八代エリア

八代地域は八代市、八代郡を所管しています。県のやや南に位置し、八代海と九州山地との間に位置し、東西に流域を持つ球磨川と氷川等からの土砂の堆積によりできた三角州が基部となり、江戸時代初頭からの干拓事業により形成された西の平野部と、九州山地の脊梁地帯を形成する東の中山間地域からなっています。
平坦地域では、水稲、いぐさ、野菜、花きなどの多彩な作物が生産されており、これらを組み合わせた複合経営や施設野菜(トマト、メロン、イチゴ)の専作経営が行われ、「はちべえトマト」で知られる冬春トマトは、日本一の産地となっています。
近年は、ブロッコリー等の露地野菜の作付面積が年々増加、また、飼料用稲は、農作業受委託組織による組織的な生産により県下有数の作付面積となっています。
中山間地域では、立地条件を活かした農業が営まれ、ショウガ、なし、晩白柚、茶などの産地が形成されています。

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県南広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒866-8555 八代市西片町1660

電話:0965-33-3462

FAX :0965-33-4540

八代エリア普及現地情報

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2020年12月

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新型カセット式移植機現地お披露目会(11月28日八代市千丁町)
新型カセット式移植機現地お披露目会(11月28日八代市千丁町)

いぐさ産地希望の光!新型カセット式移植機が順調に稼働!

八代・宇城地域では現在、令和3年産に向けたいぐさの植付作業が、寒空の下で順調に進んでいます。
いぐさの植付けは、手植え、機械移植(ポット式、カセット式)の3種類があり、このうちカセット式移植は約4割を占めています。
カセット式移植機は、高齢化や担い手減少が進む産地にとって欠かすことのできない重要な生産機械ですが、産地の縮小に伴って生産が中止されたため、地元ではその生産再開が長年切望されてきたところです。
その様な中、本年11月、「日本一の産地を守りたい」という地元の熱い想いがついに実を結び、新型カセット式移植機22台がメーカーによって再生産され、生産者のもとに導入されました。
これを記念して、生産者・関係者約60人の参集のもと、現地お披露目会が開催され、式典後は生産者代表による植付作業の実演が行われました。出席者は、動き出す移植機を笑顔で見守りながら、再生産の喜びと今後の産地振興への期待に胸を膨らませていました。
当課では、産地の生産性・品質向上と生産者所得の向上を目指し、今後も関係機関一丸となって支援を行っていきます。

2020年12月

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金賞(農林水産大臣賞)を受賞したトルコギキョウ(写真中央、品種:ラビア―ジュ)
生産者の立川幸誉氏とトルコギキョウ栽培ほ場

金賞・銀賞・銅賞 八代地域のトルコギキョウが品評会で咲き誇る

11月16~18日の3日間、令和2年度熊本県花き品評会が熊本テルサで開催され、県内の花き産地から168点(うち八代地域からはトルコギキョウ30点、キク1点)の出品がありました。その結果、当地域のトルコギキョウがみごと最高賞である金賞(農林水産大臣賞)を受賞し、その他銀賞3点、銅賞1点にも入選しました。
金賞(農林水産大臣賞)を受賞した立川幸誉氏(氷川町)は、「自分は花が好きで、子供を育てるような感覚でトルコギキョウに接している。きれいな花が咲くと立派に育ってくれてうれしいという気持ちになる。」とコメントしていました。
八代地域では、品質の高い花きの安定生産に向けて地域一体となって取り組んでおり、今後も当課では、土づくりや病害虫対策、試験成果の普及を進めていきます。
今年は新型コロナウイルス感染症の広がりでイベントが減り、外で花に接する機会も減っていますが、おうち時間で自分好みの花を楽しんでみませんか。

2020年12月

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OBからの講話の様子
現役クラブ員との意見交換の様子

OBの先輩にお悩み相談!4Hクラブ経営座談会を開催!

八代地方青年農業者クラブ(4Hクラブ)は、我が家の経営に悩みを抱えるクラブ員のため、当課と連携して10月27日にOBを招いて「経営座談会」を開催しました。
3名のOBからの経営内容紹介の後、参加者全員で意見交換を行いました。発表を聞いたクラブ員からは自分の経営に関する相談が相次ぎ、「身近な立場の先輩なので身になるアドバイスがもらえた」、「人に相談しにくい悩みを打ち明けることが出来た」など、今回の座談会を評価する多くの感想が寄せられました。
また、本年度はコロナ禍で新規就農者激励会が開催できなかったため、当課の呼びかけで2名の新規就農者が座談会に出席しましたが、貴重な意見交換と人脈づくりの場になったようです。
当課では、今後もこの様な取組みを継続して支援することで、八代地方における若い担い手のネットワークづくりに貢献していきます。

2020年11月

左:設営・運営演習で防疫服の着衣手順を確認。
右:ワークショップで課題を整理。

八代地域鳥インフルエンザ防疫演習を開催

熊本県県南広域本部は、10月28日(水)に、鳥インフルエンザ発生時に最も重要となる初動防疫を強化することを目的として、令和2年度(2020年度)八代地域鳥インフルエンザ防疫演習を開催しました。
今回は、新型コロナウイルス感染症の感染防止のため、対象者を「簡易検査陽性時点(疑い事例の発生)」から「遺伝子検査陽性時点(疑似患畜確定)」までの9時間に動員予定の人員に絞っての開催とし、県南広域本部職員のほか、市町、関係団体職員など約60名が出席しました。
はじめに、県南広域本部農業普及・振興課から鳥インフルエンザ発生時の防疫措置の流れについて説明し、その後、鳥インフルエンザ発生時に設置される「八代地域支援対策本部」の班・係ごとに分かれて分科会を行いました。
分科会では、まず、設置・運営の演習などを行ったあと、ワークショップ形式で、作業をとおして浮かんだ疑問点や改善が必要な点などを討議しました。実際に作業を行ったことで、今後の改善につながる実践的な意見が多く出されました。
農業普及・振興課では、今回得られた意見をもとに、地域版マニュアルの改善等を進め、万一の発生時に迅速な初動防疫が行えるよう努めて参ります。

2020年11月

機械実演会の様子
軽トラックへの積み下ろし

茶強化月間!機械実演会・勉強会など開催

10月22日に八代市泉町において、茶園管理の省力化を図る目的で、当課主催の軽量型管理機1)の実演会を開催しました。この管理機を使えば、人手が必要だった作業を1人で賄うことができるため、労働力不足の中山間地域での活用が期待されています。
実演会では11人の生産者を対象に、メーカーから機械の操作説明を受けた後、可搬型作業機2)の取り付けや軽トラックへの積み下ろしなど、実際の作業を体験してもらいました。参加した農家の方からは、「一緒に作業をする人も高齢化して、お茶を続けることが難しくなっていた。1人で作業ができるのは助かる。」との声が聞かれました。
10月は次作の収量や品質を高めるための大切な時期であり、茶強化月間として、実演会の他にも次作に向けた秋整枝の講習会や今後の販売方法を考える勉強会も、複数回にわたり開催しています。特に勉強会では、販売での課題や対策、他の地域の取組を取り入れられるかなど、意見交換が活発に行われました。
産地では、労動力の不足、需要の低下やコロナ禍での販売に苦戦しているところであり、省力化機械の導入、高品質な茶生産や、新たな販路開拓ができるよう今後も引き続き支援をしていきます。
1) 軽量型管理機:可搬型の機械の取り付けと軽トラックへの搭載が可能な自走式の機械。
2) 可搬型作業機:2人が畝の両側から持ち、作業(せん定)を行う歩行型の機械。

2020年11月

第46回熊本県い業大会 い草・い製品品評会表彰式(10月16日)

コロナに負けない高品質に更なる意欲!熊本県い業大会開催

令和2年産いぐさ・畳表の品質を競う「第46回 熊本県い業大会」が、令和2年10月1日~18日にかけて開催されました。
大会の柱となるい草・い製品品評会へは、八代・宇城地域からい草の部122点、い製品の部108点、計230点の出品があり、厳正な審査の結果、大会会長賞90点(うち農林水産大臣賞2点)が表彰を受けました。
本年は新型コロナウイルスや7月豪雨など、生産・販売面で様々な困難に直面しましたが、受賞した原草や畳表はいずれも素晴らしい品質のものであり、生産者の技術力、県産品の品質の高さを生産・販売関係者に改めて認識させる機会となりました。
現地では、令和3年産に向けたいぐさの植え付け作業が11月から始まりますが、本大会を契機に生産意欲が高まり、来年も一層高品質ないぐさ・畳表の生産が期待されます。
当課では、生産者の意欲の高まりに応えるべく、また県産畳表のさらなる品質向上・安定化を図るため、関係機関と連携しながら生産者への指導・支援を行っていきます。

2020年10月

設立総会の様子

特定技能で労働力不足解消~八代地域農業外国人材受入協議会を設立~

八代地域農業協同組合(以下、「JA」という)は、生産現場や選果場等での労働力不足を解消するため、去る9月30日に特定技能外国人材の受入れ体制構築と地域での共生社会の実現を目的とした八代地域農業外国人材受入協議会を設立しました。
当協議会は、県、市、JAで構成され、今年度は農産園芸課の事業を活用して外国人材への日本語講習や地域住民との交流等、生活支援の取組みを計画しています。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い、9月から選果場で雇用予定だった外国人材9名が入国できていないことから、事業計画の見直しも視野に入れながらの活動になります。
当地域では、トマトや露地野菜を中心に外国人技能実習生の受入れによる労働力確保がすでに定着していますが、今回の特定技能外国人材の受入れは更なる雇用安定に向けた一手になると考えています。
当課では、引き続き現場の声を関係課へつなぐとともに、関係機関と連携して必要に応じた対応を行っていきます。

2020年10月

写真1 五反田地区での管理講習会
写真2 鶴喰地区での収穫の様子

秋の実り!中山間モデル地区の成果に手応え!!

八代市の中山間モデル地区である坂本町鶴喰地区及び東陽町五反田地区では、9月下旬から待ちに待った稲刈りが始まっています。今年度は、両地区ともに昨年大発生したトビイロウンカによる坪枯被害の発生はなく、大幅に収量が向上しています。
これまで両地区では生産者の高齢化や機械の老朽化等による生産力の低下という問題を抱えていたため、中山間モデル地区支援事業等により機械設備を強化しながら、水稲の生産技術の底上げを続けてきました。特にコストと労力を要する育苗から田植えまでは、新たに展示ほの設置や現地検討会等を通して、省力・低コスト生産や病害虫防除に関する指導を行ってきました。その結果、生産者からは「今さら人に聞けない基礎的な部分を再確認できて勉強になった」と一連の指導の効果を実感する声を聞くことが出来ました。
当課では今後も関係機関と連携し、今年の成果が定着し、さらに他地区にも普及できるように中山間地域の水稲生産の省力・低コスト生産及び増収・高品質化に向けた支援を行っていきます。

2020年10月

現地検討会資料の一部
ほ場の状況

栽培技術向上、トマト・ミニトマト現地検討会

令和2年(2020年)9月8日~9月27日に、JAやつしろ営農部と県南農業普及・振興課が共催し、管内35カ所で共販生産者を対象にトマト・ミニトマト現地検討会を実施しました。
現地検討会では、生産者一人一人のほ場を出席者全員で巡回し、生育初期の栽培管理や病害虫対策、適正な農薬使用等について意見交換や助言を行いました。
生産者からは「我が家以外のほ場を見ていい勉強になった」「初期の草勢をもっと良くするため、手入れを行う順番を検討したい」「最新の農薬登録に関する情報を家族とも共有し適正使用に努めたい」などの意見をいただきました。
この現地検討会は、経験の浅い生産者にとっては「作物の生理や基本技術を学ぶ」機会に、ベテランの生産者にとっては「基本技術の確認や新しい技術の収集を行う」機会になっており、生産者の栽培技術を向上させ、産地の底上げを図るため、今後もこの活動を続けていきたいと思います。

2020年10月

金賞を受賞した果実
品評会の様子

味良し! 色良し! 見栄え良し!「新高」梨果実品評会の開催

9月18日に、JAやつしろ竜北果樹部会主催による新高梨果実品評会が「道の駅竜北」で開催されました。
この品評会は、100年以上の歴史をもつ吉野梨のPRと生産者の栽培技術向上を目的に、同部会が毎年開催しているものです。
今年は、暖冬による開花異常や台風の接近により開催が危ぶまれましたが、生産者の技術力と生産努力により無事開催され、計28点が出品されました。
果実審査は、果形の揃いや果実糖度、みつ症発生の有無など5項目について、部会役員や果実連、県・市町担当者等により厳正に行われました。出品された果実はどれも果形が良く、夏場の少雨と日照時間の長さによる糖度の高さが、特に際立ちました。審査の結果、金賞1名の他、5名の入賞者が選ばれ、入賞果実は「道の駅竜北」に展示され、訪れる人々への良いPRになりました。
今年産のナシの出荷は、ほぼ終了し、出荷数量は前年比73%とやや少ない年になる見込みです。今後も当課では、JAなどの関係機関と連携して、生産・出荷の分析を行い、高品質・安定生産支援を進めていきます。

2020年10月

管内鳥獣被害マップ(H30年)
会議の様子

STOP!農作物被害~八代地域農作物鳥獣被害対策会議の開催~

八代地域は、野生鳥獣による農作物被害額がH27年から4年連続で県内ワースト1位となっており、毎年甚大な被害が発生しています。(H30年度被害額:105,406千円)
これまでに、中山間地域ではシカ、イノシシ対策として、侵入防止柵や電気柵の設置などを地域ぐるみで進め、獣害被害は減少してきました。しかし、平坦部では、露地野菜を中心にカモ類の被害額が増加傾向にあり、その対策が喫緊の課題となっています。
そこで、市町やJAなどの関係機関との情報共有及び今後の対策検討のために八代地域農作物鳥獣被害対策会議を8月20日に開催しました。
会議では、地区別の被害状況を「見える化」した鳥獣被害マップや管内地図を用いて意見交換を行い、特に被害が大きい地域の洗い出しを行いました。また、今年度の対策として、八代市及び氷川町に鳥獣被害対策展示ほを設置し、①被害軽減効果の検証、②鳥類の生態把握、③生産者への対策周知に取り組んでいくこととなりました。
今後も、産地の農作物を野生鳥獣から守り、生産者が安定した農業収入を確保できるよう関係機関と連携して鳥獣害対策に取り組んでいきます。

2020年10月

収穫前のほ場で現地検討会を開催
上益城地域に視察に行った際、現地農協職員から説明を受けている様子

ホオズキの産地を目指して

標高が高い泉地域においては、冷涼な気候を活かして8月のお盆に向けた観賞用ホオズキの産地化に2年前から取り組んでいます。今年は約5aを6名(泉西部:4名、五家荘:2名)で栽培しています。8月上旬に収穫期を迎え、丈が高く、大ぶりな実をいくつも付けた高品質なホオズキを前年より20%増の本数出荷することができました。
生産者からは「品質の高いホオズキが収穫できて、自信がついた」との声が聞かれ、次期作では半数にあたる3名の生産者が面積の拡大を計画しています。また、生産者が新規栽培者を募る活動を行っており、興味を持った人がすぐに栽培できるよう8月下旬の播種では多めにまいています。
現在の重点事項は栽培技術の習得であり、これまでも現地検討会や鹿本、上益城地域への先進地研修を実施してきました。今後は、栽培技術に加えて、販路についても関係者で協議を進め、泉地域におけるホオズキの産地化とともにブランドの確立を目指していきます。

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