新人王部門

2023年

福島 徳秀さん・由香里さん

熊本(熊本市)

温州みかん、不知火

他産業を経験後、地元で新規参入。生産基盤が全くなく、難しい永年作物での営農スタート。園地は全て借地し、技術は地元の友人や先輩から学んだ。改植により温州みかんの品種構成と作業性を改善、収益性を向上し経営を確立。JA熊本市柑橘部会の高品質ブランド「夢の恵」出荷により高単価も実現。同部会生産プロジェクト員として新技術の実証にも積極的に取組中。

宇佐 仁孝さん

玉名(玉名市)

トマト、ミニトマト、水稲

農業関係ではない高校・大学を卒業後、親元就農。就農4年目にはトマトの栽培管理を移譲。4Hクラブでのプロジェクト活動を通じて施設環境制御技術の向上に取組み、収量も増加。新品目としてミニトマト栽培を導入して作型を分散し、経営を安定化。また、4Hクラブでは地方会長、県連役員として仲間づくり、ボランティア等の地域貢献活動をけん引。

角心 拓也さん・裕美子さん

宇城(宇城市)

トマト、スナップエンドウ、ミニトマト

他産業を経験後、夫婦で1年間研修し、新規参入。太陽熱養生処理の実施や自家製ボカシ製造に取組み、トマトを中心に複数品目を有機栽培。研修でお世話になった農家が代表を務める法人を通じた販売により経営を安定化。新規品目(スナップエンドウ)にも積極的に取り組み、有機農業を目指す研修生を受け入れ指導している。

梶原 甲亮さん・美耶子さん

上益城(山都町)

トマト、水稲、ニンニク

他産業を経験後、Uターンして親元就農し、令和2年に経営移譲。主体である夏秋期の大玉トマトはJA共販による安定出荷とし、ミディトマト、ミニトマトをWEBサイトを通じて消費者へ直接販売するBtoB、BtoC販売も実施。SNSやブログを通じた情報発信や、「農業×NFT」という農産物に新たな価値を付与する技術にも積極的に取組中。

阪本 貢紀さん

菊池(菊陽町)

宿根カスミソウ、スイートコーン、WCS

県立農業大学校を卒業後、独立就農。就農4年目より両親分も合わせて生産計画とマネジメントを担う。栽培はすべて単棟ハウスとし、生育ステージ毎の栽培管理を徹底。1棟毎の出荷数量をデータ管理により把握し、生産効率を最大限に高めている。JA生産部会のカスミソウ専門員として、産地のPRのためメディア取材にも数多く対応。

杉本 貴史さん

鹿本(山鹿市)

スイカ、水稲、WCS

他産業を経験後、親元就農。経営全般に関与し、今後は経営移譲も行う予定。燃油価格高騰対策として、加温抑制キュウリ栽培を止め、スイカ主体の経営に転換。大玉と小玉の組み合わせと、園地集約によるゆとりある農業経営を実現。JA部会の中でも4人の匠だけが栽培するブランド「よかよかスイカ」に取組み、品質にこだわったスイカを生産。R5より部会役員も務める。

滝本 博文さん

八代(氷川町)

ブロッコリー、水稲、WCS

他産業を経験後、Uターンして親元就農。就農6年目に経営移譲。ブロッコリーを主体に複数品目を年間通じて出荷。ドローンや機械化体系による省力化、前職の経験を生かした作業道の自力施工などにより、低コスト化・効率化を図り、ほぼすべての作業を一人で実施。また、地域の新規就農者の相談、指導役としてリーダーシップも発揮。

田中 伸悟さん・朝恵さん

天草(天草市)

ミニトマト、水稲、WCS

他産業を経験後、Uターン就農。ミニトマトの栽培技術は先進農家で1年間の研修。温度、湿度を重視した施設内環境制御技術の導入により収量・品質ともに向上。JA出荷を主体とするが、地元郵便局での直販にも取り組む。地域の農業を守るため、近隣農家の要請を受けた水稲、WCSの作付けも徐々に増加。地域の担い手としての期待が高い。

松永 拓巳さん・仁美さん

阿蘇(阿蘇市)

トマト、水稲

他産業を経験後、農業師匠の下で2年間の研修の後、就農。就農からわずか3年で夏秋トマトを52aまで規模拡大。拡大しても品質や反収を落とさないように、データに基づいた栽培管理と雇用労力を積極的に活用し、JA生産部会でもトップクラスの収量をあげている。雇用者の働きやすい環境づくりに努め、LINEを活用した業務連絡の効率化にも取組中。

山下 恭平さん・春花さん

芦北(芦北町)

たまねぎ、甘夏

他産業や実家(酪農)の手伝いを経験後、妻の実家のある芦北町へ移住、先進農家で1年間研修の後、新規参入。圃場は水田を期間借地。主体のたまねぎは、JAブランドの「サラたまちゃん」として共同販売。作業効率向上を図るため、乗用半自動移植機、4畝幅農薬散布機を導入し、省力化に取組中。繁忙期でも週1日の休みが取れる経営を実現。

山村 孝一さん

球磨(相良村)

静岡の農研機構野菜茶業研究所金谷拠点で2年間研修の後、親元就農。地理的条件や資源を生かした品質重視の茶生産に取組み、茶園の集約化、ニーズをとらえた新品種の導入、農繁期の適期雇用を実践。自分で新改植するため重機免許取得や機械化による省力化を実施。新たなターゲットに向けた商品開発、産地若手グループ「球磨TEA FARMERS」での産地PRや他産地と差別化を図るため新規茶種の開発にも積極的に取組中。

各部門紹介

  • 経営体部門

    経営・生産技術の改善に積極的に取り組み、ゆとりある経営を実践し、地域農業の振興と地域の活性化に寄与している農業者、農業を営む法人又は組織集団

  • 地域農力部門

    環境保全型農業の取組、食と農をつなぐ取組、新規就農者等人材育成の取組、農業を基盤とした農村(むら)づくりの取組等をとおして、農業の振興を核とした地域の活性化に寄与している農業者、農業を営む法人又は農業者を主たる構成員とする組織

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熊本県農業コンクール大会事務局

  • 熊本県 農林水産部 生産経営局 農業技術課

    〒862-8570熊本市中央区水前寺6-18-1

    電話:096-333-2380FAX :096-381-8491

各地方大会事務局

  • 県央広域本部 農林部 農業普及・振興課

    〒860-0831熊本市中央区八王寺1-20

    電話:096-273-9672FAX :096-353-4761

  • 県北広域本部 阿蘇地域振興局 農業普及・振興課

    〒869-2612阿蘇市一の宮町宮地2402

    電話:0967-22-1115FAX :0967-22-3563

  • 県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課

    〒869-0532宇城市松橋町久具400-1

    電話:0964-32-2119FAX :0964-32-0373

  • 県南広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

    〒866-8555八代市西片町1660

    電話:0965-33-3512FAX :0965-33-4540

  • 県央広域本部 上益城地域振興局 農業普及・振興課

    〒861-3206上益城郡御船町辺田見396-1

    電話:096-282-3010FAX :096-282-0303

  • 県南広域本部 芦北地域振興局 農業普及・振興課

    〒869-5461葦北郡芦北町芦北2670

    電話:0966-82-5194FAX :0966-82-2373

  • 県北広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

    〒861-1331菊池市隈府1272-10

    電話:0968-25-4160FAX :0968-25-5401

  • 県南広域本部 球磨地域振興局 農業普及・振興課

    〒868-8503人吉市西間下町86-1

    電話:0966-24-4117FAX :0966-24-4144

  • 県北広域本部 玉名地域振興局 農業普及・振興課

    〒865-0016玉名市岩崎1004-1

    電話:0968-74-2135FAX :0968-74-2194

  • 天草広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

    〒863-0013天草市今釜新町3530

    電話:0969-22-4262FAX :0969-22-5054

  • 県北広域本部 鹿本地域振興局 農業普及・振興課

    〒861-0594山鹿市山鹿1026-3

    電話:0968-44-2118FAX :0968-44-2134