球磨地域振興局内防疫研修会の開催
球磨地域では、5月16日に球磨地域振興局員を対象とした防疫研修会を開催しました。地域における高病原性鳥インフルエンザの発生は、平成26年に相良村及び多良木町で発生後確認されていませんが、国内での発生は毎年確認されている状況です。
昨年度は14道県51事例が発生し約930万羽が殺処分されました。また、今年度の4月には宮崎県都城市において野生いのししの豚熱感染が確認されており、県内に豚熱ウイルスが進入するリスクも高まっています。
当課では、昨年度から年度当初の5月に、局内での防疫研修会を開催していますが、今回は、高病原性鳥インフルエンザに加え、豚熱や口蹄疫等も含めた特定家畜伝染病の発生に備えた内容で開催しました。
研修は、新規採用職員や定期人事異動で転入した職員等を中心に参集し、当課及び城南家畜保健衛生所から初動防疫の流れやそれぞれの役割分担、特定家畜伝染病に係る基礎的な情報について説明しました。
今後は、各疾病の防疫マニュアルをもとに、現場での実地及び机上演習を実施するとともに、鳥インフルエンザ以外の家畜伝染病に対しても知識の普及・啓発を継続し、万が一管内で特定家畜伝染病が発生した際に、迅速に初動体制を確立できるよう取り組んでいきます。