フレッシュな人たち
黒毛和種、肥育牛
山都町 梶原 裕己 さん

梶原 裕己さんは農業大学校を卒業後、和牛繁殖経営を行う目標を持ち、山都町で酪農と数頭の和牛の繁殖を営まれていたご両親のもとに就農されました。6年後に経営を引き継ぎ、その3年後には和牛繁殖のみに移行されました。昨年からは資材の高騰や子牛価格の下落を受け、ご自身の経営の強みを作るため和牛繁殖のみではなく肥育も含めた一貫経営に移行されました。
経営引継ぎ後、経営転換した責任を感じるとともに、自身の努力が成果として現れる事にやりがいを感じ、楽しみながら経営されています。
山都町では畜産関係者の高齢化が進んでいるため、将来の畜産関係者を増やすため、地域の小・中学生に牛飼いの魅力を発信すべく、生産した牛肉を学校給食に提供する活動を行われています。
また、山都町の特徴を活かして、竹の粉や廃棄されていたお茶の加工残渣を一部の肥育牛に試験的に給与し、牛肉のブランド化を検討されています。
最近は、地域のお祭りや飲食店に、自身で生産した肥育牛のブロック肉や加工品を直接提供し、消費者と直接つながることで一層のやりがいに繋がっているそうです。
将来的に、自身で生産した牛肉の加工品を使った飲食店の開業も検討されています。




(紹介:県央広域本部 上益城地域振興局 農業普及・振興課)