球磨村の特産加工品継続に向け、“夏豆”を初収穫
「球磨村農産加工グループあじさい」は、球磨村の食材を活かした菓子や総菜を作る加工グループです。令和2年7月豪雨により、地域の生産者が被災したため、それまで地元から調達していた加工品の原材料確保が課題となっています。
そこで農業普及・振興課では、菓子の原材料となる“夏豆”の試験栽培を「くまむら山村活性化協会」と共同で行うこととしました。“夏豆”は球磨地域の在来品種で、あじさいでは羊羹や饅頭のあんとして使用しますが、植物としての特性等は分かっていません。そのため、今回の試験栽培において、“夏豆”や次作の種子確保とともに、その栽培方法についても検討を行いました。
その結果、昨年10月に播種した3aのほ場から約20㎏の夏豆を収穫することができました。次作では、仕立てなどの栽培方法を改善し、作付面積も増やす予定です。
農業普及・振興課では、引き続き、復旧復興に向け支援を行っていきます。