私は佐賀県で育ち、高校卒業後に祖父が暮らしている球磨村へ移り就農しました。現在は祖父母と3人で栗3ha、水稲70a、筍3haを栽培しています。
就農するまでは、学校の授業や収穫作業の手伝いなどでしか農業を経験していなかったので、就農後は初めて実践することばかりで分からないことだらけでした。
また、就農直後に令和2年7月豪雨で被災し、建物被害に加え、土砂崩れや土砂の流入、竹林に入る橋が流されたりと園地も被害を受けました。
しかし、そのような苦しい中でも祖父母は決して悲観せず、農業や復旧に前向きに取り組んでいました。そんな祖父母の姿は格好良く、若い自分も負けてられないなと思い、日々経験を積んでいます。
今は就農2年目ですが、日々の作業を通じて、年間の作業の流れや作物の特徴が分かるようになり、さらに農業が面白いと感じるようになりました。
まだまだ勉強することは多いですが、ゆくゆくは栽培品目を増やし、お客様に球磨村に来てもらい、地域や自然を含め楽しんでもらえるような観光農園型の農業にも挑戦していきます。
(紹介:球磨農業普及・振興課)