【Sun】

スマート農業推進元年!! 「熊本県スマート農業推進フォーラム」を開催しました!

本格的なスマート農業推進に向けて

少子高齢化や人口減少が進む中、本県の農業を維持し、発展させていくためには、作業の効率化・省力化と収量・品質の向上により、競争力の強化を図ることが重要です。
これらを実現するため、県では「スマート農業」の推進に力を入れています。
これまでも、県では全国初の取組みであるタブレットを活用した普及指導員による技術指導や、トマトなどの施設園芸での環境制御装置の導入などに取り組んできました。
今年度は本格的なスマート農林水産業の推進元年と位置づけ、更に強力に施策を展開しています。
その一環として、農業者や関係機関などの皆様に「スマート農業」について幅広く知っていただくため、令和元年(2019年)8月1日から3日まで、グランメッセ熊本において、「熊本県スマート農業推進フォーラム」を開催しました。

「見たい!知りたい!試したい!スマート農業!!」

スマート農業とは、「ロボット技術やICT等の先端技術を活用し、超省力化や高品質生産等を可能にする新たな農業」(農林水産省)のことです。
とはいえ、具体的な「スマート農業」とはどんなものなのか、農業者の方々が身近に感じる機会はまだまだ少ない現状です。
そこで、「見たい!知りたい!試したい!スマート農業!!」をテーマとして、スマート農業機械の展示や実演、農業用アシストスーツの装着体験のほか、県内外の先進的な取組みに関するセミナーを行いました。

蒲島知事出席の開会式

セミナーの開講

特別セミナーでは、農業技術革新工学研究センターの八谷満氏に、「社会実装を前提としたロボット・AIを用いたスマート農業の現状と課題」、また、NTT研究企画部食農プロデュース部門久住嘉和氏に「NTTグループが描く未来 農業」と題してそれぞれ講演いただきました。
また、作物や果樹、ドローンなどに特化した専門セミナーや、合間にはメーカーによるスマート農業機器のプレゼンテーションも併せて実施し、多彩な内容となりました。
会場には、先進的な研究やトップ企業の取組みを聞こうと、連日多くの参加者がつめかけました。

熱気あふれるセミナー会場

アシストスーツ体験ブース

アシストスーツ体験ブースには、国内のメーカー4社が集まり、デモ機が並びました。
多くの参加者がアシストスーツを着比べて、それぞれの特徴を実感、重い荷物を持ち上げて「お~、軽い!」などの声があがっていました。
また、デモ機が一堂に並ぶことは珍しいとのこと。出展したメーカーの方も他社のデモ機を試す場面が見られました。

アシストスーツ体験に人だかり

ドローンの展示・実演

ドローンを取り扱う企業が4社集まり、各社それぞれ特徴のあるドローンを展示しました。
来場者は、各ドローンの前で立ち止まり、メーカー担当者に機能などを熱心に質問していました。
屋外の会場では、実演コーナーを設け、小型のドローンを実際に飛ばしました。ドローン操作時の注意事項や、守るべき法令などの説明もあり、夏の暑い中ではありましたが、多くの農業者が見学していました。

各社のドローンコーナー
小型ドローン実演コーナー

今後に向けて

当日は、JA熊本経済連主催の「第56回農機大展示会」と同時開催だったこともあり、多くの農業者の方々が会場を訪れました。

 

参加者に「スマート農業機器の中で最も興味があるものは?」とアンケートをしたところ、「ドローン」ついで「営農支援ソフト」という結果に。
今回のフォーラム実施により、農業者の皆様に、「スマート農業」というキーワードが、より理解いただけたのではないでしょうか。
今後、さらなるスマート農業普及推進に取り組んでいきます。

参加者アンケート結果
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