基盤整備園におけるクリの枯死発生軽減対策の実施
球磨地域では国営川辺川土地改良事業地区において問題となっているクリの枯死に対応すべく、平成28年に設置された「川辺川地区営農支援プロジェクトチーム」(事務局:農地整備課、球磨農業普及・振興課)で対策を検討しています。この度、10月に実施した土壌断面と透水性の調査を基に、令和7年1月30~31日と2月10日に山江村とあさぎり町のほ場で、県庁農地整備課とともに枯死対策技術を施した展示ほを設置しました。
今回、設置した展示ほでは植栽前に、重機による深耕と高畝の成型を施しています。クリの健全な生育は60㎝以上の作土層が必要であるため、今回の土壌改良により、土壌硬度と排水性に問題がある土壌でも枯死の発生を抑えることが見込まれます。
球磨地域では、今回展示ほを設置したほ場以外にもクリの枯死が発生しており、特に水田転換園と基盤整備園で発生が散見されます。併せて今年度、当課では枯死の発生を未然に防ぐため、排水不良園への植栽基準の作成を行っております。
当課では今回設置した展示ほにおいて、数年にかけて生育調査及び経過観察を行い、得られた結果を基に基盤整備園や水田転換園に向けた、クリの枯死対策技術の確立を図っていきます。