2021年のエリア普及現地情報

アーカイブ

2021年3月

new
幼木管理講習の様子(R3.2.25撮影)
成木管理講習会の様子(R3.2.25撮影)

「くねぶ」の栽培管理講習会開催

五木村の在来柑橘である「くねぶ」の幼木・成木管理講習会を、令和3年(2021年)2月25日に五木村くねぶ生産組合員や関係者約20名の参加のもとに開催しました。
まずは、約150株の幼木が育成されている同村高野地区くねぶ実証ほ場で幼木の管理講習を実施し、枝のせん定方法や発芽後の管理、病害虫防除や施肥等について、農業普及・振興課果樹担当が実演を交えながら丁寧に要点を説明しました。
その後、近くの成木のある場所に移動し、今年花が多いと予想される樹(表年樹)と花が少ないと予想される樹(裏年樹)での枝のせん定の考え方やポイントの違いについて説明しました。
参加者は皆熱心に聞き入り、質問も活発にされ、とても有意義であることが実感できた講習会となりました。
苗の配布から数年が経過した中で、組合員の幼木の一部には鹿の食害等により生育不良の樹も目立つようになってきたため、農業普及・振興課では、苗の増殖技術対策として、3月、5月に接木講習会の開催を予定し、将来的な生産量の安定確保を備えていきたいと考えています。

2021年2月

ジョイント仕立ての模式図
せん定講習会の様子

ナシジョイント仕立て樹せん定講習会開催

球磨地域では、ナシのジョイント仕立て栽培に2012年から取り組み始め、現在9戸約130aで栽培されています。ジョイント仕立ては、従来の整枝法に比べ樹形が単純で、作業動線が直線化し栽培管理の簡易化・効率化を図ることのできる仕立て方法です。一部の園で、側枝(果実をならせるための枝)の更新遅れや配置数の過剰傾向がみられたため、JA熊本果実連の技術員を講師に招き、ナシ生産者を対象としたナシジョイント仕立て樹のせん定講習会を令和3年1月13日に錦町で開催しました。
講習会には、生産者15名の参加があり、講師のせん定を見ながら側枝の適正配置や更新用枝の育成方法等を確認した後、実際にせん定を行いました。参加者は、側枝の配置に悩むことが無く、短時間でせん定が終わることを実感できたようです。
管内では、ナシ以外でジョイント仕立て導入を考える青年農業者もおり、省力栽培への意識が強くなってきています。せん定が難しいイメージがあるナシ栽培ですが、単純な樹形の導入を進め、産地活性化を図っていく予定です。

【ナシのジョイント仕立て】主枝を1本として先端部を水平に誘引し、隣接樹の主枝基部と接木することによりナシ樹を連続的に連結する仕立て法

2021年2月

ジビエ☆ファ―ム(猪等処理加工施設)
櫻田氏のスナップエンドウハウス

球磨地方青年農業者クラブ先進地視察研修の実施

球磨地方青年農業者クラブには現在11名のクラブ員が所属しており、キュウリ、メロン、桃、梨、茶、ミシマサイコ等の多様な作物を栽培しています。
毎年、クラブ員の技術研鑽のために先進地視察研修を行っていますが、今年度はコロナの影響もあり、やむなく参加者は3人のクラブ員と普及指導員に絞らせてもらい、宇城市、天草市、苓北町へ研修に行きました。
宇城市では宮川洋蘭での六次産業化や、くまもと農家ハンターの取組みを、宮川将人氏に解説していただきました。
天草市では、天草地方青年農業者クラブの櫻田聖弥氏のスナップエンドウのハウスを視察し、キュウリとの複合経営や栽培方法について解説していただきました。
苓北町では、元天草地方青年農業者クラブの田島健司氏のレタス圃場を視察し、地域でのGAPの取組みや、生分解性マルチの活用等について学びました。
クラブ員は、視察で大きな刺激を受け、視察後「自分のところでも学んだことを取り入れてみよう」と担当普及員に話していました。球磨農業普及・振興課はクラブ員の経営力向上に向けこれからも支援していきます。

2021年1月

現地検討会の様子
ほ場巡回の様子

トルコギキョウ現地検討会開催

熊本県は、トルコギキョウの作付面積・出荷本数ともに全国2位の産地です。球磨管内では現在11名の生産者が年内に出荷する抑制作型(8月定植)と3~5月に出荷する促成作型(10月定植)に取り組んでいます。12月は、温度管理、電照処理、病害虫防除等が重要な時期となるため、12月10日に、JAくま及び農研センターと連携して現地検討会を開催しました。
現地検討会では、今後の気象情報や病害虫防除について当課から説明し、次いで、これまで得られた研究成果を基に、農研センターから今後の温度管理や電照の利用方法について説明を行いました。その後、各生産者のほ場を巡回し、今後の管理について活発な議論が交わされました。
当課では、今後も管理のポイントとなる時期に現地検討会や講習会を開催し、高品質なトルコギキョウが生産できるよう指導していきます。

※電照処理・・・トルコギキョウは長日植物であり、短日条件となる冬期の栽培ではブラスチング(蕾の壊死)や開花遅延等が発生するため、白熱電球を用いた電照処理を行い、これらの発生を軽減させている。 

2021年1月

『一勝地梨』せん定基礎講習会開催

球磨村毎床集落において、一勝地果実協同組合と連携してナシ生産経験の浅い人を対象としたせん定基礎講習会を開催しました。
毎床集落のナシは、100年を超える歴史があり一勝地梨として知られていますが、生産者の高齢化や兼業農家の増加により担い手の減少が進みつつあります。そこで、高齢化した親世代を補佐している他産業に従事する子世代等に対し栽培技術支援の一環として講習会を行いました。
講習会には、予定していた1.5倍にあたる23名の参加があり、枝や花芽の名称、枝の切りかた(切る位置や角度)の説明をしながらせん定実演を行ったところ、「以前、講習会に参加したことはあるが、単語がわからないため理解できないと言えないでいた。基本的なことが理解できたので、さらに学習してせん定技術を向上させたい。」との声が多数寄せられました。
歴史ある産地を継続発展させるため、引き続き、生産者が技術習得できるよう支援を行っていく予定です。

2021年1月

発表の様子
抱負を語る針馬さん

令和2年度球磨地方青年農業者会議開催!

球磨地方青年農業者クラブは、現在11名の農業者が所属しており、クラブ員は自分の経営を改善するプロジェクト活動に日々取り組んでいます。
令和2年(2020年)12月9日に、意見発表とプロジェクト発表の場として球磨地方青年農業者会議が開催され、4Hクラブ員は農業経営への思いや、課題解決の成果を披露しました。
審査の結果、意見発表では球磨村の恵良海斗さん(19歳)、プロジェクト発表では多良木町の針馬伸弥さん(25歳)がそれぞれ秀賞に選ばれました。恵良さんは、就農のきっかけや、今年就農してから感じたこと等を、また、針馬さんはアンデスメロンの二番果の交配時期による玉肥大への影響の試験に取り組み、一番果の交配から20日後が最も良かったことを報告しました。
秀賞に選ばれたお二人を含め球磨地域から選出された7人は、令和3年(2021年)2月10日に開催される熊本県青年農業者会議で発表します。

アーカイブ

エリアカテゴリ