宇城エリア

宇城地域は宇土市、宇城市、下益城郡を所管しており、有明海と八代海に挟まれた海岸島しょ地域(宇土半島)、八代海に面した平坦地域及び九州山地の中山間地域と大きく3つの地域に区分され、異なる立地条件を生かした多彩な農業生産活動が展開されています。
海岸島しょ地域においては、不知火類や温州みかんをはじめとする柑橘類や洋ラン等の生産が行われ、平坦地域では、トマト、メロンなどの施設野菜やれんこん、米等が生産され、酪農等の畜産も営まれています。なかでも、柑橘類、鉢物類(洋ラン)、しょうが、れんこん、柿などの生産量は県内上位を占めており、県内における有数の農業地帯です。

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県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課

〒869-0532 宇城市松橋町久具400-1

電話:0964-32-5090

FAX :0964-32-0373

宇城エリア普及現地情報

アーカイブ

2021年3月

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解体施設の内部 (ガイドラインに基づく作業動線)
導入した金属検出器

ジビエファームの国産ジビエ認証取得支援について

宇城市三角町にある株式会社イノPでは、鳥獣被害対策により捕獲したイノシシを自社処理施設「ジビエファーム」で処理加工に取り組んでおり、県内初となる「国産ジビエ」の認証取得を目指しています。          
農業普及・振興課では、今年度4月から、鳥獣被害防止総合対策事業や6次産業化総合支援強化事業を活用して、HACCPに沿った衛生管理プランの作成や金属検出器の導入、トレーサビリティの徹底を支援してきました。その結果、質が高く安全性を確保できる処理・加工・販売体制の整備が進み、現在、令和3年3月中の認証取得に臨んでいます。
今後も、消費者や実需者との信頼関係を構築しながら、新たな販売戦略の実現に向けて、事業等を活用しながら支援していきます。

2021年3月

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資料説明状況
実技指導状況

宇土市網田上床地区で柑橘剪定講習会実施

宇土市網田地域は、不知火、温州みかん、ネーブル等の柑橘栽培が盛んであり、農業普及・振興課では、このうち上床地区の生産者有志で構成される「上床みかん研究会」を対象に定期的な管理講習会を長年開催しています。
今年度4回目となる今回は、3月3日に剪定を中心とした管理講習会を企画したところ、14名(夫婦含む)の出席がありました。講習会では、品目別着花予想から今年の剪定管理(時期・程度・切り方)と土づくり、病害虫防除対策、鳥獣害への対策、有望な新品種の紹介などの情報を提供しました。また、実際に縮間伐が必要な園地で、剪定実技講習も実施しました。
生産者からは、「剪定を終えて、畑が明るくなり、仕事がしやすくなった。また、今回配布された重要病害虫の対策資料は、前から欲しかった資料で、適切な防除に役に立つ。」といった声が聞かれました。
当課としては、この地域に対し、引き続き柑橘を主体とした技術指導を続けていきます。

2021年3月

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左から右田氏、上田町長、松井氏
右田氏の茶園

県茶品評会(茶園の部)入賞伝達式を開催

くまもと茶ブランド確立対策協議会主催の令和2年度県茶品評会(茶園の部)において、美里町の生産者2名が上位入賞されました。
例年、2月に開催される熊本県茶振興大会で表彰式が行われますが、新型コロナ禍の中で大会が中止となったことから、2月10日に美里町中央庁舎において、上田 美里町長ほか関係者出席のもと、宇城地域振興局農林部長から、右田健一氏に最高賞の農林水産大臣賞(くまもと茶ブランド確立対策協議会長賞)、松井義博氏に熊本県知事賞を伝達しました。上田町長からは、両氏の更なる飛躍に期待が寄せられました。
農業普及・振興課では管内8名の生産者に対して、現地検討会や管理講習会等を開催し、良質茶生産の支援を行っています。両氏の茶園は、施肥、防除、整枝など切磋琢磨して熱心に取り組まれていることから、特に、枝の揃い、葉の大きさ、葉層などの状態が極めて優れている点が高く評価されました。
今後も、現地検討会などを通じて茶園管理についての情報提供を行い、良質で消費者ニーズにマッチした魅力あるお茶づくりの支援を行っていきます。

2021年2月

黒糖商品検討会風景
新商品試作品

三角産サトウキビの特産加工品づくりをめざして

宇土半島では、江戸時代から昭和初期にかけてサトウキビの栽培と黒砂糖づくりが盛んに行われていました。この伝統技術を復活し、最近増加してきた遊休農地を再生して高齢者でも無理のないサトウキビ栽培を広めようと、「三角サトウキビ活性会」が平成25年度に結成され、徐々に栽培面積を拡大してきました。
これまで黒砂糖のみの製造販売だったことから、農業普及・振興課では本年度からさらに6次産業化をすすめ、高齢者の所得向上や地域活性化につなげようと新たな商品づくりを支援しています。2月4日には、2回目の商品づくり検討会を開催し、活発な意見交換が行われました。なかでも黒糖液の商品化への関心が高く、「ストーリー性や自然の食味を販売店や消費者へどうアピールするか」、「用途を絞って商品規格や価格設定をしたらどうか」「地域をイメージするキャッチコピーが必要では」など積極的な意見が出されました。
今後、さらに異業種連携を深めながら商品の付加価値を高め、サトウキビを核とした地域づくりを支援していきます。

2021年2月

展示区生育状況(1月6日)
旬別収量の比較(令和2年12月末まで)

ナス「PC筑陽」の安定生産技術確立を目指して

単為結果性※1ナス「PC筑陽」は、作業の省力化を目的に導入が進み、JA熊本うき茄子専門部会(部会員41名、栽培面積10.8ha)では、10.2haで栽培されています。
「PC筑陽」は、従来の「筑陽」に比べ個々の葉が小さく、栽培期間を通じた草勢の維持が難しい品種です。茄子専門部会では、主枝3本仕立て栽培を基準として収量の確保を図ってきましたが、新たな栽培技術確立が求められています。
当課では、草勢維持を目的として、令和2年8月から主枝2本仕立て栽培の実証展示ほを設置しました。展示ほ設置農家は、「2本仕立ては枝の伸び方が分かりやすく、作業がしやすい。年内の収量も遜色なく、厳寒期の草勢維持もできそうだ。」との感触を持っており、次年度は栽培面積の全てを2本仕立てにすることを検討しています。
促成ナス栽培は、6月末まで続きます。当課では引き続き、厳寒期から春の高温時期に向けての草勢の変化及び収量を調査し、地域における栽培技術確立を支援する計画です。

※1 単為結果性:交配作業を実施しなくても着果する性質

2021年2月

春に向けてハウスモモのせん定を実施

1月14日にハウスモモのせん定講習会・状況確認を実施しました。JA熊本うきハウスモモ部会では、今回のせん定状況確認と3月の開花状況確認の際は毎年部会員4戸全員で園地を巡回しながら、お互いの園地状況の確認及び栽培管理の意識統一を図っています。今回の講習会では、せん定方法の考え方や苗木の植え付け方法について意見交換を行ったことで、より栽培管理の理解が深まったようでした。
また、県の推奨品種であるモモ「さくひめ」は通常の品種よりも低温積算温度の要求量が少なく、西南暖地への導入品種として注目されており、管内でも全戸のハウスに数本ずつ導入されています。しかし、県内でのハウスにおける栽培事例が少ないため、今年度は、昨年の園地ごとの着果状況や品質等を確認し、その結果をまとめた資料を提供しました。引き続き、次年度も着色や品質等を確認し、収穫時期の検討を行っていく予定です。
今後も、関係機関と協力しながら新たな品種導入や高品質果実栽培に向けて支援していきます。

2021年1月

品評会の審査風景
生育状況(9月29日)

美里かぼちゃの品評会 開催!

12月10日、美里町役場で令和2年産「美里かぼちゃ」の品評会が開催されました。24点の出品があり、JA熊本うきと当課の職員が果実の外観品質をもとに審査を行い、最優秀賞1点、優秀賞2点、優良賞2点を選定しました。今年は玉肥大期の雨が少なかったことから、平年に比べ小ぶりな玉が多い印象でした。
令和2年産の美里かぼちゃは、7月豪雨後の長雨によるほ場準備の遅れや台風9号・10号の影響で生産量の減少が危惧されましたが、生産者の管理作業の努力により、平年と同程度の着果数が確保され、食味も大変良好な仕上がりとなっています。11月に収穫されたかぼちゃは、各生産者が貯蔵して品質を高めた後、関東・関西を中心に年内(12月15日~19日)と年明け(1月12日~27日)の2回に分けて、出荷されます。
農業普及・振興課では、美里かぼちゃのさらなる生産安定や品質向上に向けて、関係機関と連携し支援していきます。

2021年1月

新型コロナウイルス感染対策
クラブ員による販売の様子

4Hクラブ宇城うき収穫祭開催!

12月20日に宇城市豊野町のアグリパーク豊野で、消費者との交流及び4HクラブのPRを目的として、宇城地方青年農業者クラブによる農産物販売会「宇城うき収穫祭」が開催されました。今回は、新しい試みとして宇城地域直販ネットワークの会による「うまかもんフェスティバル」も同時開催され、パーテーションの設置など新型コロナウイルス感染防止対策が必要でしたが、盛大に実施することができました。
テント内には、クラブ員が生産している野菜、果樹、花苗やい草商品など多くの農産物が並び、クラブ員が直接消費者に農産物の特徴や食べ方を伝えるなど多くの方に宇城の農産物をPRすることができました。また、クラブ員が作成したチラシを配布する中で、地域の方から、「若い生産者を応援したい」という声が多くあり、クラブ員のモチベーションをなお一層高める良い機会となりました。
農業普及・振興課では、引き続き、クラブ員の連携強化及び資質向上に向けて、様々な活動をしっかりと支援していきます。

2020年12月

アグリパーク豊野
宇土マリーナおこしき館

「宇城のうまかもんフェスティバル」開催!

宇城地域直販ネットワークでは、宇城地域の旬の農産物や特産品をPRするため、11月から毎月1回、管内の物産館や直売所で「宇城のうまかもんフェスティバル」を開催しています。これまでは、例年、イオンモール宇城の店舗内で実施していましたが、コロナ禍に対応するため本年度は屋外で実施することとし、各店舗持ち回り方式としました。第1回は、11月22日(日)に不知火温泉物産館の駐車場において4店舗が参加し、軽トラ市を実施しました。柑橘類や冬野菜を中心に、新鮮な農産物を比較的安価で品揃えし、新型コロナウイルス感染症拡大防止に配慮しながら消費者へアピールしました。会場では、マイバック一杯になるほど買い物を楽しむお客さんの姿も見受けられました。
次回は、12月20日(日)に宇城市「アグリパーク豊野」の屋外テントで販売します。当日は、宇城地方青年農業者クラブによる『うきうき収穫祭』も同時開催し、宇城地域農産物のさらなるPR効果が期待されます。

2020年12月

月1回の現地検討会の様子
生産者代表(左)から上田美里町長への贈呈

シクラメンの鉢贈呈の実施

宇城地域は花鉢物生産が盛んで、シクラメンは県内で生産者が最も多い地域です。
出荷ピークを迎えるこの時期、職場や家庭で楽しんでいただくきっかけになればと、花き協会宇城支部では、12月3日、管内の市や町、農協へのシクラメン鉢の贈呈を実施しました。
県内のシクラメン生産者は、宇城地域と上益城地域に多いことから、毎年生産が始まると、技術研鑽と情報交換のため、両地域合同での定期勉強会を開催しています。今年は新型コロナウイルス感染症防止を図りながら、6月から月1回、全戸の生産状況確認を実施し、品質向上に向け取組んできました。特に今夏は、高温による生育不良が心配されましたが、遮光や細やかな水分管理等により、全体的に高品質のものが生産できました。
年明けには、次年度産の生産が始まります。当課では、上益城地域の農業普及・振興課と連携しながら、今後も技術や事業の情報提供と消費喚起活動支援を継続していきます。

2020年12月

巡回訪問(ミニトマト)
巡回訪問(カリフラワー)

新規就農者を巡回訪問

11月下旬から12月初めにかけて7日間、新規就農者の営農状況を把握し今後の経営向上を図るため、巡回訪問を行いました。対象は、宇土市と宇城市の新規就農者37名で、就農支援アドバイザー、市及び当課職員を班分けし、聞き取りによる状況把握や栽培のアドバイス等を行いました。
聞き取りの結果、新規就農者の大きな課題は、栽培技術、労働力確保等であり、栽培指導、補助事業及び交流会等の支援を必要としていることが改めて把握できました。また、新規就農者の傾向や特徴として、親元就農、既存施設等の継承、良い師匠の指導を受けている、就農前の充実した研修の受講等による場合は、経営良好であることもわかりました。一方で、新規参入者が経営に苦戦している傾向がみられました。今回は、新規就農者の優良事例や問題・課題が見え、関係機関とも状況を共有でき、栽培のポイントや制度・事業等の情報提供を行い、新規就農者からは「また来てほしい」との声も多く、効果のある訪問となりました。
この結果を踏まえ、今後の新規就農者の確保・育成対策として、対策会議の設置等により関係機関との連携体制を強化し、農業のPR、就農相談、情報提供、師匠の紹介等の活動を具体的に進めていきたいと考えています。

2020年11月

温湯消毒の様子
展示ほの栽培状況

種ショウガの温湯消毒展示ほの結果良好

10月26日に当課とJA熊本うきが宇城市小川町南海東のほ場に設置した種ショウガの温湯消毒実証展示ほの収穫調査を実施し、良好な結果が得られました。
この調査は、管内のショウガ栽培において、根茎腐敗病(※)が問題となっており、令和元年度(2019年度)に発生状況を把握するためのアンケート調査を実施した結果、前年(2018年度)発生がなかったほ場の内、約20%のほ場で新たに発生していることや、17%の生産者が無病の種ショウガを確保することが難しいと感じていることが分かったことによるものです。
前年発生しなかったほ場で発病する原因の一つとして種ショウガによる本病害の持ち込みが考えられたことから、温湯消毒(50℃の湯に10分間浸漬)による植え付け後の生育への影響を調査しました。
温湯消毒時期がやや遅かったことから若干萌芽が遅れ収量への影響が懸念されましたが、病害の発生もなく慣行栽培と同等の収量が得られました。
農業普及・振興課では、根茎腐敗病対策技術の確立へ向け、引き続き調査や技術支援を行っていきます。

※根茎腐敗病・・・地際部や幼芽が軟化腐敗します。また、商品となる地下部もあめ色になり腐敗する病気で、汚染された種か土壌または水により伝染し、生育中に発生すると抜き取る以外に方法がありません。

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