東陽町のサンショウ産地化を目指して ~中山間地域における新たな高収益作物の導入・定着支援~
八代地域では、中山間地域における高収益作物として、サンショウの作付が拡大しており、八代市東陽町では、今年度新たに「東陽山椒部会」(生産者8名)が設立され、農産園芸課の補助事業を活用して2月下旬に110本(約11a)の苗定植が行われることとなっています。
サンショウは、収穫物が軽量で年間の作業時間も少ないことから、高齢者でも取り組みやすい作物ですが、苗は乾燥・湿害・寒害に非常に弱いため、ほ場の選定や土づくり、定植時の管理が重要です。また、部会員のほとんどが初めてサンショウ栽培に取り組むことから、当課では、新規生産者のサンショウ定着を目的に、定植技術講習会と、管内先進地である泉町の3年目の優良園において現地研修会を開催しました。
部会員からは活発に質問が飛び交い、定植前後の管理技術について理解が深まるとともに、隣町である泉町の生産者と繋がりができたことで、中山間地域全体で協力しながら所得向上に取り組む機運の高まりが感じられました。
当課では、関係機関と連携し、今後も中山間地域の収益の柱となる新規作物の導入・定着に向けた活動を行っていきます。