2. 精度は、600kgの繁殖牛で誤差±9kgで、5回のうち2回は誤差1%以内での測定可能でした(例: 600kgで±6kg)(図3)。
自動体重計測システムの活用により省力的に放牧牛の体重計測が可能である
農業研究センター草地畜産研究所
研究のねらい
飼養管理において、体重の把握は、健康状態などを判断するうえで重要です。特に放牧地での体重計測は、集畜、保定、記帳の作業に複数人を必要とし、手間や怪我の懸念があります(写真1、図1左)。そこで、牛の飲水行動を利用した自動体重計測システム(図1右)を放牧地に設置し、その有効性について確認しました。


研究の成果
1.IDタグを装着した放牧牛が、水飲み場の手前に設置した体重計に乗ると自動で体重を計測・記録できます(図2、写真2)。従来の体重測定に比べ、省力的かつ安全に体重計測及び体重推移の把握が可能となります。



3.放牧牛の体重計利用頻度から、個体によって相違はありますが、1日に複数回の体重計測が可能でした(図4)。

成果活用面・留意点
1.市販化されている本システムを用いることで、毎日自動で体重を計測でき、体重の推移が把握できるため、放牧牛の健康状態の見える化が可能になります。
2.体重の測定データをスマートフォン等で閲覧できるため、放牧牛の監視(安否確認)にも活用できます。
No.986(令和4年(2022 年)6月)分類コード 08-14
986_成果情報_草地畜産_自動体重計測 (PDFファイル)
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