八代エリア

八代地域は八代市、八代郡を所管しています。県のやや南に位置し、八代海と九州山地との間に位置し、東西に流域を持つ球磨川と氷川等からの土砂の堆積によりできた三角州が基部となり、江戸時代初頭からの干拓事業により形成された西の平野部と、九州山地の脊梁地帯を形成する東の中山間地域からなっています。
平坦地域では、水稲、いぐさ、野菜、花きなどの多彩な作物が生産されており、これらを組み合わせた複合経営や施設野菜(トマト、メロン、イチゴ)の専作経営が行われ、「はちべえトマト」で知られる冬春トマトは、日本一の産地となっています。
近年は、ブロッコリー等の露地野菜の作付面積が年々増加、また、飼料用稲は、農作業受委託組織による組織的な生産により県下有数の作付面積となっています。
中山間地域では、立地条件を活かした農業が営まれ、ショウガ、なし、晩白柚、茶などの産地が形成されています。

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県南広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒866-8555 八代市西片町1660

電話:0965-33-3462

FAX :0965-33-4540

八代エリア普及現地情報

アーカイブ

2021年9月

研修会の様子(全体)
研修会の様子(中央家保)

八代地域鳥インフルエンザ防疫研修会を開催

八代管内における鳥インフルエンザの発生を想定し、緊急連絡体制及び初動防疫対策について再確認することを目的として、去る7月28日、研修会を開催しました。
今回は、防疫業務を担当する新任者等を中心に、県南広域本部職員のほか、九州地方整備局八代河川国道事務所、八代警察署、市町、農業団体、建設業協会などから74名が出席しました。
昨年度は新型コロナウイルスの感染拡大により研修会を中止し2年ぶりの開催となりましたが、関係機関それぞれの役割を確認し連携を強化することができました。
今後、支援センター及び消毒ポイント候補地の現地調査を行い、状況に変化がないかなど、防疫業務の再点検を行います。
なお、11月から始まる鳥インフルエンザ防疫強化月間を前に、別途、防疫演習の機会を設け、現場で実際の動き、流れを確実に学んでいただく予定です。

2021年9月

発表の様子
別会場にて参加した八代4Hクラブ員

九州・沖縄地区青年農業者会議「優秀賞」に輝く

7月14日、15日に九州・沖縄地区青年農業者会議がオンライン形式にて開催され、熊本県代表として出場した八代4Hクラブの水田大地氏が「優秀賞」(プロジェクト部門)を受賞しました。熊本県4Hクラブからプロジェクト部門で入賞者が出るのは4年ぶりで、県下クラブ員のプロジェクト活動への励みとなりました。
また、当日は別会場に八代4Hクラブ員が集まり、各県代表者の発表をオンラインで視聴し、意見交換する場を設けました。参加したクラブ員からは、「刺激を受けた」、「九州大会に挑みたい」等の意見を聞くことができ、プロジェクト活動に対するモチベーション向上に繋がりました。
八代4Hクラブは、昨年の県農業者会議で総合優勝するなど、積極的にプロジェクト活動に取り組んでいます。農業普及・振興課としてもプロジェクト活動を通して、クラブ員の課題発見・解決能力の向上を支援し、次世代を担う若手農業者の育成を図っていきます。

2021年7月

配信会場の様子
画面例

八代の先進農業者ら、オンラインミーティングでコロナ禍の農業情勢を学ぶ

八代地域の普及指導協力委員と農業コンクール参加者(農業経営同友会)で組織される八代地域農業経営者協議会主催で、6月18日、定期総会と併せて、オンライン講演会を県南広域本部から配信しました。
 日本政策金融公庫熊本支店融資第二課長の中村朋広様を招き、「コロナ禍の農業情勢、融資動向、資金調達時の留意点等」と題して、八代の主要産物であるトマトを題材に、生産・価格・販売動向、施設規模別の収益性モデルや今後の展開、融資審査の着眼点等についてご講演頂きました。
(参加者=配信会場4名、オンライン8名、計12名)
オンライン配信は初の試みで、会員がスマホ操作等に戸惑う場面もありましたが、「八代トマトの全国的立ち位置を客観的に把握できた」、「生産性改善への理解が深まった「、「ICTは学びに役立つ」等の声が聞かれました。
本講演会は実験的に実施したものですが、コロナ情勢下においても経営と向き合う機会作りを行っていきたいと考えています。

2021年7月

移植前の操作説明
移植状況

水稲の低コスト・省力化技術を使った試験を氷川町で開始

水稲育苗の低コスト・省力化技術として注目される「高密度播種苗」を使った側条2段施肥について、八代地域での効果的な施肥方法を検討するため、6月26日、氷川町の農家、肥料・機械メーカーやJAやつしろなどの関係者約20名が参加し、移植作業を行いました。  
慣行の育苗では、乾燥籾で約100g/箱の播種量ですが、高密度播種苗では250~300g/箱を播種します。そのため、10aに使用する苗箱数は慣行の半分以下で、育苗の資材や管理労力、苗箱の運搬作業を大幅に削減できます。
試験の実施者である(農)アグリ鹿島は、地域の農地を集積する地域営農法人ですが、水稲の低コスト、省力化が大きな課題となっています。
今回は、高密度播種苗に加え、側条2段施肥と基肥全量施肥の技術を使って、更なる省力化を目指した地域で初めての取組みです。
地元からの期待は高く、今後、本技術を活かした栽培技術が確立でき、地域の水稲経営の安定につながるよう、引き続き支援していきます。

※側条2段施肥:水稲の側条(土中の株元)に、2段階の深さで施肥する技術

2021年7月

摘採の様子
分業での生産工程

分業モデル茶園の初製造!

八代市泉町の今年の茶は生育が例年より1週間程早く進み、摘採も4月12日から始まり1か月間程で終了しました。
泉町の茶農家では、せん枝や施肥、防除などの栽培管理、茶葉の加工・製造、直売や通販などの販売に係る作業を一貫して行っています。そのため、高齢化した農家では、全ての作業を個人で維持することが難しくなっています。
そこで、茶生産の分業体制づくりに向け、実証ほを設けて取り組んでおり、この茶園で初めての摘採を迎えました。実証ほでは、茶生産に必要な作業(※下記図参照)を地域の農家や農作業受託組織で分業し、一つの製品(お茶)をつくる仕組みづくりに取り組んでいます。一部の作業であれば参加できる農家もいるため、地域の共助意識の高まりを期待しています。実際に取り組んだ農家からは、「少しずつみんなが協力することで、産地の維持が出来るかもしれない」という意見が出始めています。
一方、リーダーを始めとする役割分担の明確化や労働力の調整などの課題も見えてきたことから、これらの課題解決を図りながら、継続的な仕組みづくりを関係機関と進めていきます。

2021年7月

農家への戸別訪問の様子
産地表示徹底の説明チラシ

県産畳表の産地表示の徹底に向け、全いぐさ農家の戸別訪問を実施!

県産ブランド畳表の柱の品種「ひのみどり」の育成者権が令和3年6月に消滅し、輸入の差し止めができなくなる中、外国産と区別化する産地表示の重要性が高まっています。
いぐさ農家やい業関係団体、行政で組織する熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会は、これまで農家自らが畳表に独自のQRコード付きタグを付ける産地表示を推進してきました。今回、これを更に推進するため、タグのキャラクターの「くまモン」への変更、1年間に生産される畳表分のタグの準備、農家への協力依頼を決定し、県内の全いぐさ農家366戸を戸別訪問してその周知を行いました。訪問先の農家からは「産地表示は区別化のために必要」等表示の重要性を理解する声が多く聞かれました。 
新しいタグの使用は本年産畳表の出荷が始まる8月頃から順次始まる予定です。産地表示が徹底されれば、外国産「ひのみどり」の畳表が輸入されても、県産「ひのみどり」ブランドの堅持につながることが期待されます。

2021年6月

写真 対策展示ほ検討会(R3.1.28)
写真 第1回作業部会(R3.4.26)

STOP!農作物被害~鳥類被害防止対策連絡協議会設立・始動編~

八代地域では、近年カモ類やオオバン等による農作物被害が急増しており、その対策が喫緊の課題となっています。
そのため、市町やJA等と連携し、対策展示ほの設置・調査・検討などに取り組んでいますが、より効果的に対策を推進するため、3月に「八代地域農産物鳥類被害防止対策連絡協議会」(※)を発足しました。
4月26日には作業部会を開催し、カモ類が飛来(10月下旬)してからの対策では遅いとの共通認識のもと、早期の講習会開催(生産者の対策準備期間を設ける)や、説明資料作成、周知方法、対策予算の確保等について検討を行いました。
引き続き、関係機関と緊密に連携を図りながら、被害低減に向け、あらゆる方策を検討・実施していきます。

(※)協議会メンバー:県南広域本部農業普及・振興課、林務課、八代市、氷川町、JAやつしろ、農業共済組合

2021年6月

写真 総会
写真 プロジェクト検討会

「Make future」八代4HC発進!

4月15日に八代地方青年農業者クラブ連絡協議会(八代4HC)総会が、県南広域本部にて開催されました。
今年度の八代4HCの活動テーマは、「make future」です。コロナ禍で思うような活動ができない状況であるが、私たちの未来、若手農業者の未来、八代農業の未来を作る活動をしていくという意味が込められています。
そのため、令和3年度の活動では、個々のクラブ員の未来のシナリオを描くフューチャーマップ作りや八代農業高校との交流会、ボランティア活動等を計画し、総会で承認されました。
また、総会後にはプロジェクト検討会を開催し、クラブ員が抱える悩みや栽培・経営の課題等について、普及指導員と意見交換を行いました。プロジェクト活動は、クラブ員が思い描く未来と現状の自分を見つめ直し、そのギャップを解消するためにも有効です。検討会は、その未来の自分への道筋を立てる良い機会となりました。
当課では、今後も八代4HCの未来を作る活動を支援するとともに、次世代を担う若手農業者の育成を図っていきます。

2021年5月

花束作成の様子
完成した花束

愛をこめて花束を

熊本県花き協会八代支部とJAやつしろ花部会が共同で、管内の小・中・支援学校の卒業生へ花束を贈りました。
この活動は新型コロナウイルスの感染拡大により、学校生活最後の年のイベントが中止・縮小となり寂しい思いをした児童、生徒の卒業式を少しでも華やかにしたいとの思いから実施に至ったものです。管内の小学校(26校)、中学校(17校)、支援学校(1校)の卒業生に対し卒業式前日に花束を作成し、配布しました。
花束には、地域の魅力発信も兼ねて八代地域で多く栽培されているトルコギキョウ、カラー、スターチスが用いられており、卒業生に地元の花を知ってもらう良い機会になりました。
農業普及・振興課では今後も関係機関と協力して、花の魅力を広める活動を続けることで、需要の増加につなげていきます。また、今回の活動でできた教育機関とのつながりを活かして花育活動を進めていきます。

花育:花や緑に親しみ・育てる機会を通して、子どもたちにやさしさや美しさを感じる気持ちを育む活動

2021年5月

マニュアルを用いた指導
春芽収穫の様子

期待大!アスパラガスの反収向上に向けた講習会の開催

農業普及・振興課は、JAやつしろアスパラガス部会の反収向上に向け栽培管理マニュアルを作成し、2月24日に開催した講習会でマニュアルに基づいた指導を行いました。
今期の出荷はまだ1か月ほどですが、現在生育は順調で、前年比164%の収量が得られています。引き続き安定した収量が得られるよう、講習会では、潅水による湿度管理、ハウスのこまめな開閉による温度管理の徹底について指導しました。また、3月から行う立茎※は、今年の夏芽および次年度の春芽の収量を左右する重要な作業です。そこで、立茎開始のタイミングについても指導し、部会内で統制を図りました。生産者からは「立茎の重要性を痛感しており、今年は親木となる最適な芽の選定に力を入れ、前年より収量を上げたい」といった意欲的な声が聞かれました。
当課は今後もJAと連携しながら栽培管理マニュアルを中心に適期管理を指導し、部会全体の生産技術のレベルアップを図りながら、反収向上を目指していきます。

※立茎…1株当たり4、5本の芽を育てて親木を仕立てる作業。

2021年5月

生育状況確認の様子
室内検討の様子

トマト黄化葉巻病耐病性有望品種の検討

日本一の冬春トマト産地である八代地域では、タバココナジラミが媒介するトマト黄化葉巻病対策が長年の課題となっています。その対策の一つとして耐病性品種の導入が進んでおり、現在では栽培面積の約8割に達しています。
農業普及・振興課ではJA及び市町と連携し、複数の品種に関する特性調査を行い、品質・収量・生育に関するデータを生産者に提供し、導入を進めてきました。
本年も3月18日に今年の調査結果について、生産者をはじめ関係者で共有するためトマト・ミニトマト品種検討会を開催しました。67名(トマト37名、ミニトマト30名)の参加があり、現地ほ場視察や室内検討を行い、品種特性を説明しました。また各品種の試食を行い外観や食味等の品質評価も実施し、次作で現地拡大試験に移る品種を選定しました。
今後も継続して、有望品種の選定に関する調査を実施していきます。

2021年5月

水稲講習会の様子
トラクター、田植え機、コンバインなどを導入

五反田地区、中山間モデル事業の成果を報告!

八代市東陽町にある五反田地区営農改善組合は、3月18日に中山間農業モデル地区支援事業の活動報告会を開催しました。これまで同地区は、3年間モデル事業に取り組んでおり、主力品目であるショウガの根茎腐敗病を低減するための実証展示や、水稲用機械の共同利用の取組みなどを進めてきました。
報告会では、これまでの取組みで成果が見えた部分や残された課題などについて、活発な協議が行われました。
出席した役員からは、「共同のトラクターが2台導入されたので、自分の機械の更新をしなくてよかった。」、「我が家の機械が壊れた時に組合の機械に助けられた。」という声を聞くことができました。
一方、「昨年思うように収量が上がらなかったので、次作の管理のポイントについて知りたい。」という声もあったことから、当課では今後も引き続き水稲管理講習会の開催などの支援により、盛り上がった地域営農への機運を更に高めていきます。

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