ひのみどり

研究のねらい

近年、安価な外国産いぐさやい製品の輸入が急増し、国内のいぐさ生産地が大きな影響を受けています。
そこで、消費者に良質な畳表を提供することで、需用を高め、国内のいぐさ生産の振興を図ることを目的に、高品質な畳表の原料となるいぐさの新品種を開発しました。

特性

交雑によって初めてできた品種で、宮城県の在来種「下増田在来」と良質品種「せとなみ」を両親としています。
着花が極めて少ないので、畳表に加工する時に茎が折れにくくなります。
茎が非常に細く、太さが揃っているので、品質がよく感触の良い畳表に仕上がります。
色揃いもよく、非常に美しい畳表に仕上がります。
均一に色がさめるので、長期にわたって美しい畳の状態を保つことができます。

収穫乾燥したいぐさ
左)ひのみどり 右)岡山3号
ひのみどり 左)立毛 右)畳表