キラッと輝く女性たち

大玉すいか

熊本市 生産者と消費者とのつながりが宝物

角田 恵理 さん

プロフィール

◯家族構成
本人、夫、子ども3人、父、母の7人家族

◯経営内容
大玉すいか 70a

◯役職等
JA鹿本女性部桜井支部長
県農業女性アドバイザー

縁あってすいか農家へ

植木といえば、これから旬をむかえる「すいか」。今回は、そのすいか生産者で、令和7年に県農業女性アドバイザーに任命された角田恵理さんをご紹介します。
恵理さんは、もともと天草のご出身。一人娘だったそうですが、前向きなご両親の勧めもあり、高校入学時から熊本市内へ進学されました。そのまま熊本市内で接客業等に勤務するうちに、ご縁があって、夫である洋一さんと平成21年にご結婚なさいました。
角田家は、代々続く、美味しいすいかづくりで有名な農家。夫や義父母に教わりながら、それまで関わりのなかった農業に携わることになり、就農して16年になるそうです。3人の子どもさんにも恵まれ、笑顔で地域活動にも取り組んでおられます。

本当に美味しい、自信のあるすいかだけを直売

恵理さんは、JA鹿本青年部理事の夫とともに、大玉すいかを生産しています。生産したすいかの大半は、JAに出荷しますが、4月下旬から6月中旬頃の一番おいしいものだけは直売もしています。
メロンとは異なり、すいかは追熟しません。“甘さとシャリシャリの食感”にこだわって、角田さん宅では、父の代からずっと大玉すいかしか作りません。
そんなこだわった栽培ならではの苦労を感じながら、恵理さんは「作って売るだけのすいか生産で終わりたくない。自分でも直販をやってみたい」という気持ちが自然と沸き上がってきたそうです。義父からも「やってみなさい」と後押しを受け、12年ほど前から直接販売を開始されました。
JA共販用、直売用と品種を分け、直売用には栽培が難しいけれど糖度が上がる品種の「羅皇」等を栽培しています。追熟しないというすいかの特性を理解したからこそ、ぎりぎりまで畑で完熟。“甘さ、シャリ感のある歯ざわりに価値を見いだしてほしい、本物を知ってほしい”という思いは、角田家の家族みんなが抱える思いです。

直売にはしおりを封入しSNSへ誘導

やりがいはお客様の笑顔

恵理さんは、趣味でイラストや書道をたしなんでおられます。時には、直売するすいかにこんな楽しい仕掛けをすることもあるそうです。また、「すいかのとりこ」というキャッチコピーも恵理さんの発案によるもの。直売なら、これらの特技を生かせるという気持ちも少なからずあったそうです。
SNSやECサイトでの発信も行っていますが、ハウスのすいかを見て、試食もしてもらいながら、直接お客様と話す、生産者と消費者にとって互いを知ること、そのつながりこそが「やりがい」であり、明日へのエネルギーになるとおっしゃいます。

お茶目なすいか大王は恵理さん作

次のステップをめざして

令和6年、恵理さんは「くまもと農業経営塾」を受講されました。講座の中で自らの経営を振り返るとともに、受講生同士で切磋琢磨する機会にも恵まれ、大いに刺激を受けたそうです。将来的には、すいかをもっと気軽に提供できるような方法や、医療や福祉との連携等にもチャレンジしてみたいという夢を描いておられます。しかし、農業は毎年同じようにはいかない難しさがあり、さまざまな環境を見極めながら、「今、何が必要か」を瞬時に捉える技術を磨きたいと話しておられます。

まずは地元から

3月1日、桜井小一帯で開かれた「コミニュテイフェスタ」では、JA青年部の仲間が持ち寄った野菜の直売コーナーが設けられていました。そこには、お子さんとともに販売にあたる恵理さんの姿がありました。桜井地区は、昔ながらの住民と、新興住宅地の新しい住民が共に暮らす地域です。国道3号のバイパスが完成すれば、ますます変化していく地域だからこそ、子どもや子育て世代、高齢者まで幅広い住民の方々に農産物を通して農業を身近に感じてもらい、生産者と消費者が互いを理解し合えるようにしたいと恵理さんは考えているそうです。
“自分にできることは何か”を常に考えながら家族に感謝し、まずは身近でできることにどんどんチャレンジしていこうという、とことんプラスのエネルギーをいただけた出会いでした。

息子さんとともにブースを切り盛り
3月はすいかの交配真っ最中
切磋琢磨した仲間とのつながりは続く

(紹介:県央広域本部 農業普及・振興課)

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