私が農業をしようと思ったのは平成28年の2月頃でした。そんな矢先に、熊本地震が発生しました。今でも覚えているのは、解体される実家を寂しそうに見つめる父の後ろ姿です。その時、私は「必ず家を再建して、農業で俺が家族を豊かにする」と決めました。
まず、県主催の「農業経営塾」に参加し、基礎を学びました。また、現状を変えるためにとにかく情報収集に努めました。具体的には、農業経営者に積極的に会って、経営の考え方をより深く教えていただきました。
おかげで多くつながりができ、明確な目標が出来ました。
現在、南阿蘇村で両親と夏秋トマト24a、キャベツ60a、水ナス1aを栽培しています。
今年で家を継いで2年目に入り、経営安定に向けて露地野菜にもチャレンジしています。
目指すのは、稼げる経営の体系作り。将来的には法人化をめざし、価値あるものを常に同じ品質でお客様が求める量を供給できる農業経営を行いたいです。