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農業革新支援センター情報:地震後のトマト苗の管理や定植時における水の確保と利用について

農業革新支援センターより

 令和8年熊本地震に伴い、農業用水路が破損し、かん水等に用いる水の供給が困難な圃場が発生しています。このため、トマトの育苗や定植に向けた技術対策を取りまとめましたのでご活用ください。

1.育苗期の対応
農業用水が使用できない場合は、貯水タンクや動力ポンプを用いて地下水等から給水を行い、苗へのかん水を実施する。併せて、限られた水量での管理となることから、換気の徹底や遮光・遮熱資材を積極的に活用し、施設内の温度を下げる。

2.定植時の対応
定植前に畝内の土壌水分を確認し、乾燥している場合(手で握っても土塊が形成されない)は植え穴へのかん水を行う。また、定植後は根回しかん水を複数回行い、遮光・遮熱資材も活用しながら活着の促進に努める。

3.地震後の地下水の利用(参考・塩害被害程度の測定指標とその限界域)
(1)地震により、地下水の水質が変化している可能性がある。そのため、地下水の利用にあたって塩素濃度が心配される場合は、管内の営農相談窓口(広域本部(地域振興局)農業普及・振興課)に相談してください。
(2)EC・塩素濃度が高い地下水を利用せざる得ない場合は、応急的な対応にとどめ、可能な限り早期にEC・塩素濃度が低い水に切り替える。EC・塩素濃度が高い地下水を長期間利用した場合、土壌中に塩類が蓄積し、根からの吸水や養分吸収が阻害され草勢低下、果実肥大不良、収量低下等が生じる可能性があるため、留意が必要である。

 

令和8年熊本地震営農相談窓口 (対応時間:9時~17時まで(平日のみ))

設置場所 連絡先
熊本 県央広域本部 農業普及・振興課 096 (333) 2776 
宇城 宇城地域振興局 農業普及・振興課 0964 (32) 0351 
上益城 上益城地域振興局 農業普及・振興課 096 (282 )3010 
菊池 県北広域本部 農業普及・振興課 0968 (25) 4207 
玉名 玉名地域振興局 農業普及・振興課 0968 (74) 2135 
鹿本 鹿本地域振興局 農業普及・振興課 0968 (44) 2118 
阿蘇 阿蘇地域振興局 農業普及・振興課 0967 (22) 0622 
八代 県南広域本部 農業普及・振興課 0965 (33 )3418 
芦北 芦北地域振興局 農業普及・振興課 0966 (82) 5194 
球磨 球磨地域振興局 農業普及・振興課 0966 (24 )4117 
天草 天草広域本部 農業普及・振興課 0969 (22) 4256

塩害被害程度の測定指標とその限界域

土壌    (上限値)

作物名 pH(H2O)  EC(1:5、mS/cm) 土壌中Cl(mg/100g)
トマト 7.0 0.3 30

灌漑水のECと塩素濃度目安

EC測定値 塩素濃度 作物の被害程度
0.1 25ppm 0.0025% 被害はほとんどない
0.2 50 0.0050
0.3 75 0.0750
0.4 100 0.0100
0.5 125 0.0125
0.6 160 0.0160
0.7 180 0.0180
0.8 210 0.0210
0.9 240 0.0240
1.0 260 0.0260 生育が遅れ減収する
1.1 280 0.0280
1.2 320 0.0320
1.3 350 0.0350
1.4 380 0.0380
1.5 400 0.0400 生育が明らかに遅れる
1.6 425 0.0425
1.7 450 0.0450
1.8 480 0.0480
1.9 510 0.0510
2.1 590 0.0590 被害中程度
2.4 670 0.0670
2.6 750 0.0750
3.1 840 0.0840 被害甚大~枯死
3.7 1000 0.1000
4.2 1170 0.1170
5.0 1340 0.1340 枯死

※ほ場では、肥料により、この表よりECが高くなり、作物の濃度障害も発生しやすくなる。
台風18号技術対策資料集より一部抜粋

印刷用はこちら
地震後のトマト苗の管理や定植時における水の確保と利用について (PDFファイル)

 

熊本県農業技術課 農業革新支援センター
TEL096-333-2428

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