水俣・芦北の畜産!繁殖でも県内トップクラスを目指して
水俣・芦北の畜産は、従来、肥育経営が主力の産地として有名ですが、子牛(肥育素牛)価格の高騰等により、繁殖経営への転換が進んでいます。
肥育経営では、食肉としての価値を高める飼養管理技術が必要ですが、一方、繁殖経営では、1年1産させる・子牛を健康な状態で分娩させる・子牛を良好に発育させる・市場価値の高い子牛を生産する等、より高い飼養管理技術が求められます。
そこで、R2年度から、関係機関と連携して、子牛成育調査や飼料設計の助言、繁殖検診等による飼養管理技術の向上や、早期に牛の能力を推定するゲノミック評価分析(計71 頭分)の実施等による高能力母牛の造成推進等に取り組んできました。
1月30日には、これらの取組(成果)について、生産者自らが、より有効に活用していくための方法・知識を身に付けてもらうことを重点に、飼料設計の実習(PC作業)を兼ねた研修会を企画・開催しました。
非常に厳しい畜産経営を強いられている今だからこそ、生産者が学べる場を提供できたことはとても有意義であったと思います。
これまで以上に、生産者・関係機関等が一丸となって、肥育だけでなく、 繁殖でも、県内(全国) トップクラス になれるよう支援して参ります。