。

対  策

下葉をかいで、風通しを良くし、ファンを使って強制的に空気を動かしました。

 

コメント

株を増やせば多く獲れると単純に考えては駄目でした。株間を狭めると苗代も多くかかり、生育管理も難しくなります。

 

 




 

<失敗その3 ~熊本・ナス~>

ナスの根が広範囲に張るようと、畝立ての際、畝の幅をいつもより広く作りました。最初は少し通路が狭いくらいでしたが、ナスが成長するにつれて葉っぱが通路に張り出し、ハウス内がジャングルのように。仕事しにくくなりました。

対  策

誘引の際、ヒモで主枝をいつもより多めに引っ張り、葉っぱが通路に出ないようにしました。

 

コメント

誘引で無駄な作業が増えたうえに、主枝を強く引っ張ったため、ナスの樹が痛み、花の形成が悪くなりました。

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