キラッと輝く女性たち

白オクラ、サラダタマネギ、水稲、 車エビ(養殖)

上天草市 女性のパワーで地域を元気に

山﨑 むつみさん

プロフィール
◯家族構成:本人、夫
◯経営内容:白オクラ(10a)、サラダタマネギ(35a)、水稲(40a)、車エビ(養殖)
◯主な役職:JAあまくさ女性部大矢野総支部長

はじめに

上天草市は、熊本県の西部、有明海と八代海が接する天草の玄関口に位置し、ほぼ全域が雲仙天草国立公園に含まれ、日本三大松島の一つに挙げられる松島の風景等も知られているところです。
温暖な気候を生かした早期米や、全国に誇る不知火、あまくさ晩柑等の果樹等が主要な農産物となっています。中でも、旧大矢野町は本県が全国1位の生産量を誇るカスミソウやトルコギキョウ等の花き生産が盛んな地域です。
この度、長年、地域活性化に貢献している業績が評価され、令和4年度豊かなむらづくり全国表彰事業において農林水産大臣賞を受賞されました「JAあまくさ女性部大矢野総支部」代表の山﨑むつみさんをご紹介します。

JAあまくさ女性部大矢野総支部の設立

高齢化や後継者不足が進む中、「女性が元気に、前向きに活動することで地域を元気にできないか」という声が上がり、平成5年、非農家も含めJAあまくさ女性部大矢野総支部が設立され、現在会員数171名です。

主な活動内容

(1)軽トラ朝市の開設

平成17年、JAのAコープが閉店し、地元消費者の買い物ルートがなくなったため、毎月第2金曜日に農家と消費者相互の情報交流を目的に軽トラ朝市を始められました。このことで、農家の販売先が確保され、かつ消費者への地元産品の提供が可能となりました。

 

軽トラ朝市

(2)花き振興支援

市の振興作目である花きがコロナ禍で需要が落ち込む中、女性の感性を活かした「ワンコインブーケ」(500円)を発案し、花きの販売促進に寄与しています。さらに、市内を花で彩る「花いっぱい作戦」も展開しています。

(3)食育活動

町内6小学校の4年生に、年1回、家の光発行「ちゃぐりん」を贈呈し、紙芝居を読み語ったり、料理体験教室「親子ちゃぐりんフェスタ」を開催して子供たちに食と農の大切さを伝えています。
さらに、地域住民を対象に地産地消イベント「クッキングフェスタ」を開催し、講演会や試食会を通じて食と農の大切さを伝えています。

小学生へ食と農の大切さを教示
クッキングフェスタ

(4)人材育成

会員を3つの世代別グループ(フレッシュミズ、あねらグループ、熟年グループ)に分け、料理教室等異なる世代のニーズに応じた活動を展開しています。

(5)交流活動

町の上天草文化祭等のイベントでは、天草ならではのガネアゲ、このしろ寿司、だご汁等の料理を紹介・販売して伝統料理の継承活動を行っています。

(6)ボランティア活動

毎年1回、老人介護施設では手作り昼食、健康体操やゲーム、手作りプレゼント等のミニデイサービスを開催しています。
また、平成28年に発生した熊本地震では、会員自らの農産物や加工品を持ち寄り、約60人が調理に携わり、被災地に約300人分の手作りの食事を提供しました。
さらに、令和2年の人吉豪雨災害では、女性部の組織力を発揮して2tcトラック分のタオルを集め、被災地へ寄付を行いました。

(7)女性の声を地域へ

会員と上天草市長とのランチミーティングを実施し、地域の課題解決に取り組み、女性の地位向上に向け、女性の声を市政に反映させる試みも行っています。

 

「様々な取組みにより女性の力で地域を元気にしたい」という強い思いから会員相互の話し合いを通じた女性ならではの発想とアイディアで活動をけん引する山﨑さん。今後も大矢野総支部の中心として活躍されていくことを期待しています。

(紹介:天草広域本部農林水産部農業普及・振興課)

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