ブドウ山椒定植・剪定講習会の開催
人吉・球磨地域においては、一昨年からあさぎり薬草合同会社が主体となり、製薬メーカーと連携し漢方薬の原料として利用される「ブドウ山椒」の産地化に取り組んでおり、現在4.4haで栽培されています。
今年度新たに栽培を始める方向けに、10月の定植前講習会に続き、実際のほ場を用いた定植・剪定講習会を12月24日にあさぎり薬草合同会社の主催で開催しました。
講習会には、20名を超える生産者の出席があり、当課からは苗の定植方法について、先進地の高知県から招へいした講師からは活着後の誘引・剪定の方法について実演を交えた説明が行われました。
出席者からは、苗の定植晩限や定植後の切り返し方法について、多くの質問が出されました。講習会後には、今年作付け用の苗の配布と近隣の優良園の見学を行い、定植後の管理について講師を交えて意見交換を行いました。
当課では、ブドウ山椒が地域の新たな主力品目となるよう、引き続き関係機関と協力しながら栽培技術や生産体制の確立を支援していきます。