地域農力部門

2020年

JAやつしろ生姜
「貯蔵・予冷」施設利用組合

八代(八代市)

組合員一丸で生姜のブランド化と産地継続に取り組んでいる。貯蔵・予冷施設を生かした周年厳選出荷により市場から高い評価を得、ブランド確立に成功。独自の出荷基準が評価され全国初の生姜でGIにも登録。
産地継続に向けては、全ほ場での品質や土壌病害発生履歴をデータ化し生産販売対策を強化。新規就農者の支援により新な担い手確保に取り組み、他地域から5人が就農した。

株式会社MOAファーム

芦北(水俣市)

離農者等から農地を借り入れ、タマネギや水稲の栽培面積を拡大し産地維持に貢献。水稲防除等の受託作業も担い、労働力支援に努める。
小中学生の収穫体験や研修受入れにも積極的で既に3名をタマネギでの就農に導き、担い手確保に取り組む。減農薬・減化学肥料により環境保全型農業を実践。代表の田畑氏は「サラたまちゃん」の名づけ親で、JAの部会長も務めている。

JA阿蘇西原甘藷部会

阿蘇(西原村)

まだ産地の少なかった品種「シルクスイート」に部会で着目し、全量切換え。課題のつる割病対策を徹底し、独自の技術開発により収量安定と貯蔵による計画出荷に成功。
地震で大きな被害を受ける中、部会員同士の助け合いにより栽培・出荷を継続。主要農産物として地域農業を牽引し、遊休農地化防止にも貢献している。

株式会社緒方エッグファーム

菊池(合志市)

鶏の健康のため飼養環境の改善やオメガ3脂肪酸を含む飼料でこだわりの鶏卵を生産。卵の自動販売機や養鶏場併設の自社店舗等での直接販売が売上げの7割を占め、地産地消を実践。
小学校に体験学習の場を提供するほか出前講座を行うなど食育活動に取り組む。店舗には、加工や交流施設を整え、今後古民家を活用したコミュニティーも検討している。

ぎょくだん

玉名(玉東町)

町を担う若いメンバーで結成され、積極的にイベント等に参加し消費者と交流。直接消費者とコミュニケーションをとることに重きを置き、町農産物のPR・販売を通じて町の知名度向上に貢献している。SNSを活用した情報発信やネット販売も実施。地元保育園での食育や地元小学校のみかん収穫体験による農業理解活動にも取り組んでいる。

JAあまくさ女性部
大矢野総支部

天草(上天草市)

地域の女性組織として、非農家の女性も迎え入れ、地域ぐるみでの活動を行う。その活動は、小学生に向けた農業理解活動や地元住民を対象とした地産地消イベント、買い物困難地区での軽トラ朝市の開催、加工品開発等の自主学習活動、新型コロナウィルスで需要減退のダメージを受けた花きのPR、暮らしやすい地域づくりのための福祉施設訪問や高齢者の見守り活動等多岐に渡り、地域活性化につながっている。

JA熊本市農産物直販部会

熊本(熊本市)

都市近郊の立地を生かし「消費者が喜ぶような商品の提供」を心掛け、商業施設内でのインショップ9ヶ所を運営。
生産履歴の全員提出を義務付け、残留農薬の抜き打ち検査も実施するなど安全安心な出荷を徹底し、バイヤーとの信頼関係を構築。部会員同士のほ場視察研修や試食宣伝販売会等にも取り組み、地産地消に貢献している。

多良木町物産館利用組合

球磨(多良木町)

地産地消の拠点として町特産の農産物を生産販売し、今年は組合設立20周年の節目。売れ残りは持ち帰りと鮮度にこだわり、球磨焼酎やジビエなどを使った地域限定の加工品にも取り組む。
組合員が学校や施設で食育活動を実施したり、消費者との交流イベントで郷土料理を提供するなど町の活性化に貢献している。

三角サトウキビ活性会

宇城(宇城市)

途絶えかけたサトウキビ栽培と黒砂糖作りの伝統の技を継承。生産者、小学校の先生やPTA、JAの有志等で構成し、児童・保護者参加の体験学習や地域イベント等を通じて食文化の伝承に取り組む。また、製糖所を拠点に、新商品づくり等6次産業化を進め、遊休農地を活用したサトウキビ栽培や高齢者の生きがいづくりに貢献している。

有限会社清和の里

上益城(山都町)

大川地区で前身の加工生産組合を立ち上げて以来、家庭の味を消費者に届け続けている。農村女性による起業化の先駆的な取組みで、当初は加工場建設のリスクを背負いながらも経済的に自立。
地元で採れる米や野菜等を買取り、巻き寿司や煮しめなど地域の食文化を伝承、販売。山間地で貴重な雇用の場になっている。本年度から、高齢者向け配食用の弁当製造も行い、福祉活動にも力を入れている。

若葉会

鹿本(山鹿市)

調理師の資格を持つ農村女性3人が、技術を生かし老後の仕事として発起。加工所や調理器具は、各自が出資し設置。地元の米や野菜で楽しみながら弁当を作り、ほぼ毎日地元の直売所等で販売し地産地消を実践。
地域イベントでは、だんご汁やちらし寿司など郷土料理を提供し、欠かせない存在。小学校では味噌づくり体験指導を長年継続するなど食育にも取り組んでいる。

各部門紹介

  • 新人王部門

    自らの目標のもとに経営・生産技術の改善に意欲的に取り組み、次世代を担う者として地域の振興発展に寄与している就農後おおむね8年以内の農業者又は農業を営む法人

  • 経営体部門

    経営・生産技術の改善に積極的に取り組み、ゆとりある経営を実践し、地域農業の振興と地域の活性化に寄与している農業者、農業を営む法人又は組織集団

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熊本県農業コンクール大会事務局

  • 熊本県 農林水産部 生産経営局 農業技術課

    〒862-8570熊本市中央区水前寺6-18-1

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各地方大会事務局

  • 県央広域本部 農林部 農業普及・振興課

    〒860-0831熊本市中央区八王寺1-20

    電話:096-273-9672FAX :096-353-4761

  • 県北広域本部 阿蘇地域振興局 農業普及・振興課

    〒869-2612阿蘇市一の宮町宮地2402

    電話:0967-22-1115FAX :0967-22-3563

  • 県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課

    〒869-0532宇城市松橋町久具400-1

    電話:0964-32-2119FAX :0964-32-0373

  • 県南広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

    〒866-8555八代市西片町1660

    電話:0965-33-3512FAX :0965-33-4540

  • 県央広域本部 上益城地域振興局 農業普及・振興課

    〒861-3206上益城郡御船町辺田見396-1

    電話:096-282-3010FAX :096-282-0303

  • 県南広域本部 芦北地域振興局 農業普及・振興課

    〒869-5461葦北郡芦北町芦北2670

    電話:0966-82-5194FAX :0966-82-2373

  • 県北広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

    〒861-1331菊池市隈府1272-10

    電話:0968-25-4160FAX :0968-25-5401

  • 県南広域本部 球磨地域振興局 農業普及・振興課

    〒868-8503人吉市西間下町86-1

    電話:0966-24-4117FAX :0966-24-4144

  • 県北広域本部 玉名地域振興局 農業普及・振興課

    〒865-0016玉名市岩崎1004-1

    電話:0968-74-2135FAX :0968-74-2194

  • 天草広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

    〒863-0013天草市今釜新町3530

    電話:0969-22-4262FAX :0969-22-5054

  • 県北広域本部 鹿本地域振興局 農業普及・振興課

    〒861-0594山鹿市山鹿1026-3

    電話:0968-44-2118FAX :0968-44-2134