高糖度でじょうのう膜が柔らかいため、12月(お歳暮時期)に食味の優れた果実を出荷できます。
熊本EC11
研究のねらい
本県では、12月に出荷する中生・普通温州みかんが不足しており、その解消を図るための品種を育成しました。じょうのう膜(中袋)が軟らかく、良好な食味が特徴です。また、果実腐敗につながる浮き皮の発生が少ないため、生産・出荷量の安定が期待できます。
現在、この品種の産地化を進めており、今後、みかんの最大の需要期である12月に高品質みかんを安定的に出荷できるようになれば、熊本みかんのブランド力向上が期待されます。
特性
食味が良好
浮き皮が少ない
近年、県内では気候温暖化の影響で浮き皮の発生による品質低下が著しくなっています。この品種は浮き皮の発生が少なく、安定した生産・出荷が見込まれます。