宇城エリア

宇城地域は宇土市、宇城市、下益城郡を所管しており、有明海と八代海に挟まれた海岸島しょ地域(宇土半島)、八代海に面した平坦地域及び九州山地の中山間地域と大きく3つの地域に区分され、異なる立地条件を生かした多彩な農業生産活動が展開されています。
海岸島しょ地域においては、不知火類や温州みかんをはじめとする柑橘類や洋ラン等の生産が行われ、平坦地域では、トマト、メロンなどの施設野菜やれんこん、米等が生産され、酪農等の畜産も営まれています。なかでも、柑橘類、鉢物類(洋ラン)、しょうが、れんこん、柿などの生産量は県内上位を占めており、県内における有数の農業地帯です。

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県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課

〒869-0532 宇城市松橋町久具400-1

電話:0964-32-5090

FAX :0964-32-0373

宇城エリア普及現地情報

2023年1月

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研修会の様子1(農林部長あいさつ)
研修会の様子2(現場事務所の説明)

宇城地域振興局鳥インフルエンザ防疫研修会の開催

宇城地域振興局と果樹研究所は、悪性家畜伝染病発生時の迅速適確な初動対応のため、局(所)内職員を対象にした鳥インフルエンザ防疫研修会を11月25日(金)に開催しました。なお、新型コロナウイルス感染拡大予防のため、同じ研修内容で午前と午後に分けて宇城地域振興局大会議室で開催しました。
始めに、9月の熊本県家畜防疫マニュアル改正について、昨年発生時の対応、改正概要について説明、次に、支援センター及び現場事務所の設置運営に係る基本動線と各係の作業内容について、農業普及・振興課の各責任者が説明しました。
宇城地域支援対策本部の初動動員者を中心に約70名の参加がありました。質疑応答では、実務作業に当たっての説明事項や連絡員の指名方法、ツールの準備、管内養鶏場の現況などの質問も出るなど、各自の役割について理解が深まったものと思われます。
今後とも、迅速な初動対応、防疫作業ができるよう、万が一の発生に備えて体制強化に取り組んで参ります。

2023年1月

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みかんができるまでを被り物と紙芝居で説明する普及指導員
みかんができるまでを被り物と紙芝居で説明する普及指導員

保育園生をみかんの虜にする活動を実施

熊本県は全国4位のみかん生産県です。また宇城管内は、玉名・熊本に次ぐ県内3位の主力産地となっています。
去る11月14日(月)、宇城管内で生産されたみかんに興味をもってもらい、将来にわたってみかんのファンとして発信していただけるよう、宇城管内の保育園に対し、おいしいみかんと栽培に関する情報提供を行いました。
この取組みは、平成22年度から県とJA熊本果実連がタッグを組んで実施しており、これまで、県全体で延べ2,180園に対し、同様の活動が行われてきました。
今年は、応募の中から選ばれた県内100園のうち、宇城管内の3園に、宇城市三角町にあるJA熊本うき柑橘選果場で選別されたおいしいみかん及び果実連から提供されたみかんジュース(みかんちゃん)を配布するとともに、紙芝居を用いて「おいしいみかんのできるまで」をみかんの被り物をした普及指導員が、おいしいみかんの選び方やみかんの簡単なむき方なども交えて説明し、質問を受けながら興味を持っていただきました。
農業普及・振興課としては、地元で作られた農産物が地域の人たちにも愛され、育んでいけるよう、消費拡大活動も行っています。

2023年1月

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「ジビエツーリズム研修・交流会」の開催

農業普及・振興課では、熊本YMCA学院との連携・第2弾として「鳥獣対策×ジビエ×観光」をテーマとしたジビエツーリズム研修・交流会を(株)イノPの協力を得て、11月17日(木)、宇城市三角町戸馳において開催し、熊本YMCA学院ホテル観光科の学生20名が参加しました。
(株)イノPでは、戸馳島を中心にイノシシ捕獲からジビエ等への活用、さらには観光資源等へ活かした取組みが進められています。そこで、この研修会は、観光分野の次代を担う若者が鳥獣被害の現状とその対策について理解を深め、持続可能な地域づくりについて考えることを目的に実施しました。
初めに、宮川代表によるSNSを活用したネットワーク力の強みを経営や地域のチカラに活かした自らの体験談があり、参加者は興味深く聞き入っていました。さらに、捕獲現場やジビエ処理施設の見学では、「命」と向き合った取組みが強く印象に残ったようです。また、イノシシの皮を利用したストラップづくりや、今自分にできるSDGsの取組みを発表し合いました。
研修を終えて、学生からは「成功の反対は何もしないこと」という言葉が心に残った、学生のうちにしかできないことに挑戦したい、命に感謝したい、周りの人や環境に感謝したい、SNSを通じてもっと自分を発信したいなど前向きな感想があげられました。
農業普及・振興課では、これからも異業種と共に持続可能な農業や地域づくりを考える機会づくりに取り組んでいきます。

2023年1月

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現地検討会の様子
生産者の顔ぶれ

宇城地域の高糖度ミニトマト「恋べに」出荷開始!

11月16日から宇城地域のプライベートブランド「恋べに」の出荷が始まりました。
「恋べに」とは、消費者から選ばれる産地となるために産地を牽引する商品として企画されたもので、荷受け時の糖度検査で7.5以上が確認された高糖度なミニトマトのブランドです。令和4年産は生産者18戸、面積約5haで取り組まれており、関東・関西や宇城地域管内の物産館等で販売されます。
出荷に先駆けて、11月14日には現地検討会と出荷説明会が開催され、栽培管理等について熱心に意見交換が行われました。
農業普及・振興課では、高糖度ミニトマトの栽培技術確立のため、肥料等の検討や台木の比較試験を行っています。引き続き、高品質な野菜の生産安定支援を通して、生産者の所得向上をめざしていきます。

2022年11月

家畜審査(褐毛和種)の様子
褒賞授与式の様子

第20回宇城・上益城地域統一畜産共進会の開催

宇城・上益城地域の畜産振興に資することを目的として、9月17日に畜産農協城南支所(矢部)において第20回宇城・上益城地域統一畜産共進会が開催されました。(肉牛の部は8月16日に熊本畜産流通センターで開催されました)
今年は新型コロナウイルスの影響によりイベントは中止となり、共進会のみの開催となりましたが、肉用種牛、肉牛、飼料作物、堆肥の部門に、合計92点の出品がありました。
当日は台風14号が接近中で雨まじりのあいにくの天気となりましたが、朝早くから丁寧に手入れされた牛たちが集い、活気あふれる共進会となりました。
宇城・上益城地域では、以前から肉用牛の改良に熱心に取り組まれており、多くの優良な繁殖牛が育てられています。今回の共進会においてもレベルの高い牛が多く出品されており、地域の技術の高さがうかがえました。
農業普及・振興課では、今後も引き続き畜産団体等の関係機関と連携し、畜産農家の飼養管理技術のさらなる向上に向けた支援を行っていきます。

2022年11月

黒砂糖物語研修・交流会

「三角サトウキビ活性会」では、耕作放棄地を活用し伝統技術を活かして黒砂糖づくりに取り組まれており、農業普及・振興課は2年前から新たな商品づくりを支援してきました。この度、熊本YMCA学院ホテル観光科のSDGsに関する授業カリキュラムと連携し、持続可能な地域活性化を共通テーマに9月13日(火)、宇城市三角町において「黒砂糖物語研修・交流会」を初めて実施しました。
まずは、参加した14名の学生にサトウキビ栽培の由来を紹介するため、江戸時代に黒砂糖を導入した高橋伊左衛門の記念碑へ案内した後、圃場と製糖所の見学会を行いました。サトウキビの生汁を味わう好奇心旺盛な学生、製品の歩留まりを熱心に質問する学生等、様々な視点でサトウキビに向き合ったと思われます。さらに、JA熊本うき三角支所会議室に移動して黒糖商品開発の紹介と意見交換を行いました。黒糖スイーツの試作品には若者らしくインスタ映えするパッケージの提案、新商品である黒糖シロップには「レシピが付いていると初めて買う人にとってもわかりやすい」などの前向きな発言がありました。
学生たちは12月の黒砂糖づくりにも参加して「地域観光における資源の活用と持続可能な文化的価値の提案」を取りまとめ、三角サトウキビ活性会にフィードバックされます。このような異業種交流の機会を通じ、新たな黒砂糖物語の展開が期待されます。
農業普及・振興課では、熊本YMCA学院との連携・第2弾として鳥獣対策×ジビエ×観光をテーマとした研修・交流会の実施を予定しています。

2022年11月

令和4年度熊本県普及指導協力委員現地研修会を開催

指導農業士として地域農業の振興に先導的な役割を果たしている普及指導協力委員が、県下の先進的な取組について事例調査を行い、地域農業経営の高度化につなげていくことを目的に、9月26日に宇城地域で研修会が実施されました。研修会には、関係機関を含め26名が参加しました。
はじめに、宇城市松橋町の熊本県農業研究センター果樹研究所で、柑橘の栽培技術確立、品種育成、病害虫対策への技術確立等の試験課題取組みについて研修しました。続いて、宇城市豊野町のアグリパーク豊野にて、地域活動及び海外輸出の取組みについて調査を行いました。最後に、当地域の指導農業士でもある株式会社石井フルーツ 石井幸宏氏、ミドリ氏より果樹(ブドウ・太秋柿)の栽培及びワイン・スイーツなど6次産業化の取組みについて説明を受けました。
参加者は、研修会で様々な刺激を受けたようで、果樹研究所における試験結果の普及状況、アグリパーク豊野の輸出による農家の所得向上に対する効果、株式会社石井フルーツの経営手法や6次化取り組みへの詳細について、活発に質問や意見交換が行われました。
農業普及・振興課ではこれからも、指導農業士への活動支援を通し、地域農業の活性化を支援していきます。

2022年11月

3年ぶりの開催!4Hクラブ県外研修

宇城4Hクラブでは、8月29日から30日にかけて、佐賀県太良町と唐津市にて柑橘生産研修を行い、10名のクラブ員が参加しました。
ハウスみかんなど柑橘類を栽培する生産者のほ場を3か所見学し、生産の概要や栽培する上で工夫していること、佐賀県で積極的に推奨されている栽培技術「根域制限栽培」等について、生産者から説明していただきました。それぞれの生産者から栽培へのこだわりや、地元をより良くしていきたいという熱い思いを聞き、クラブ員たちも自身の経営及び地域の活性化へ意欲を高めるなど、良い刺激を受けました。
研修の初日には、今回の研修を受け入れてくださった太良町の生産者が所属している「太良4Hクラブ」との交流会を開催して親睦を深めました。
今までコロナ禍で思うように活動ができませんでしたが、ようやく他地域への研修の開催を実現でき、クラブ員の意欲・資質向上につなげることができました。
農業普及・振興課では、地域農業の担い手であるクラブ員のさらなる資質向上のため、引き続き支援していきます。

2022年9月

視察の様子
県立農大卒業社員

宇城の洋ラン農家に県立農大生視察

7月26日、県立農大花きコース1・2年生8名及び担当教授による、宇城市三角町戸馳の有限会社天川花園(洋ラン栽培面積:約55a)への先進事例研修が行われました。宇城地域の洋ラン栽培は、県内1位(生産額約10億円:R2花き生産実績)です。その中でも、三角地区は昭和59年に「5年先の蘭の経営を見据え、ともに学び合っていく」ことを目的に「五蘭塾」が結成された場所です。(有)天川花園の現社長である嶋田薫氏は大学卒業後2年間の研修を経て平成4年から洋ラン栽培を開始し、令和元年から社長に就任されています。
研修では、初めに嶋田社長から就農後の経営発展の歴史やここ数年のコロナ禍とその回復状況について説明がありました。また、経営拡大には、雇用労働の安定化が重要であり、働きやすい環境づくりに工夫しているとのことでした。その後、栽培状況説明では、県立農大を卒業後、天川花園に雇用就農した2名の先輩から現在の仕事の状況の説明やほ場案内を受けました。
質疑応答の中では、「暑い夏の中でもハウス内は涼しく、花の仕事は楽しそう。」との意見や、育苗から出荷までの作業内容についての質問が交わされていました。 
当課では、今後とも、農大等の若い就農希望者へ、将来の進路選択のきっかけとなるよう、情報提供に努めていきます。

2022年9月

審査の状況
1位受賞の果実

ブドウの魅力ある商品づくりを目指して

宇城地域のブドウは62haで栽培されており、県内の栽培面積の4割を占める県内1位の産地です。中でも、主力品種の「巨峰」は管内の栽培面積の5割以上を占めています。
当課では、ブドウ産地としてのブランド維持や魅力ある商品づくりに向けた取組みを支援しています。
7月21日には、ブドウ「巨峰」の果実品評会が、JA熊本うき本所において、感染防止対策を徹底しながら開催されました(主催:JA熊本うきブドウ部会松橋支部)。品評会は、生産者の生産意欲の向上につなげることを目的に例年開催されており、今年は11点の出品がありました。
品評会では、JA熊本うき、当課職員、生産者代表の審査員6名が、着色の良否や房および果実の大きさ、粒揃い、高糖度で食味が良好であるか、といった観点で審査を行いました。
品評会が開催された7月中旬は、降雨が多いことに加えて、最低気温が平年に比べ高かったため、着色向上には不利な気象条件でした。
しかし、日頃の生産管理等の努力により、出品された果実の品質はいずれも良好で、順位付けに苦労しました。中でも、1位の果実は糖度が18度を超え、品質および外観も素晴らしいものでした。
農業普及・振興課では、ブドウの主力品種である「巨峰」の高品質果実生産に向けた支援を引き続き行っていきます。加えて、昨年度作成した「シャインマスカット」栽培マニュアルを活用して、高品質果実生産のための栽培技術の普及に取り組むなど、宇城地域がブドウの主産地として持続・発展できるような普及活動を進めていきます。

2022年9月

(株)藤瀬農園の視察
株)みっちゃん工房の視察

令和4年度宇城農業経営同友会青年部研修会を開催

宇城農業経営同友会は、熊本県農業コンクール大会に出場した農業者およびその家族で構成されています。青年部はその中でも比較的若い会員で組織され、夫婦が一緒に参加することを推奨しながら、各種活動を行っています。
今回、県下で先進的な取組を行っている経営体の事例調査を行い、地域農業経営の高度化につなげていくことを目的とし、7月19日に研修会を実施しました。研修会には、青年部をはじめとした同友会会員12名が参加しました。
はじめに、嘉島町の株式会社藤瀬農園にて、経営体として先進的な取組や新たに建設されたフェンロー型ハウスでのミニトマト長期栽培について、代表取締役藤瀬弘治氏より説明いただきました。1年以上栽培されたミニトマトの株や、省力的な管理作業の様子、整った作業環境などを実際に見ながら、学ぶことができました。
続いて、益城町の株式会社みっちゃん工房にて、既存の経営を新しく発展させてきた同社の沿革や、労務管理、経営での取組等について代表取締役光永カオリ氏より説明を受けました。特に、社内での事業実績や計画の共有、従業員の立場に立った接し方について、活発に意見交換が行われました。
参加者の中には労務環境を整備中のところもあり、今後の経営について考えるにあたり大いに参考になったようです。
宇城農業普及・振興課ではこれからも、同会への活動支援を通し、農家経営や地域農業の活性化を支援、推進していきます。

2022年8月

現地検討会の様子
ミニシクラメンの現在の育苗状況

シクラメン、暑い夏直前に栽培管理検討会開催

宇城地域は、県内1位(県全体8戸中5戸)のシクラメン産地です。(令和2年度花き生産実績)。6月16日に宇城、上益城のシクラメン生産者が合同で、相互の技術向上のために栽培管理検討会を開催しました。
当日は、甲佐町からスタートし、美里町、松橋町の各農家のハウスを視察し、お互いのシクラメンの生育状況を見比べながら意見交換をしました。
栽培農家は、今年の夏の高温への不安はもちろんですが、肥料や農薬、燃油、その他資材の高騰の中で、需要期である年末までに、「いかにコストを下げながらに品質を維持するか。」悩んでいました。
農業普及・振興課からは、「今年は例年以上に暑い夏と予測される。対策として、これまで実施してきた遮光や換気の励行に加えて、ヒートポンプを活用し夜間冷房(夜冷)することで、葉の枚数を確保し生育を進めることができる。これにより、株枯れが減り歩留まりも向上し、生育も進むため、秋の燃油の節約にもつながる。」と説明しました。また、温度が平年以上に高いと害虫の発生サイクルも早くなるため、防除頻度を高め、薬剤ローテ-ションを行うよう指導しました。
栽培管理検討会は、今後も12月まで毎月開催の予定です。
農業普及・振興課では、農家に寄り添ったアドバイス、支援を続けていきます。

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