プロフィール
〇家族構成 本人、夫、娘
〇経営内容 果樹(梨)、水稲
〇宇城ウキ農業女性アドバイザーネットの会 会長
Introduction of farmers
果樹(梨)、水稲
プロフィール
〇家族構成 本人、夫、娘
〇経営内容 果樹(梨)、水稲
〇宇城ウキ農業女性アドバイザーネットの会 会長
中島さんは宇城市豊野町の出身で、農業高校を卒業した後に親元で就農し、過去には宇城地域の4HCに在籍されていました。もともとはメロンを中心に経営されていましたが、平成3年の台風19号による被害を受け、果樹栽培へ転向。現在は御主人である修さんと共に、実家で梨を中心に営農されています。
中島さんが営農されているこの地域は、熊本市城南町と隣り合っており、果樹栽培に適した土壌で、古くから梨の栽培が行われて安見梨の産地として知られるようになりました。中島さんは、この地で果樹栽培に取り組みつつ、加工品づくりや地域の組織活動など幅広く活躍されています。
中島さんは、梨及び水稲の栽培を行いながら、複数の道の駅等で農産加工品を販売されています。いきなり万十を年中販売しているほか、季節に応じて桜餅やみょうが万十も販売されています。そんな中島さんの一番のおすすめ商品が、自分で栽培した梨を使った梨パイです。サクサクのパイ生地の中に、程よい甘みの梨が贅沢に入っており、大満足の一品です。梨の収穫時期になると宇城彩館やアグリパーク豊野で購入可能ですので、是非お楽しみください
中島さんは平成22年に熊本県農業女性アドバイザーの認定を受け、5年間のアドバイザー活動を行い、農業女性アドバイザーのOG組織「くまもと農業女性ネットワーク」の宇城地域会員となり、令和3年度から宇城地域の会長を務められています。
くまもと農業女性ネットワークでは毎年、各地域持ち回りで県下全域を対象とした全体研修会を開催しており、令和5年度は宇城地域での開催でした。全体研修会は一日がかりの開催となり、約200名の参加者が想定されるため、中島さんにとっては大きなプレッシャーとなりました。役員で夜に何度も集まり研修内容の検討を行い、オープニングセレモニーについては、スコップ三味線で活躍する美里町の「水上迫鍋蓋楽団」に指導を仰ぎ、自分たちの演奏で参加者をもてなすことに決定。それからは研修会の詳細な調整や演奏の練習など、会員の皆さんと一丸となって準備を進められました。その結果、全体研修会は大盛況で他地域の参加者から「良かった」、「宇城地域はすごい」などお褒めの言葉をいただきました。中島さんは、「自分一人の力ではどうすることもできなかったが、会員の皆さんと力を合わせることで、素晴らしい大会を開催することができた。みんなで大きな達成感を共有できた。」と振り返られます。
令和6年度からは会長から顧問という職に移りますが、これからも農業女性として地域を盛り上げていきたいと考えられています。
中島さんは農業を営む傍ら、宇城市内で化粧品販売を取り扱う美容サロンも経営しています。
女性としていつまでもきれいでいたい、きれいになりたいとの思いで美容業に関心を持ち、誰かをきれいにしてあげたいという気持ちで日々活動を行われています。
(紹介:県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課)