くまもとふるさと食の名人

濱崎 智久さん

芦北町 あまかり(甘夏かりんとう)

活動紹介

芦北町の濱崎さんは、令和元年に認定された食の名人で数少ない男性の一人です。

平成26年に甘夏農家として就農後、素朴な味わいの手作りおやつで育った経験から、地元のお母さんや子どもたちにその味を伝えたいと「田舎工房」を創業されました。規格外となった不知火や甘夏などを地元農家から買取り、ドライフルーツやピールなどに加工し販売することで、地元農家に利益を還元するとともに食品ロスの削減に努めておられます。また、野菜ソムリエの資格を活かし、地元小中学校での総合学習で食べ物の大切さをテーマにした授業や家庭でできるドライフルーツやかりんとう作りの体験授業などの食育活動を行っておられます。

今回紹介する「あまかり」は、濱崎さんの「おふくろの味」であるかりんとうに甘夏果汁を使用したものです。

(紹介:県南広域本部 芦北地域振興局 農業普及・振興課)

材料(約1.5㎏)

生地用材料
小麦粉  900g(こねる際に生地が付かないように別途適宜必要)
甘夏果汁 400cc
砂糖   160g
塩     3g
揚げ油  適宜

仕上げ用材料
砂糖   240g×2
甘夏果汁  30cc×2

作り方

(1) 小麦粉、砂糖、塩を混ぜ、ふるいにかけ果汁を入れてこねる
(2) 出来た生地を16等分に分け、麺棒で厚さ3~5㎜に薄くのばし10cm位の長さにカットする。
(3) カットした生地を 160℃の油でカリッとするまで揚げ、半分ずつに分けておく。
(4) 深鍋に仕上げ用材料の一回分を入れ混ぜ合わせ、弱火で溶かす。
(5) 鍋の中心に泡が立ち始めたら、火を止めて揚げた半分を入れ、鍋を回しながら混ぜ合わせる。軽く混ざったら、火を付けて全体にからませる。
(6) 残りの半分も同様に仕上げ、粗熱を取ったら完成。

ココがポイント

水を使わず果汁のみで作ることで甘夏の風味が味わえる。
仕上げの工程で砂糖と果汁を溶かす際に鍋を回しながら溶かす。木べら等の道具は使わない。
膨張剤を使わないので歯ごたえが味わえるかりんとうに仕上がる。

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