球磨地域振興局内防疫研修会の開催
球磨管内での高病原性鳥インフルエンザの発生は、平成26年に相良村及び多良木町で発生して以降、確認されていませんが、国内での発生は毎年確認されている状況です。農場で感染が確認されると鶏を全て殺処分する必要があり、加えて、人に感染する可能性がある人獣共通感染症であることから、万が一管内で発生した際には、地域全体で迅速にまん延防止対策を講じる必要があります。
このような状況を踏まえ、当課では、今年度からの新たな取り組みとして、年度当初の異動後に、初動防疫の流れやそれぞれの役割を確認するため、防疫研修会を5月13日に開催しました。また、研修会に参加することが出来なかった職員に対応するため、研修会を録画し視聴できるようにしました。研修会では、初動体制の確認に加え、鳥インフルエンザに係る基礎的な情報について城南家畜保健衛生所と連携して説明しました。
今後は、令和6年度の防疫シーズンに向け、現場での実地及び机上演習を実施していくとともに、鳥インフルエンザ以外の家畜伝染病に対する知識の普及・啓発を行い、万が一管内で家畜伝染病が発生した際に、迅速に初動体制を確立できるよう取り組んでいきます。