観賞用ホオズキにおける天敵導入の取組み
芦北地域では、5戸の生産者が鑑賞用ホオズキを栽培しています。当地域のホオズキ栽培は、2~3月にかけて定植を行い、需要期である7~8月盆に向けて出荷する作型です。一方、近年の温暖化等の影響で、栽培期間中にコナジラミ類やダニ類などの微小害虫が多発し、食害や着色不良等の被害が深刻な問題となっています。現状、薬剤散布による防除が行われていますが、野外からの飛び込みが多く、防除が間に合っていないことから、効果的な防除方法の検討が求められていました。
そこで、農業普及・振興課では、天敵※の導入について検討し、実証展示ほを設置・調査を行いました。その結果、展示ほでは、天敵がホオズキに定着していることや、ターゲットとしていた害虫の発生が抑えられていることがわかり、導入した生産者からは、「効果が目に見えてわかる。来年も導入したい。」といった前向きな意見が聞かれました。また、5月20日に開催した現地検討会では、他のホオズキ生産者もルーペを使って天敵を観察するなどし、天敵利用に対する理解を深めることができました。
農業普及・振興課では、今後も引き続き、生産者の栽培技術が向上し、品質の高いホオズキを安定して出荷できるよう、支援していきます。
※害虫を捕食する生物。今回は「スワルスキーカブリダニ」を使用。