宇城エリア

宇城地域は宇土市、宇城市、下益城郡を所管しており、有明海と八代海に挟まれた海岸島しょ地域(宇土半島)、八代海に面した平坦地域及び九州山地の中山間地域と大きく3つの地域に区分され、異なる立地条件を生かした多彩な農業生産活動が展開されています。
海岸島しょ地域においては、不知火類や温州みかんをはじめとする柑橘類や洋ラン等の生産が行われ、平坦地域では、トマト、メロンなどの施設野菜やれんこん、米等が生産され、酪農等の畜産も営まれています。なかでも、柑橘類、鉢物類(洋ラン)、しょうが、れんこん、柿などの生産量は県内上位を占めており、県内における有数の農業地帯です。

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県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課

〒869-0532 宇城市松橋町久具400-1

電話:0964-32-5090

FAX :0964-32-0373

宇城エリア普及現地情報

アーカイブ

2020年12月

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アグリパーク豊野
宇土マリーナおこしき館

「宇城のうまかもんフェスティバル」開催!

宇城地域直販ネットワークでは、宇城地域の旬の農産物や特産品をPRするため、11月から毎月1回、管内の物産館や直売所で「宇城のうまかもんフェスティバル」を開催しています。これまでは、例年、イオンモール宇城の店舗内で実施していましたが、コロナ禍に対応するため本年度は屋外で実施することとし、各店舗持ち回り方式としました。第1回は、11月22日(日)に不知火温泉物産館の駐車場において4店舗が参加し、軽トラ市を実施しました。柑橘類や冬野菜を中心に、新鮮な農産物を比較的安価で品揃えし、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら消費者へアピールしました。会場では、マイバック一杯になるほど買い物を楽しむお客さんの姿も見受けられました。
次回は、12月20日(日)に宇城市「アグリパーク豊野」の屋外テントで販売します。当日は、宇城地方青年農業者クラブによる『うきうき収穫祭』も同時開催し、宇城地域農産物のさらなるPR効果が期待されます。

2020年12月

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月1回の現地検討会の様子
生産者代表(左)から上田美里町長への贈呈

シクラメンの鉢贈呈の実施

宇城地域は花鉢物生産が盛んで、シクラメンは県内で生産者が最も多い地域です。
出荷ピークを迎えるこの時期、職場や家庭で楽しんでいただくきっかけになればと、花き協会宇城支部では、12月3日、管内の市や町、農協へのシクラメン鉢の贈呈を実施しました。
県内のシクラメン生産者は、宇城地域と上益城地域に多いことから、毎年生産が始まると、技術研鑽と情報交換のため、両地域合同での定期勉強会を開催しています。今年は新型コロナウイルス感染症防止を図りながら、6月から月1回、全戸の生産状況確認を実施し、品質向上に向け取組んできました。特に今夏は、高温による生育不良が心配されましたが、遮光や細やかな水分管理等により、全体的に高品質のものが生産できました。
年明けには、次年度産の生産が始まります。当課では、上益城地域の農業普及・振興課と連携しながら、今後も技術や事業の情報提供と消費喚起活動支援を継続していきます。

2020年12月

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巡回訪問(ミニトマト)
巡回訪問(カリフラワー)

新規就農者を巡回訪問

11月下旬から12月初めにかけて7日間、新規就農者の営農状況を把握し今後の経営向上を図るため、巡回訪問を行いました。対象は、宇土市と宇城市の新規就農者37名で、就農支援アドバイザー、市及び当課職員を班分けし、聞き取りによる状況把握や栽培のアドバイス等を行いました。
聞き取りの結果、新規就農者の大きな課題は、栽培技術、労働力確保等であり、栽培指導、補助事業及び交流会等の支援を必要としていることが改めて把握できました。また、新規就農者の傾向や特徴として、親元就農、既存施設等の継承、良い師匠の指導を受けている、就農前の充実した研修の受講等による場合は、経営良好であることもわかりました。一方で、新規参入者が経営に苦戦している傾向がみられました。今回は、新規就農者の優良事例や問題・課題が見え、関係機関とも状況を共有でき、栽培のポイントや制度・事業等の情報提供を行い、新規就農者からは「また来てほしい」との声も多く、効果のある訪問となりました。
この結果を踏まえ、今後の新規就農者の確保・育成対策として、対策会議の設置等により関係機関との連携体制を強化し、農業のPR、就農相談、情報提供、師匠の紹介等の活動を具体的に進めていきたいと考えています。

2020年11月

温湯消毒の様子
展示ほの栽培状況

種ショウガの温湯消毒展示ほの結果良好

10月26日に当課とJA熊本うきが宇城市小川町南海東のほ場に設置した種ショウガの温湯消毒実証展示ほの収穫調査を実施し、良好な結果が得られました。
この調査は、管内のショウガ栽培において、根茎腐敗病(※)が問題となっており、令和元年度(2019年度)に発生状況を把握するためのアンケート調査を実施した結果、前年(2018年度)発生がなかったほ場の内、約20%のほ場で新たに発生していることや、17%の生産者が無病の種ショウガを確保することが難しいと感じていることが分かったことによるものです。
前年発生しなかったほ場で発病する原因の一つとして種ショウガによる本病害の持ち込みが考えられたことから、温湯消毒(50℃の湯に10分間浸漬)による植え付け後の生育への影響を調査しました。
温湯消毒時期がやや遅かったことから若干萌芽が遅れ収量への影響が懸念されましたが、病害の発生もなく慣行栽培と同等の収量が得られました。
農業普及・振興課では、根茎腐敗病対策技術の確立へ向け、引き続き調査や技術支援を行っていきます。

※根茎腐敗病・・・地際部や幼芽が軟化腐敗します。また、商品となる地下部もあめ色になり腐敗する病気で、汚染された種か土壌または水により伝染し、生育中に発生すると抜き取る以外に方法がありません。

2020年11月

写真左:講義を受ける様子
写真右:直売所の見学

宇城4Hクラブ視察研修会の実施!

宇城地方青年農業者クラブでは10月7日に西岡養蜂園(八代市)の視察研修を実施しました。今年度は新型コロナウイルスの影響で県外への視察研修会など様々な活動が制限されている状況でしたが、クラブ員の資質向上のため、感染防止対策を十分に行いながら実施しました。
西岡養蜂園は、はちみつ採取・直売所での販売に加え、インターネット販売やカフェ、さらに全国の園芸農家への交配用ミツバチ提供など幅広く事業を展開されており、多様な事業を運営する経営管理や経営戦略など多くのことを学ぶことができました。クラブ員からは、野菜の交配ハチを長持ちさせる方法や新型コロナウイルスの影響への対応などの質問があり、講師とやり取りを行う中で、自身の経営へのヒントを得たようでした。
当課では、今後もクラブ員から提案があった活動の実施に向けて、新型コロナウイルスの感染拡大防止に配慮しつつ、しっかりと支援しながら、クラブ員の連携強化および資質向上につなげていきます。

2020年10月

ほ場の様子(9月29日)
玉の肥大状況

令和2年産美里かぼちゃ生育順調!

美里町の「美里かぼちゃ研究会」(右田賢次郎会長、38戸)では、中山間地の農家所得向上や耕作放棄地の解消を目的に、12月下旬から1月上旬に出荷する抑制カボチャの栽培に取り組んでいます。
美里町、JA熊本うき及び農業普及・振興課では、各農家の栽培状況に応じた指導を行うため、8月18日と9月29日に、全戸ほ場を巡回し、播種状況や生育・着果状態を調査しました。
今年は、台風9号・10号による暴風の被害が心配されましたが、7月8日に実施した栽培講習会での気象災害対策の説明を受けて、針金によるつる先固定を実施された方が多かったため、被害は少なく、葉色や着果位置、玉の肥大状況が良好なほ場がほとんどでした。
これから、収量及び品質の確保に向けて、病害虫防除や適期収穫など重要な時期が続きます。農業普及・振興課としては、新型コロナウイルス感染症予防に配慮しながら、今後開催予定の現地検討会や個別巡回を通して、後期栽培管理の徹底を図っていきます。

2020年10月

全面被覆の肥のあかり園

「肥のあかり」出荷始まる

9月15日、JA熊本うき管内で、宇城柑橘のトップバッター「肥のあかり」の出荷が始まり、東北や関東市場において17日初売りで45tが販売されました。
JAと農業普及・振興課では、気候変動に適応した高品質果実生産に向けて、個人面談や各栽培講習会を通じて生産意識向上に取り組んできました。
本年産は梅雨期の豪雨等により品質低下が心配されましたが、生産者のマルチ開閉による乾燥促進対策と排水対策、区分収穫※の厳守など品質向上対策の徹底した取組みや、8月以降の天候(高温によるストレスや乾燥による品質向上)にも恵まれ、例年以上の仕上がりとなっています。今後、豊福等の極早生、11月から早生、12月の中生と来年6月までの不知火類まで9,400tの出荷計画で長期販売されます。
今後、課題となっている秋雨による温州ミカンの品質低下や不知火類の腐敗対策に引き続き取り組んでいきます。

※区分収穫:果実の品質を揃えるため、樹の外周部と内部や下部の収穫時期分けること

2020年10月

試作段階の播種機
生育状況

農事組合法人「走潟」の大豆栽培技術導入に係る支援

宇土市の農事組合法人「走潟」では、麦及び水稲による営農が行なわれていますが、農家の高齢化により当法人への農地集積が拡大し、農作業の集中・競合が問題となっています。
その解決策として、来年から大豆の作付けが計画されており、その栽培手法や機械化体系の導入について検討されています。
そこで、9月2日に、「走潟」のオペレーターとともに、大豆の機械化省力栽培に取り組んでいる玉名市岱明町野口地区の農事組合法人「野口」で先進事例調査を実施しました。「野口」では、耕起しながら畦立てと播種を同時に行うことができる試作機(国立研究開発法人農研機構九州沖縄農業研究センターが開発中)を利用し、中耕・培土を省略した省力的な栽培に取り組んでいます。
農業普及・振興課では、農事組合法人「走潟」に適した大豆栽培体系の確立に向け、技術的な支援を行っていきます。

2020年10月

くまもと県版GAP現地審査の様子

くまもと県版GAP認証 新規就農者が管内初取得

8月31日、宇城市三角町戸馳のAKUSHU代表中川裕史さんが管内で初めて県版GAP認証を取得しました。
中川さんは平成30年に就農し、県内でも珍しいアボカドとパッションフルーツを栽培されています。「安全、安心で消費者から選ばれる果実にしたい。」との思いで、就農一年目からGAP※取得を目標に取り組んでこられました。
当課では就農当初から、ほ場、出荷施設や帳票類の整理のやり方等、中川さんの実情に合った方法を話し合い、提案し、本格出荷が始まる本年度の取得を目指して支援してきました。
今回認証を取得し、中川さんからは、「GAP認証を目指して勉強を重ねたことで安全な農産物をつくるための考え方が理解できた。ゆくゆくはもっと上のGAPを目指し、より信頼される農産物をつくっていきたい。」と熱い思いが語られました。
農業普及・振興課では、引き続きGAPの新規取得希望者の発掘やGAP取得・継続へ向けた支援を行っていきます。

※GAP:農産物の安全を確保し、より良い農業経営を実現する取り組み

2020年10月

複式農業簿記研修
郷土料理、ジビエ紹介

宇城地域農業を担う新規就農者の研修を開催

宇城地域農業活性化協議会(事務局:農業普及・振興課)では、8月27日に宇城市小川町「風の館 塩屋」で、新規就農者の経営能力の向上を図るため、複式農業簿記研修等を開催しました。
宇城地域では、新規就農者の育成は重要な課題となっており、具体的な支援策検討のため、6月に新規就農者アンケート調査を行いました。その結果、経営研修の希望が多かったこと、また、経営規模に見合った投資をするための経営分析をしたい、などの要望があり、育成強化の一環として研修を行いました。新型コロナ禍の中、受講申込先着9名と受講者を絞り、検温やマスク着用など感染防止対策に細心の注意を払い実施しました。
講師は、農業革新支援センターの松本主幹で、受講者からは、「複式簿記の内容、仕訳の考え方、青色申告の見方が良く理解できた。さらにより詳しく研修を受けたい。」などの意欲的な感想が寄せられました。
併せて、会場の「風の館 塩屋」を運営している「くまもとふるさと食の名人」森田かよこさんによる郷土料理やジビエの紹介、料理試食を行い、受講者の地産地消、鳥獣害対策への理解も深めることができました。

2020年8月

講習会の様子
写真付き栽培暦(抜粋)

美里かぼちゃ栽培講習会の開催

美里町では、農家の所得向上や耕作放棄地の解消のため、平成24年に「美里かぼちゃ研究会」を立ち上げ、中山間地域の振興作物として抑制カボチャ(品種名:クリユタカ)の栽培を推進しています。
7月8日に令和2年度美里かぼちゃ研究会通常総会が開催され、総会後の栽培講習会では、農業普及・振興課とJA及び町役場が協力して作成した栽培暦を用いて、栽培の要点について説明を行いました。栽培暦の作成にあたっては、播種準備から出荷までの管理方法や注意すべき病害虫について、新規で栽培する人にも分かりやすいように工夫しました。
また、栽培管理で分からないことや困っていることを把握するためのアンケート調査を実施し、今後、現地検討会や個別面談を実施して解決策を提示していく予定です。
昨年は気象条件が厳しく、生産者はとても苦労されました。農業普及・振興課としても、中山間地野菜の生産安定と拡大、品質向上に向けて支援していきます。

2020年8月

個別面談の様子(JAの各地区担当、県央および宇城普及・振興課が連携)
個別面談の様子(JAの各地区担当、県央および宇城普及・振興課が連携)

宿根カスミソウ個別面談の実施

JA熊本うき花倶楽部では、約40戸が宿根カスミソウ栽培に取り組んでいます。例年、次期作の苗を注文する6月上旬に、JAと県央及び宇城農業普及・振興課が連携して、個別面談を実施し、各人の作付計画をほ場台帳に整理しています。
今年からは、ほ場ごとの温度管理や出荷予定期間も聞き取り、本年産の「作型計画表」を作成しました。宿根カスミソウは、品種と定植時期の組み合わせによって、品質や2番花の出荷時期に影響しますが、近年は品種が多様化しており、現地での栽培特性が十分把握されていない状況にあります。そのため、今回作成した「作型計画表」を基に現地巡回し、当地域での栽培管理状況と開花時期を整理していく予定です。
さらに個別面談では、前年産の出荷実績を基に、個人の出荷規格割合や反収、部会内での位置づけなどを図示し、前年産での反省点や今後の経営目標について意見交換しました。各農家の生産・販売状況を「見える化」させることで栽培管理を振り返ることができ、個別面談の手ごたえを感じました。
同じ部会の中でも、規模拡大を検討する方、高齢のためゆとりのある農業を実現したいと考えている方など、経営に対する考えは人それぞれです。当課では、生産上の課題解決に取り組むとともに、個々人の経営についても共に考えていきたいと思います。

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