キラッと輝く女性たち

水稲、施設野菜

南小国町 南小国町から発信! 田舎暮らし体験と旬の野菜をお届けします

工房菜々色の皆さん(左/河津静子さん、中央/佐藤法子さん、右/佐藤弘子さん)

佐藤 法子さん

プロフィール
○家族構成 本人・夫
○経営 水稲1.4ha、施設野菜1.5反
【工房菜々色】
○構成員 3名
○設立年 H15~
○取組 農産加工販売等

はじめに

南小国町吉原地区は、黒川温泉の近く、自然豊かな中山間地域で、吉原岩戸神楽など伝統芸能が有名な地域です。
今回は、南小国町の農業女性リーダーとして様々な活動に取り組んでいる佐藤法子さんをご紹介します。佐藤さんは地域の仲間と「工房菜々色」にて農産加工や地産地消活動を行っています。また、夫の幸治さんと水稲栽培及び農家民宿やキャンプ場の経営を行われています。

工房菜々色の取組

工房菜々色は、吉原・千光寺地区の農業女性3名で構成される加工組織(H15年設立)で、主にピクルスや佃煮などの生産・販売を行っています。出荷先は主にふるさと納税の返礼品や地元物産館で、品切れ続出の人気商品となっています。
生産しているピクルスは5種類。草原や放牧、野焼きなど「阿蘇」をイメージさせる商品となっており、商品を通じて阿蘇地域の魅力を発信する狙いがあります。
また、南小国町の特産品である里芋や大根、きゅうりなどを活用したオール南小国産の地産地消商品となっています。加工品には無農薬栽培で生産した野菜のみを使用し、子供でも食べやすい酸味の優しい味付けにするなど付加価値の高い商品づくりに努めることで多くのリピーターを獲得しています。
また、都市農村交流として「朝ピクニック」に取り組まれています。
朝ピクニックは黒川温泉の宿泊客等に、阿蘇五岳を見渡す草原で、朝採れ野菜のサラダやピクルスなどの朝食を提供するもので、野菜を知りつくしたおばちゃんたちが作る、元気になれる朝ごはんを空気のきれいな草原で食べるというこの取組は大変人気で、予約が殺到しています。
観光客の多い南小国町において、都市農村交流に取り組む大切な存在です。

製造・販売しているピクルス

吉原ごんべえ村・農家民宿「畑暦」

また、平成5年頃から、「吉原ごんべえ村」というキャンプ場を夫婦で整備し、併せて農家民宿「畑暦」を経営しています。
毎年11月中旬に開催する「ごんべえ村感謝祭」では、草原の草を活用した「草泊まり」を作製してそこに泊まる「草んぴんぐ」という新たな農業と観光を結びつける取組を行っています。
阿蘇地域農業の特徴の一つとして草原の活用がありますが、来場者に草資源を広くPRすることで、地域農業への理解を深めることが狙いです。また、感謝祭では、地域に根付く豊作祈願の吉原岩戸神楽を普及・継承するため、舞台を設置して神楽の披露も行われます。
さらに、小中学生の農業農村体験の受入も年間10件程度受け入れており、田植えや稲刈り、野菜収穫、薪割など、都会では体験できない貴重な体験を提供しています。地域の子供は地域の未来であるという考えのご夫婦はこの活動を重要な取組と考えておられます。

感謝祭に向け草泊まりを準備中

生活研究グループの取組

南小国町生活研究グループは現在10名で構成され、日頃から農産加工や食育活動などを通じて地域農業の活性化に取り組んでいます。佐藤さんはこれまで2期会長を務め、糀作りや郷土料理の講習会などを行い、地域の昔からある食文化の伝承に取り組んできました。さらに、阿蘇郡全域で行われる「食の文化祭」においても発表を行い、南小国町の食文化を積極的に情報発信しています。

今後について

現在取り組んでいる「工房菜々色」の活動については、ふるさと納税返礼品としても人気が高く、徐々に集荷が増えているとのこと。今後は地域の他の方々にも手伝ってもらい、少しずつ量を増やしていきたいそうです。その中で工房菜々色が次世代にもつながっていくことを期待しています。
また、地域の子供たちが地域に残り、農業に取り組んでもらいたいと、工房菜々色をはじめとした様々な形で、「地産地消」「都市農村交流」「食育」などをキーワードに活動していきたいとのことでした。

(紹介 県北広域本部阿蘇地域振興局農林部農業普及・振興課 石野慎祐)

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