茶園の土壌分析を基にした施肥講習会の開催
球磨地域は県内の荒茶生産量の約半分を占める最大の産地であり、現在約182haで栽培がおこなわれています。
JAくま茶部会では、毎年多くの部会員の方が土壌分析を行っていますが、その結果の活用が不十分な状態でした。そこで、その結果を次年度の栽培に活用していただくために、土壌成分が茶の製品品質に与える影響をテーマに講習会を開催しました。
講習会では、土壌に含まれる主要な成分が茶の生育・品質に及ぼす影響や、各成分が適正値から外れていた場合の対策方法、次年度に向けた施肥設計の改良の考え方について説明を行いました。
当日は20名程の生産者の出席があり、講習会後には、分析に用いる土の採取時期に関する質問や、施肥設計の改良について個別に相談があるなど、生産者の関心の高さを感じました。
当課では引き続き、農業革新支援センターやJAと連携して良質な茶の栽培・製造支援に取り組みます。