熟練の技に学べ!畳表の仕上げ講習会開催!
いぐさ・畳表産地の新たな取り組みとして、去る2月10日にJAやつしろい業部は畳表の加工(仕上げ)講習会を開催し、夫婦での参加など含め約70名が参加しました。
これは、製織後のキズ補修などの仕上げ不良による返品畳表の実態について生産者に知ってもらい、熊本県産畳表のさらなる品質向上を図るため、同部会、JA及び県で企画したものです。
講習会ではまず卸商団体から、返品畳表や消費者から寄せられるクレーム(色が揃っていない、仕上げ時の跡形が残っている、等)に関する講義があり、参加した生産者は興味深く聞き入っていました。
講義終了後は、農林水産大臣賞受賞歴のある生産者4名が講師となり、仕上げ方法の実演と実習を行いました。実習用に製織されたキズ表を素早く丁寧に仕上げていく講師らの熟練の技に、会場内からは感嘆の声が上がっていました。仕上げ作業に携わったことの少ない若い世代の参加者も多く、熱心な質疑応答も行われ、講習会は盛会のうちに終了しました。
今後も当課では、畳表品質と産地信頼度の向上に取り組む生産者自らの取り組みを、関係機関一丸となって支援していきます。