華錦

研究のねらい

酒造好適米の既存品種には、倒れやすい、収量が低いなどの課題があります。そこで、作りやすく・多収で醸造適性に優れた県オリジナルの酒造好適米品種の育成に取り組みました。

特性

・穂数が多く、稈長が短いため倒れにくい。また、収量は山田錦に比べ平坦地で同程度、高冷地で8%程度多収です。
・心白の形状は山田錦と同じ線状であり、かつ、玄米は大粒で充実が良く醸造に適しています。
・吸水性がよく、良質な麹ができます。麹米、掛米に使用でき、淡麗な酒質から、芳醇な酒質まで、幅広い醸造酒(吟醸酒〜純米酒)の製造が期待されています。

華錦の登熟期の草姿
左)山田錦 右)華錦
左)華錦 右)山田錦