脱サラして、球磨村で「一勝地梨」を栽培しています。100年以上続く歴史ある梨園を祖父から継承し、今年で就農8年目です。栽培面積は140aで、「二十世紀」を中心に客のニーズに応えられるよう多品種を栽培しています。
私のこだわりは「稼ぐために何をすべきか」を常に考え、行動することです。固定観念にとらわれない品種特性に応じた樹形改造や省力化技術の導入に取り組んでいます。また、役場や販売関係者との人脈を頼りに情報収集、ネット販売や洋菓子店といった販路開拓を進め、生産性・収益の向上を図っています。
今年は豪雨災害で大変な年となりました。道路は寸断され出荷も危ぶまれましたが、迂回ルートを利用し出荷の手配をするなど、やれることは何でもしました。
今回の豪雨で、地元を思う気持ちが一層強くなりました。今後も、自然豊かな球磨村から梨作りを通して稼げる農業を発信し、「梨と言えば一勝地梨」と自慢できる産地づくりをしていきたいです。
フレッシュな人たち
梨