八代エリア

八代地域は八代市、八代郡を所管しています。県のやや南に位置し、八代海と九州山地との間に位置し、東西に流域を持つ球磨川と氷川等からの土砂の堆積によりできた三角州が基部となり、江戸時代初頭からの干拓事業により形成された西の平野部と、九州山地の脊梁地帯を形成する東の中山間地域からなっています。
平坦地域では、水稲、いぐさ、野菜、花きなどの多彩な作物が生産されており、これらを組み合わせた複合経営や施設野菜(トマト、メロン、イチゴ)の専作経営が行われ、「はちべえトマト」で知られる冬春トマトは、日本一の産地となっています。
近年は、ブロッコリー等の露地野菜の作付面積が年々増加、また、飼料用稲は、農作業受委託組織による組織的な生産により県下有数の作付面積となっています。
中山間地域では、立地条件を活かした農業が営まれ、ショウガ、なし、晩白柚、茶などの産地が形成されています。

このエリアに関するお問い合わせはこちら

県南広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒866-8555 八代市西片町1660

電話:0965-33-3462

FAX :0965-33-4540

八代エリア普及現地情報

2022年3月

フラワー・イズ・ビューティフル!

熊本県花き協会八代支部とJAやつしろ花部会が共同で、3月2日に氷川中学校と竜北中学校の卒業生(計102名)と、3月2、3日に八代地域にある3か所の子育て支援センター利用者および先生(計25名)を対象にフラワーアレンジメント教室を行いました。
中学校では、保護者へ渡すアレンジを卒業生に作成してもらいました。相手を想いながら作成したアレンジに、さらに手書きのメッセージカードを添え、日ごろの感謝の気持ちを伝える素敵な贈り物となったと思います。
この活動を通して、生花を扱うことの楽しさや花を贈ることの喜びや良さを体験してもらうことができました。また、アレンジに使った花材は全て八代地域の生産者が栽培した花を用い、地域の魅力を発信することもできました。
子育て支援センターでは、新型コロナウイルスの感染対策として、ZOOMを利用したオンライン形式で開催しました。今回は桃の節句をイメージしたアレンジを作ったことで、生花を扱う楽しさに加えて、季節感を感じてもらうことができる活動となり、参加者からは「これまで生花を扱う機会がなかったけど楽しかった。桃の節句のお祝いをするときに飾ります。」などのコメントがありました。
コロナ禍の花き業界は、業務需要の減少の一方で家庭消費が増加する傾向にあり、当課では、管内の家庭消費拡大を図る取組みとして、これまでも管内在住者を対象としたオンラインアレンジ教室を開催してきました。今後も関係機関と協力して花の魅力を広める活動を続けることで、管内の花き産業を盛り上げていきます。

2022年3月

熟練の生産者による仕上げ技術の講習
当課から適期収穫の必要性を説明

畳表の更なる高品質化に向け、生産者の意識が高まる

JAやつしろい業部は2月9日、畳表の仕上げに関する産地全体の技術向上や若手生産者への技術継承を目的として、生産者35名参加のもと加工講習会を開催しました。
畳表の仕上げは、畳表を織る際に発生した織り傷を修復するために行い、品質を左右する大事な作業です。講習会の上級コースでは、県内トップクラスの技術を持った生産者2名から、様々な織り傷を手早く修復する熟練の技術が披露され、参加者はそれを自分のものにしようと熱心に指導を受けていました。また、初級コースでは、仕上げ道具の扱い方など初歩的な技術をベテラン生産者が丁寧に伝えていました。
併せて当課からは、生産者全戸調査から明らかになった結果を基に、県育成品種「涼風」の適期収穫、深耕・心土破砕・堆肥施用などの土づくりを中心に、良質いぐさ生産のための基本技術について講習しました。
また、産地では2月から3月にかけて、各地域で令和4年産いぐさの現地検討会も開催されています。当課も参加者のほ場を一緒に回りながら、今年の生育状況に応じた栽培管理について検討を重ねており、加工と栽培の両面で生産者の意識が高まってきています。

2022年2月

輸出用晩白柚が積まれたトラックを前に横断幕を持つ関係者

世界にはばたけ!八代特産晩白柚香港向け輸出出発式の開催

八代地域特産で世界最大級の柑橘類である「晩白柚」の香港向け輸出の出発式が、1月6日にJAやつしろ八代果実選果場で開催されました。
中華圏では、黄色く、丸く、大きいものは縁起物とされていることから、晩白柚は贈答用として人気があります。本式典は今年で8回目となり、現地の春節の商戦に向けて2,132玉(L玉:2,100個、3L玉:32個)が出荷されました。
今年産の晩白柚は、天候に恵まれ、生産者の日々の努力により色良し、味良し、外観良しの果実に仕上がっています。八代地域では、これらの果実を3月まで計画的に出荷するとともに、香港での晩白柚フェアやGI登録(R2年3月)等を通して晩白柚の魅力を発信し、国内外への販路拡大・消費拡大を図っています。
農業普及・振興課では、今後とも晩白柚を始めとする柑橘類の生産指導に加え、販路拡大、関係機関の連携強化に努めて参ります。

2022年2月

検討会の様子
簡易暗きょ施工の様子(中央)

収益向上を目指して、地域営農法人での小麦栽培が始まる

氷川町の地域営農法人(6法人)では、法人経営の収益向上のため水田の高度利用に取り組んでおり、当課では、各法人にあった品目の展示ほを設置して、その支援を行っています。
様々な取組みがある中、(農)肥の川南(ひのかわみなみ)では、6法人初となる小麦(14ha)の生産が本作から始まりました。一方、作付けほ場は海岸に近く、地下水位が高いため、長年、水田裏作の栽培で排水対策に苦労してきた地域です。
そこで、当課では農機メーカーの協力を得て昨年11月には、地下に空洞をあける専用機械で簡易暗渠を施行した展示ほを設置し、排水対策を中心に小麦の栽培管理の技術支援を続けています。
今回の小麦導入の取組みは、他法人からの関心も高いことから、生育状況などを情報提供しつつ、無事に収穫が迎えられるよう適期管理を引き続き支援していきます。

2022年2月

現地検討会の様子
現地検討会の様子

STOP!農作物被害~鳥類被害対策現地検討会編~

12月23日に八代地域農産物鳥類被害防止対策連絡協議会(以下協議会)主催による鳥類被害対策現地検討会を開催しました。
協議会では、地域で問題となっているカモ類による農作物被害軽減を図るため、これまで連携会議や講習会の開催、対策チラシの配布等を実施してきました(5月、9月普及現地情報参照)。さらに、12月から1月上旬にかけて対策展示ほを設置し、被害軽減効果の検証を行っています。
現地検討会では、関係機関(市町、JA、農業共済)に加え、各地区の生産者代表を招き、協議会の取組みについての情報を共有するとともに各展示ほの現地確認を行いました。展示ほの内容は、①侵入経路遮断のための水路へのテグス設置、②慣れ防止のための複数の対策組合せ(防鳥テープ、吹き流し、ライト)、③レーザーライトによる追い払い対策で、生産者の関心も高く、活発な意見交換を行うことができました。
今後も当課では、関係機関と緊密に連携を図りながら、展示ほでの被害軽減効果を引き続き検証していくとともに、農作物の被害軽減に向けた取組みを検討・実践していきます。

2022年2月

(見学先)バナナ園内説明
(見学先)ブロッコリーほ場説明

八代地域農業経営者協議会・現地研修会を開催

令和3年12月10日、八代地域の指導農業士及び農業コンクール受賞者で組織される本協議会の研修会が2年ぶりに開催され、会員19名の参加がありました。当課は事務局としてプログラム立案、随行、見学先の説明対応など、研修会全体を指導及び支援しました。
見学先は県農業コンクール受賞者(令和元年度1名・令和2年度2名)で、イチゴ、キャベツ、亜熱帯作物及びブロッコリーのほ場を巡回、それぞれの経営の特色や展望、課題について意見交換を行いました。
見学先の3名のうち2名は4Hクラブ員であり、本協議会会員の平均年齢と比較すると、かなり若い世代です。2人とも若いうちから経営の裁量を任され、創意工夫やチャレンジ精神のある取り組みをされています。会員からも高く評価する声も聞かれ、後進育成の必要性について、改めて認識する場ともなりました。会員から見学先農業者に対しても、経験をもとに熱心に助言される場面が多く見受けられ、活気ある研修となりました。
農業普及・振興課では、担い手の経営安定と若手農業者への継承が円滑に進むよう、個々の状況に応じた指導・支援を行っていきます。

2022年1月

演習の様子(全体)
現場事務所における全身消毒実演の様子

八代地域鳥インフルエンザ防疫演習を開催

氷川町内での鳥インフルエンザ発生を想定し、防疫措置に係る初動業務の内容と手順を確認するとともに、支援体制の強化を目的として、去る10月26日、氷川町竜翔センターにおいて演習を開催しました。
今回は、地域支援対策本部長である県南広域本部長をトップに、広域本部職員のほか、中央家畜保健衛生所、九州地方整備局熊本河川国道事務所八代維持出張所、八代警察署、市町、農業団体などから83名が参加しました。
鳥インフルエンザ発生時の防疫措置の流れ及び支援対策本部の動きについて中央家畜保健衛生所と県南広域本部から説明した後、支援センター運営の模擬演習を行い、さらに屋外に場所を移して、現場事務所及び消毒ポイントの運営模擬演習を行いました。
野鳥の飛来が本格化しており、鳥インフルエンザの防疫強化のため、当地域では関係機関と連携を密にし、万が一の事態に備えます。

2022年1月

講習会の様子
移植機の実演

いぐさカセット式移植機の円滑な導入に向け、講習会を開催!

いぐさ植付作業の省力化を望む生産者の要望を受け再生産が決まった88台のいぐさカセット式移植機のうち、本年度分の66台が生産者に引き渡されました。
引き渡しに当たって、植付作業が円滑にできるように、11月5日、農業研究センターアグリシステム総合研究所において、JA熊本経済連主催でいぐさカセット式移植機導入者講習会が開催されました。講習会は、コロナ禍の中、三密を避けるため午前午後の2回に分けて開催され、宇城・八代地域合わせて生産者約70名が参加しました。農業普及・振興課からは「カセット式いぐさ移植機による植付作業の注意点」として苗づくりから植付作業の要点を説明しました。その後、農機メーカーにより移植機の取扱説明や苗処理・移植作業の実演が行われ、参加した生産者は説明を熱心に聞いていました。
本年のいぐさの植付作業は、例年どおり11月上旬から始まりました。天候に恵まれ順調に進んでおり、今後12月中旬ごろまで続きます。

2022年1月

新規就農者の自己紹介
激励会後の座談会

八代地方新規就農者激励会を開催

令和3年11月15日、桜十字ホールやつしろで新規就農者激励会を開催し、新規就農者11名及び関係機関等から27名の参加がありました。
コロナ感染拡大防止のため広めの会場を確保し、新規就農者による自己紹介、当課からの就農動向と様々な支援制度の説明、4Hクラブ活動紹介、先輩農業者(宮崎修太氏(元4Hクラブ県連会長、平成27年度農業コンクール新人王部門秀賞受賞、ミニトマト経営)による事例発表と、就農者との座談会を行いました。
八代地方4Hクラブ会長の清田一生氏からは、日頃のクラブ活動紹介に加えて、様々な困難が伴う農業という仕事に誇りを抱いて欲しいという事と、仲間づくりの重要性を語っていただきました。宮崎修太氏からは就農当時から現在までの経緯と、自社ブランド「宝石とまと」の取り組みの他、今後の抱負について語って頂きました。
激励会後の座談会では、新規就農者より、日々の農作業の感想から経営主(=父親)との距離の取り方や悩みなど、様々な意見が聞かれました。先輩農業者となる宮崎氏、清田氏からも、経験談をもとに熱心に助言をいただき、活気ある会合となりました。
今後、当課は4Hクラブ及び関係機関と協力しながら、早期の就農者の定着や経営安定に向け、個々の状況に応じた指導・支援を行っていきます。

2021年12月

い草・い製品品評会表彰式(10月20日)
入賞品展示(10月17日)

生産技術の高さを競う!熊本県い業大会開催~県産畳表の更なる高品質化を目指して~

令和3年産いぐさ・畳表の品質を競う「第47回 熊本県い業大会」が10月1日~17日にかけて開催されました。
本年は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、受賞式典を縮小する等例年と異なる運営となりましたが、八代・宇城地域からい草の部124点、い製品の部109点、計233点と多数の出品がありました。厳正なる審査の結果、農林水産大臣賞等の特別賞14点を含む90点が表彰されました。
受賞した原草や畳表はいずれも素晴らしい品質のものであり、県産畳表の品質の高さを生産・販売関係者が改めて認識する機会となりました。本大会を契機に生産意欲が高まり、来年もなお一層高品質ないぐさ・畳表の生産につながることが期待されます。
現地では、令和4年産に向けたいぐさの植付けが11月から始まります。当課では、生産者の意欲の高まりに応えるべく、また県産畳表の更なる品質向上・安定化を図るため、関係機関と連携しながら生産者への支援を行っていきます。

2021年12月

作付直前ほ場の確認
収穫前ショウガの評価

氷川町で新規就農者向け現地指導会

八代地域は、国の農業次世代人材投資事業を活用して新規就農者の育成確保に取り組んでおり、県南広域本部農業普及・振興課も、専門課題に位置付けて指導及び支援をおこなっています。
氷川町は10月4日・6日・7日の3日間、町が依頼する評価委員(JA、農業委員8名、指導農業士2名、県就農支援アドバイザー)と協力し、就農者16組・20名を対象に、経営状況確認と営農指導を目的としたほ場訪問を実施しました(露地野菜10、施設野菜2、果樹4)。
県農業普及・振興課は町と連携して個別指導にあたる他、事業主体の氷川町に対し、現地で各評価委員から寄せられた意見の集約や制度運用面での助言、事後指導に向けての課題提起を行いました。
就農者の経営課題は様々ですが、概ね、適期作業・防除、労力の確保及びその配分、並びに技術不足に関する指導が中心となりました。
農業次世代人材投資事業と旧青年就農給付金制度は9年目となり、給付金交付終了後によい成績を残す担い手もあれば、病害等で十分な収穫量・売上を確保できていない者も見受けられており、中にはセーフティ資金等で経営の再起を図る者もおります。当課は引き続き、個々の事情に応じた指導を行い、新規就農者からの卒業と経営の安定が図られるよう、支援して参ります。

2021年11月

県農業コンクール秀賞授与の様子
ラッピングトラックの出発式

生姜の里の歩み

「生姜部会発足50周年」及び「やつしろ生姜GI登録」記念式典が9月18日(土)、JAやつしろ生姜選果場で開催されました。
式典では、昨年の県農業コンクールで秀賞(地域農力部門)を受賞したJAやつしろ生姜「貯蔵・予冷」施設利用組合への表彰状授与式と地理的表示登録証(八代生姜)の授与式が執り行われました。また、生姜産地の歩みや地域を挙げた特徴的な取り組みとして、「貯蔵・予冷」を核としたパック・袋詰めした水洗い生姜を周年販売していること、ほ場ごとの病害虫の発生状況をデータ管理し、産地全体の品質向上につなげていること等について紹介がありました。参加者及びオンラインで視聴した市場関係者への良いPRとなるものでした。また、八代生姜を宣伝するラッピングトラックの出発式も併せて行われました。当課ではこれからも生姜の里としての持続・発展に向けて、関係機関と協働して生産安定に向けた各種支援活動を続けていきます。
なお、8月中旬の大雨で一部のほ場では、土砂の流入等による被害とともに、長時間の浸水による病気の発生が懸念されるため、防除や土壌消毒の徹底など、引き続き農協と連携しながら病害の拡大防止に努めて参ります。

もっと過去の普及現地情報についてはアーカイブで年を選択してください。

エリアカテゴリ