全国に通用する産肉能力をもつ黒毛和種種雄牛「美津福重」誕生!

研究のねらい

熊本県では、黒毛和種の肉用牛が数多く飼われています。農業研究センターでは、黒毛和種の生産性・品質向上を図るため、種雄牛の研究・選抜を行っています。

研究の成果

産肉能力直接検定で選抜された候補種雄牛の遺伝的能力を推定するため、産肉能力現場後代検定(産子の肥育・枝肉調査の結果により、父牛である候補種雄牛の能力を評価する検定)を実施し、その成績等をもとに、黒毛和種種雄牛「美津福重」を選抜しました。

美津福重(みつふくしげ)
格付け:A-5 枝重:544.2kg  BMS:12 ロース:82cm2  ばら9.3cm 母の父:平茂勝

特徴は次のとおりです。

(1)血統

(2)現場後代検定成績及び育種価

脂肪交雑(BMS№) 去勢の平均は9.44、雌の平均は8.45、全体の平均は8.90といずれも歴代最高の成績であり(表1)、育種価(BV)も+3.035(評価種雄牛2,638頭中5位)と非常に高い(表2)。

ロース芯面積 去勢の平均は75.3㎠、雌の平均は67.5㎠と非常に大きく(表1)、BVも+29.256㎝²(評価種雄牛2,638頭中3位)と極めて高い(表2)。
※育種価(BV):産子の成績等をもとに、その後代が父牛の遺伝的影響でどれだけ改良されるかを予測した数値

◆普及上の留意点等
以上の成績のとおり、種雄牛「美津福重」は肉量肉質の両面で全国レベルの産肉能力を有すると推定され、今後の活躍が期待されます。

 

◆お問い合わせ先
農業研究センター 畜産研究所生産基礎技術研究室
【TEL】096-248-6433

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