くまもとふるさと食の名人
黒木 博子さん
山都町 押し寄せ(おしよせ)
活動紹介
黒木さんは長年、給食の調理師として勤務されていました。令和元年には、先輩の食の名人さん達の技を次世代へ継承しようと、地域の有志とともに「郷土料理食の名人育成会(会長 黒木博子さん)」を結成し、2年をかけて先輩名人から技を受け継ぎました。
令和4年以降、育成会では郷土料理教室や町主催研修会などを開催しており、黒木さんは講師として活躍されています。
「押し寄せ」は、地域のお祭り、冠婚葬祭、田植えや稲刈りなどの集まりに、料理の一品としてよくふるまわれていました。野菜が豊富で、作り上げるのに準備や手間がかかりますが、残していきたい郷土料理として積極的に継承活動を続けられています。
(紹介:県央広域本部 上益城地域振興局 農業普及・振興課)
材料(4~5人分)
大豆 1カップ
米 1カップ(うるち米 0.5カップ、もち米 0.5カップ)
鶏肉 200g
里芋 4~5個
人参 小1本
椎茸 4枚
ごぼう 1/2本
タマネギ 1/2個
薄口しょうゆ 大さじ4~5
みりん 大さじ2
油 大さじ3
だし汁 5カップ
香辛料少々
作り方
⑴大豆は洗って、3カップのだし汁にひと晩浸す。
⑵米は洗って、2カップのだし汁にひと晩浸す。
⑶鶏肉、野菜類はそれぞれ5ミリ角に切る
⑷大豆をつけ汁ごと、ミキサーでなるべく細かくミキシングする。水分が足りないときは、水を少し足す。
⑸大き目の鍋に油を熱して、つけ汁を切った米と肉、野菜を入れて炒め、米のつけ汁とミキシングした大豆を加えて、鍋底から混ぜながら10分くらい火を通す。仕上げに薄口しょうゆ・みりんで味付けし、火を止め、きっちり蓋をして15分位蒸らす。
ココがポイント
◯⑸では焦げ付きやすいので、鍋底からよく混ぜる。目を離さないこと。