フレッシュな人たち
スイカ、キュウリ
熊本市 冨吉 優太郎 さん
冨吉さんは熊本市北区で春夏スイカを115a、キュウリを20a生産されています。学生時代にはあまり興味がなかった農業でしたが、高校卒業後に家の農作業の手伝いを始め、20歳の頃に本格的に就農を決意。その後入部したJAの青年部で、同世代や先輩農家との繋がりを通じ、次第に農業が楽しいと感じるようになったそうです。
平成29年の結婚を機に、7カ所あるハウスのうち2カ所の管理を主体的に行うようになり、日々栽培技術の向上や計画出荷に向けた綿密なスケジュール管理に努めているとのこと。また、以前はメロンも栽培していましたが、平成27年の台風被害をきっかけに、自身の判断でキュウリ栽培へ転換し、主体的に管理されています。
地域での活動としては、令和5年度まで植木町4Hクラブで植木スイカの試食販売会を実施し、消費者へのPRを行ってこられました。またJA青年部の活動では、小学生を対象としてスイカ栽培の体験学習を実施するなど、地元の子ども達へ農業の魅力を発信されています。
地域では高齢化により栽培面積が減少傾向にありますが、仲間とともに植木スイカを守り盛り上げていくため、自分の栽培スタイルを確立して「いくら食べても飽きない、なんさん美味しいスイカ」を作っていきたいと考えておられます。
(紹介:県央広域本部 農業普及・振興課)