宇城エリア

宇城地域は宇土市、宇城市、下益城郡を所管しており、有明海と八代海に挟まれた海岸島しょ地域(宇土半島)、八代海に面した平坦地域及び九州山地の中山間地域と大きく3つの地域に区分され、異なる立地条件を生かした多彩な農業生産活動が展開されています。
海岸島しょ地域においては、不知火類や温州みかんをはじめとする柑橘類や洋ラン等の生産が行われ、平坦地域では、トマト、メロンなどの施設野菜やれんこん、米等が生産され、酪農等の畜産も営まれています。なかでも、柑橘類、鉢物類(洋ラン)、しょうが、れんこん、柿などの生産量は県内上位を占めており、県内における有数の農業地帯です。

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県央広域本部 宇城地域振興局 農業普及・振興課

〒869-0532 宇城市松橋町久具400-1

電話:0964-32-5090

FAX :0964-32-0373

宇城エリア普及現地情報

アーカイブ

2021年9月

研修会の様子

若手農家のための青色申告に関する研修の実施

7月29日に、県農業大学校主催のくまもと農業アカデミー出前講座「農業経営基礎講座」が、宇城地域振興局大会議室で開催されました。
宇城地域では、地域農業を担っていく新規就農者の育成が重要な課題となっています。今回の講座は、今後の経営継承や自身の経営改善を考える宇城地方青年農業者クラブ員からの多くの要望によって開催にいたりました。
講師は、税理士法人未来税務会計事務所の西田尚史代表で、青色申告の利点や帳簿を付けることの重要性について説明がありました。受講した13名の若手農業者からは「役に立つ内容がたくさんあった。さらに詳しい研修も受けたい。」など、意欲的な感想がいくつも寄せられました。
農業普及・振興課では、今後も若手農家に対する経営面や技術面での支援を行っていきます。

2021年9月

会議の様子(6月17日)
集落営農学習(7月14日)

水稲生産協業化に向けた合意形成支援

宇城市三角町戸馳地区は花き、果樹、早期米の産地ですが、担い手減少対策と稲作生産コスト低減を主な目的として、水稲生産の協業化を推進しています。
コロナ禍でなかなか話し合いができない状況にありますが、昨年度から関係機関と水稲生産担い手農家を中心に協議を重ねています。
本年5月中旬から6月上旬にかけて実施した現水稲耕作者19名の稲作経営意向調査をもとに、6月17日に稲作担い手農家、関係機関で協議し、来年度に営農法人組織設立を目標に取り組むことを決定しました。7月14日には稲作担い手農家、関係機関で集落営農学習(DVD視聴)や営農組織設立のスケジュール・役割分担の確認を行いました。
これからも、地域の活性化、農業生産持続のため、集落営農、営農法人設立に係る支援を続け、担い手の確保・育成の取組を進めていきます。

2021年7月

会議の状況
芦北からの事例報告

第1回となる新規就農者確保・育成対策会議を開催

令和3年3月に設置した「新規就農者確保・育成対策会議」について、令和3年7月2日(金)に第1回目の会議を開催しました。
会議には、管内市町主管課、各農業委員会、JA熊本うき、日本政策金融公庫の担当者、地域就農支援アドバイザー、農業技術課、農業普及・振興課の担当者、オブザーバーとして、農業公社から約30名が参加しました。
はじめに、本会議の設立目的や新規就農者の現状・課題について、宇城地域の担い手は一定速度で減少、新規参入者が多いこと、認定新規就農者は経営安定まで時間がかかっている等の特徴があることが報告されました。
次に、令和3年度の活動計画を協議し、「新規就農者の育成・定着」について「新規就農者の情報を共有し、チームでトータルサポートを行う」こととし、①基本情報の共有②定例ミーティングの開催③重点指導対象者を定めるため、7~8月にかけて、関係者による新規就農者の巡回指導を実施することとしました。
会議後半では、芦北地方農業振興協議会の「果樹の新たな担い手確保対策」について、あしきた農業協同組合の福田振興課長から事例報告を頂きました。
参加者からは、芦北の地域一帯となった取組みの成果について、盛んに質問が飛んでいました。これからも、本会議の開催を通じて、情報共有を進め、新規就農者の確保・育成の取組を進めていく予定です

2021年7月

ソーシャルディスタンス(社会的距離)を取って講習会を実施
農薬の飛散防止対策資料

その農薬の使い方、合っていますか?

5月24日から25日にかけて、JA熊本うきと農業普及・振興課が連携し、生姜専門部会員を対象とした栽培講習会を開催しました。新型コロナウイルス感染症対策として接触機会を減らすため、4回(2日間の午前・午後)に分けて開催したところ、各回30人程度、計104名の参加がありました。なお、出席者には手指の消毒とマスクの着用を呼び掛けて実施しました。
JA熊本うきからは、生姜栽培で問題となっている根茎腐敗病の体系的防除を説明し、当課からは、農薬の飛散(ドリフト)防止について解説しました。当課で作成した資料をもとに、「散布前にほ場の周辺状況を十分確認すること」や「風の少ない時間帯に適正な圧力で散布すること」等を指導しました。
今回の飛散防止対策資料は、JA広報誌を通じて生姜専門部会以外の生産者にも提供される予定です。
農業普及・振興課では、今後も関係機関と連携し、安心安全な農作物生産と消費者からの信頼維持を支援していきます。

2021年7月

打合せ会議
放牧風景

美里から阿蘇への広域放牧開始

宇城地域では、肉用牛繁殖農家の低コスト生産や増頭、阿蘇地域の草地保全・景観維持を目的として、阿蘇地域の牧野に繁殖牛を放牧する「広域放牧」を実施しています。
高森町の小倉原牧野への放牧を開始するにあたり、4月23日に高森町役場にて打合せ会議を開催し、常時20頭の放牧実施計画を確認しました。
また、昨年までに牧柵の整備補修を終了し、今年度は牧野の課題である飲水施設整備を計画するなど、放牧条件の改善をすすめていきます。
農業普及・振興課では、本年度も安全に放牧を実施し、さらに放牧頭数を増加させるため、関係団体と協力し、放牧取組者を支援していきます。

2021年7月

総会の様子

宇城地方4HC活動開始!

4月28日に令和3年度宇城地方青年農業者クラブ通常総会が開催されました。昨年は、新型コロナウイルス感染症の影響で書面での実施となりましたが、人数制限やパーテーション設置などの感染対策を万全に行ったことにより、2年ぶりにクラブ員が集まっての開催を実現することができました。
令和2年度は、コロナ禍で県外視察研修会や情報交換会は実施できませんでしたが、宇城管内において、レンコン・イチゴほ場で収穫体験を伴う管内勉強会及び近接する八代地域において養蜂園での視察研修会など、クラブ員の交流や資質向上を図る活動を行ってきました。
総会では、農業普及・振興課長の挨拶後、議事内容説明が行われ、原案どおりすべて承認されました。新会長の清水烈さんからは、「楽しく儲ける農業を営んでいくために、4Hクラブを活用していきたい」と今年度の活動に向けた抱負が語られました。今年度も、経営に関する研修会や消費者との交流を図る農産物販売会など、多くの活動を行っていく予定です。
農業普及・振興課としても、引き続き4Hクラブ員の資質向上を目的としたこれらの活動の円滑な実施に向け、支援を行っていきます。

2021年7月

初入札会場の様子
美里町の葉園

一番茶の入札会を終える

美里町では、早生種「さえみどり」を中心に、摘採前10日間程度の遮光資材被覆など水色(すいしょく)や滋味(じみ)の品質を向上させる技術導入を推進しています。また、茶葉を摘採する時期を見誤らないために、葉緑素計を用いて葉色を数値化し、摘採時期の判断を行っています。本年は2・3月の温暖気候により新芽の生育が早く、摘採が例年になく早くなりましたが、天候に恵まれ、※色沢、香りの良い茶が出来ました。
JA熊本経済連茶入札場(益城町)で4月14日から始まった一番茶の入札会では、美里町からの出荷は5月7日までで、出荷数量累計3,600kg(昨年比13%増)、出荷額は1,188万円(昨年比14%増)と上々の結果となりました。
農業普及・振興課としては、引き続き茶園の管理や適期防除の指導を行い、高品質な茶の安定生産に向け、支援を行って参ります。

※色沢:茶葉の色やつや、緑の鮮やかさを評価する指標

2021年6月

若手農家がカスミソウ収穫
コチョウランの出荷の様子

母の日に向けてカスミソウ・洋ラン出荷最盛期

5月の第2日曜(今年は5月9日)は母の日です。
宇城管内では、27戸の農家が宿根カスミソウを、23戸が洋ラン(鉢物)を栽培しています。母の日を前にして、出荷が最盛期となっています。
今年は、昨年の状況と異なり、カタログ通販やインターネット販売が好調なため、市場からの予約注文が非常に多くなっています。これは、コロナ禍の中で、在宅勤務や巣籠生活によって、花のある生活に「いやし」を求める人が増えたこと、県外への移動制限などで、遠方の親へのプレゼントとしての需要が増えたため、と考えられます。
宇城地域の花き栽培では、需要が変わる中で、消費者が求める時期に適切に出荷する出荷調整の技術がこれまで以上に求められています。
農業普及・振興課では、引き続き農家の所得向上につながる技術的な支援を行っていきます。

2021年6月

温湯消毒の様子
植え付けの様子(4月10日)

ショウガ根茎腐敗病対策の普及に向けて

宇城地域のショウガ栽培では、地際部や幼芽が軟化腐敗する根茎腐敗病が徐々に増加しており、本病害への対策が急務となっています。
そこで、令和2年産では1戸の農家で、植え付け前日に種ショウガの温湯消毒(50℃のお湯に10分間浸漬)を行う実証展示ほを設置した結果、根茎腐敗病は発生せず、温湯処理による収量の低下はないことが確認できました。
令和3年産では、さらなる温湯消毒技術の普及につなげるため、実証展示ほを2戸に拡大しています。また、消毒機械の処理能力に限界があることから、多くの農家が消毒に取り組む際には、処理後から植え付けまでに期間があいても効果が落ちないことが条件となるため、植え付け12日前や5日前に処理する区も設定し、実効性を確認することにしています。
農業普及・振興課では、今後も関係機関と連携し、出芽状況や病害の発生有無等を確認するとともに、本技術について講習会の実施や資料の提供を行い、根茎腐敗病の発生低減、ショウガの生産安定を支援していきます。

2021年6月

不知火の補正剪定指導

早過ぎる開花!対策講習会実施

宇土半島は、柑橘の栽培が盛んな地域です。5月の連休中には毎年満開期を迎え、山一面が緑と白の綺麗なコントラストが見られる状況となりますが、生産者にとっては、新梢管理や防除等の忙しい作業が目白押しとなります。
今年は、桜をはじめ殆どの作物で開花が前進化しており、柑橘類も同様に平年に比べ10日程早く、4月中に満開期を迎えています。このように4月中に満開を迎える事は、過去には記憶が無く、本年産の生産管理は、販売期を見据えた早めの対応が必要となります。そこで、JA指導員と協力して去る4月16日~23日にかけて、柑橘部会員の対策講習会を行ったところです。
特に、着花に応じた補正剪定や新梢管理、摘果剤の活用、緑化の促進、果皮強化対策、病害虫防除対策等の徹底を呼びかけました。
当課では、今後も柑橘類の販売期を見据えた適期の生産管理指導に努めていきます。

2021年5月

黒糖を使った新商品開発支援について

宇城市三角町「三角サトウキビ活性会」では、かつて地域産業として栄えていたサトウキビ栽培と黒砂糖づくりの技を後世に残すため、小学生や保護者等を対象に体験指導を行っています。さらに本年度は、黒糖を柱に地域を盛り上げたいと、新商品開発等の6次産業化を進めてきました。無農薬栽培と無添加の黒糖にこだわり、商品開発の検討を重ね、これまでの黒砂糖のみの商品から、消費者ニーズに応えた黒糖液や洋菓子専門店と連携した黒糖ブラウニー「ミスミ・ノワール」が完成し、3月から販売を開始しました。
また、「がまだす里モン支援事業」を活用して、黒砂糖づくりを収録した動画『黒砂糖ものがたり』を制作し、本会のサイトを通じて黒砂糖へのこだわりを広くアピールしたところ、商工関係者からもそのストーリー性が注目されました。次期生産の予約注文も増えていることから、耕作放棄地等へのサトウキビ栽培の拡大と生産・加工体制を整備し、高齢農業者の所得向上につながるような商品づくりを目指し、今後も活動を支援していきます。

2021年5月

成績表(左:成績、右:振り返りシート)
生産者が花穂整理を行っている様子

高品質なブドウ生産に向けて

宇城地域は県内有数のブドウ産地で、「巨峰」や「シャインマスカット」を主体としたブドウが栽培されています。今年は発芽期の気温が比較的高かったため、その後の生育も早めに進んでおり、生育に合わせて、3月23日から26日にかけて宇城管内の計4地区でブドウの花穂管理講習会を実施しました。     
講習会では、花穂や新梢の整理の仕方を中心に栽培技術の再確認を行うとともに、昨年度の出荷成績表を個人ごとに作成し、配布しました。成績表の作成にあたっては、生産者自身の「気づき」を今年度の栽培につなげることができるよう、成績表とともに振り返りシートを添付しました。講習会では、生産者同士でも、作業過程の様々な疑問について意見交換を行っている様子が見られました。
ブドウ栽培は8月の収穫終わりまで、様々な作業が続いていきます。今年度も高品質なブドウ生産を目指して、関係機関と連携して生産者の個別巡回を強化するなど、引き続き支援を行っていきます。

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