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まずはワンチェック、ワンアクションで農作業安全  ~農作業事故防止につとめましょう~

春は農作業事故が増える季節です

春です。農作業のベストシーズン到来です。長い冬を終え、田んぼでは一斉に田起こしが始まっています。
春は統計的に見て、農作業事故が多い時期です(図1)。6月の田植えに向けての準備と、不安定な春の天候から、晴れ間のうちに農作業を済ませてしまおうという焦りが原因とも考えられます。

図1

農作業事故で、毎日一人亡くなっている!!

農作業中の事故で亡くなる農業者は、毎年、全国で350人程度います。これは、貴重な農業の担い手が毎日1人亡くなっている状況と言えます。
内訳をみると、65歳以上の方に多く、農業機械による死亡事故が多い状況です。

図2 約8割が65歳以上!
熊本県における農作業死亡事故の年齢構成(H17〜H27)

農業機械の中でも、特にトラクターによる農作業事故が大きな割合を占めています。
今回は春の農作業に欠かせない、トラクターを使用するにあたって、事前にチェックしていただきたいポイントをご紹介します。

図3 約7割が機械による死亡事故!
熊本県における農作業死亡事故の事故内容(H17〜H27)

安全キャブやフレーム付きのトラクターを使用している。

改善のポイント

(1)安全キャブ・フレームの効果を高めるため、シートベルトやヘルメットを着用します。
(2)可倒式2柱フレームの場合、施設以外では適正な位置に立てて使用します。

操作を誤り、左側に用水路に転落したトラクター

ほ場の進入・退出路がしっかりしている。

改善のポイント

(1)年に一度は、すべてのほ場の進入・退出路を点検し、必要な整備を施します。
(2)草が繁茂する時期は、路肩が十分わかるように管理します。

左側前輪が路肩を踏み外し、下の畑にトラクターごと転落。

作業終了後、ほ場を出る前にブレーキ連結を確認している。

改善のポイント

(1)終了直前に昇降路の手前で一時停止する
(2)ブレーキ連結ロックをかける

(図)ブレーキの連結ロックをし忘れていたため片ブレーキとなり、左側の排水路に転落

いかがでしたか?
農業就業人口が減少しているなか、毎年約350件前後発生している農作業事故。これを減少させるため、春の農作業が行われる3月から5月を重点期間として、県では関係団体や企業などと一体となって、「春の農作業安全確認運動」を展開しています。
農作業を始める前に、ほ場入り口の状況や、機械の安全点検をワンチェック・ワンアクションすることで、重大な農作業事故を防止することにつながるかもしれません。
尊い命を守るために、家族や組織のみんなで声を掛け合い、安全な農作業を心がけましょう!

ワンチェック!
ワンアクション!!
ストップ!農作業事故!
★P.○もチェックしてモン!!

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