八代エリア

八代地域は八代市、八代郡を所管しています。県のやや南に位置し、八代海と九州山地との間に位置し、東西に流域を持つ球磨川と氷川等からの土砂の堆積によりできた三角州が基部となり、江戸時代初頭からの干拓事業により形成された西の平野部と、九州山地の脊梁地帯を形成する東の中山間地域からなっています。
平坦地域では、水稲、いぐさ、野菜、花きなどの多彩な作物が生産されており、これらを組み合わせた複合経営や施設野菜(トマト、メロン、イチゴ)の専作経営が行われ、「はちべえトマト」で知られる冬春トマトは、日本一の産地となっています。
近年は、ブロッコリー等の露地野菜の作付面積が年々増加、また、飼料用稲は、農作業受委託組織による組織的な生産により県下有数の作付面積となっています。
中山間地域では、立地条件を活かした農業が営まれ、ショウガ、なし、晩白柚、茶などの産地が形成されています。

このエリアに関するお問い合わせはこちら

県南広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒866-8555 八代市西片町1660

電話:0965-33-3462

FAX :0965-33-4540

八代エリア普及現地情報

アーカイブ

2020年2月

説明を受けるクラブ員

八代地方4HC先進地視察研修

八代地方青年農業者クラブでは、六次産業化やGAP等の取り組みについて学ぶため、11月12日~13日に阿蘇地域及び大分県に視察研修に行きました。
阿蘇では、阿蘇地方4HCの「さとう農園」、「下城きのこ園」、及び「井野農菜園」に視察に行きました。同年代の農業者が、加工所運営や農家レストランの整備など高度な取り組みを行っているのを見て、八代のクラブ員も大いに刺激を受けている様子でした。
大分県では、大葉やスプラウトの生産販売、加工食品の製造販売を行っている「植木農園」に視察に行きました。クラブ員からは、「GAPに取り組んで良かったことは?」「加工品を作る上で、注意すべきことは何か?」など積極的に質問がなされ、有意義な研修となりました。
研修後も、クラブ員の六次産業化やGAPの取り組みの支援を行っていきます。

2020年1月

挨拶をする水田会長
プロジェクト発表の様子

八代地方青年農業者会議の開催

12月13日、八代地方4Hクラブ及び農業普及・振興課の主催により、八代地方青年農業者会議が開催され、クラブ員が我が家の農業経営の課題解決に取り組むプロジェクトの発表を行いました。
当日は、各クラブ員が緊張しながらも自らのプロジェクトを堂々と発表し素晴らしい内容となりました。審査員の指導農業士や女性アドバイザーから「発想が素晴らしい。自分たちも参考になる。」といった声が聞かれ、クラブ員も自分達の努力が評価されたことを喜んでいる様子でした。
八代地方4Hクラブは総勢15名が所属しており、今年度はクラブ員の8割がプロジェクト活動に取り組みました。当課ではクラブ員ごとに担当職員を配置し、4月にはプロジェクト検討分科会を開催して我が家の課題の抽出を行いました。さらに、9月には中間検討会を開催しプロジェクトの進捗の確認やフォローアップを行う等、課をあげて活動の支援を行ったところであり、その成果が本番でしっかり発揮できたと思います。
会議後はさっそく、県の農業者会議に向けてパワーポイントの修正や発表練習を行っているクラブ員や、次年度の農業者会議に向けて担当職員と打ち合わせをしているクラブ員もおり、プロジェクトに対する取り組みが活発になっています。次世代の担い手を育成するため農業普及・振興課では、今後も八代地方4Hクラブの活動に対して支援を行っていきます。

2020年1月

農産物ブース来場者
和室・駕籠展示ブース

女子ハンドボール世界選手権大会で八代地域農林産物をPR

11月30日から「女子ハンドボール世界選手権大会」の予選リーグが八代市においても開催され、農業普及・振興課では関係機関・団体と協力して八代地域の農林産物の認知度向上を図るため、ファンゾーン等でのPR活動を行いました。
ファンゾーンの当課のブースでは、トマトや晩白柚等を景品とした輪投げゲームを企画し、5日間で子供から大人まで700名ほどの方々に楽しんでもらいました。
また、八代産の畳表と県産木材を使った和室や駕籠等を展示したブースでは、家族連れや海外からの来場者など多くの方が写真を撮ったり、実際に触れてみたりするなど和の空間に関心をもって観覧されていました。
さらに、大会関係者に対しては、会場内のVIPラウンジにおいて、参加国の国旗を刺繍したいぐさマットをはじめ、タペストリーや椅子など数々のいぐさ工芸品や晩白柚を展示し、何人もの方から「工芸品がほしい。」、「晩白柚を食べてみたい。」といった声をいただきました。
期間中には地元八代管内からも多くの農家が来場されましたが、トマトや晩白柚、いぐさ等に多くの来場者が関心を寄せている光景を見ていただき、県の取り組みに対し、たくさんの「ありがとう」の評価をいただきました。

2020年1月

審査の様子
入賞された松田さん

過去最高順位 県茶品評会茶園の部

県茶品評会茶園の部の八代地域の審査が昨年11月21日に行われ、泉町の5人の方が出品されました。泉町からは松田泰輝さんが三等賞に入賞、八代からの出品では過去最高の順位となりました。審査では生育状況(12項目)・管理状況(11項目)・土壌分析(7項目)の計30 項目を茶業研究所の研究員や農業革新支援センターの専門員が審査します。比較的に均一に管理しやすい乗用型管理機・摘採機を使用されている茶園が多い中で、時間や労力のかかる可搬型を使われている松田さんは大健闘されたのではないかと感じます。
茶園品評会は日ごろの管理の成果を出すだけでなく、審査員の意見や土壌分析を受けて茶園の状況や管理方法を振り返るきっかけにもなります。今後も当課ではいずみ茶の振興のため、高品質生産に向けた栽培管理に取り組んでいきます。

2020年1月

令和元年度第1回いぐさ若手生産者研修会開催

いぐさ普及指導室では、熊本県いぐさ・畳表活性化連絡協議会との共催により、12月17日に八代ホワイトパレスにて、「第1回いぐさ若手生産者研修会」を開催しました。
この研修会は、県内の若手いぐさ生産者に対し幅広い視点からいぐさ経営等を見つめる機会を設けることで農業経営の改善やスキルアップをはかり、産地の担い手育成・意識改革につなげることを目的に、昨年から実施しています。
研修会には宇城・八代地域のいぐさ生産者29名が参加し、株式会社農テラス代表取締役の山下弘幸氏による講演を行いました。
山下氏は、自身の農業人生の中で戦略的に稼ぐ農業経営を確立、さらに「企業農業」で今日を築いた体験を通し、現状を認識して時代の流れを読みとり、それに対応したイノベーションを繰り返していくことの必要性などを話されました。研修会ではこの他に情報発信に関する研修もあり、参加者は熱心に耳を傾けながら、経営改革をしていくことの重要性を認識しました。
いぐさ普及指導室では今後もこのような研修会を開催し、後継者・担い手の育成を図って参ります。

2020年1月

研修の様子

樹園地集積の先進地研修を実施

11月11日、梨を中心とした樹園地の集積に取り組んでいる中大野地区営農改善組合(氷川町)が、佐賀県伊万里市で先進地研修を行いました。
梨の産地である伊万里市では、高齢化と担い手不足に対応するため、関係機関が一体となり毎年団体の総会で計画の見直し等を行いながら地域単位で園地を守っていく「地域リレー方式」に取り組んでいます。
関係者から地域の梨園を守るための組織づくりや集積方法など具体的な事例を交えながら話があり、「まずは産地の将来像を描くことが重要」と力説されました。その後意見交換を行い、組合が目指す今後の方向性や取組みのヒントが得られました。
今後も中大野地区の産地活性化に繋がるよう、生産者をはじめ町やJAなどの関係機関と一丸となって樹園地の集積に取り組んでいきます。

2019年12月

キャベツ収穫支援状況の視察
新規就農者育成施設の視察

大分県にて労働力確保支援及び担い手育成の先進地研修

八代管内は、トマト、露地野菜等全国有数の園芸品目の産地ですが、労働力、担い手の不足は進行しており、選果施設や短期の収穫・管理作業における労働力確保や担い手農家の育成について継続的対策が必要です。
そこで11月13~14日にJA全農おおいたの労働力確保支援の取り組みと豊後大野市及び杵築市の新規就農者育成の取組みを市町、JA関係者と一緒に視察しました。
JA全農おおいたでは、求職者の人材あっせん企業と連携し、都市部の求職者を産地の収穫管理に周年で供給する事業に取り組まれ、年間延べ2万人近い人材を産地に供給していました。(一部は熊本県内にも供給)
また、豊後大野市、杵築市では、就農希望者に対し、研修中の助成や就農後の経営安定化まで一貫した支援体制を整備することで、少数でも定着率の高い担い手育成に取り組まれていました。
視察参加者はJAや市が前面に立った先進的な労働力確保支援や担い手育成の取り組みに大いに触発され、管内に適した支援体制の構築に向けヒントを得た模様でした。
当課では、産地の持続的な成長に向け、重要課題として、労働力確保と担い手育成の両面から支援を継続してまいります。

2019年12月

「(農)高月」での視察研修の様子
「(農)結の里」のタケノコ園視察の様子

五反田地区営農改善組合が先進地視察研修を実施

八代市東陽町の五反田地区は高齢化と人口減少等による課題解決を図るため、中山間モデル事業のモデル地区として活動を続けており、これまでに営農改善組合の立ち上げ農地集積を進めるとともに、共同利用の農業用機械導入などを進めてきました。
その一環として11月28日から29日に、同じ中山間地で農業を営む先進的な組織として、山都町の「農事組合法人高月」、鹿北町の「農事組合法人岳間の杜」、「農事組合法人結の里浦方」の3法人の視察研修を行いました。それぞれの法人は、フットパスによる観光客の誘致、米の契約栽培、観光農園でのタケノコ収穫体験などの独自の取り組みによる集客や収入向上を実現しており、その理念やノウハウについて丁寧に説明をいただきました。
研修を受けた組合員は「同じように中山間地で担い手がいない中でも頑張っている人たちがいることがわかった」と組織化によるメリットを肌で感じた様子でした。
当課では、今後も地域や関係機関と連携しながら五反田地区の課題解決に向けて支援を続けていきます。

2019年12月

「八代特産晩白柚」現地審査風景
「八代生姜」現地審査風景(左:集荷場 右:貯蔵庫)

「八代特産晩白柚」「八代生姜」地理的表示(GI)保護制度現地審査の実施

地理的表示(GI)保護制度の登録に向けた現地審査が、11月15日(金)に「八代特産晩白柚」、11月18日(月)に「八代生姜」について農林水産省により行われました。
現地審査は、栽培ほ場と集荷場及び申請書類の審査が行われました。栽培ほ場と集荷場の審査では、各産品の品質や管理方法などが産地とどのように結びついているかについて多く質問が行われ、JA担当者から地理的、歴史的条件と産品の特性との結び付きについて説明されました。特に、「八代特産晩白柚」の特性である大きさや風味は、球磨川、氷川からの豊富な水と豊かな土壌、八代海に面した温暖な気候や潮風の地理的条件によるもの。また「八代生姜」の特性である肉質の白さは、長年にわたる技術や管理方法の伝承、辛みが少なくまろやかな味とみずみずしさは、段々畑のほ場、凝灰岩に豪を掘った貯蔵庫、きめ細かい管理などに帰せられていることが説明され、審査員の心に刻み付けることができました。今後、申請の公示(3ヶ月)、学識経験者の意見聴取が行われ、きっと登録されるものと確信しています。
注)地理的表示保護制度(GI制度):地理的表示(Geographical Indication)とは農林水産物・食品等の名称で、その名称から当該産品の産地を特定でき、産品の品質等の確立した特性が当該産地と結び付いているということを特定できる名称の表示。GI制度とは、産品の名称を知的財産として保護するための制度。令和元年11月末時点で86の産品登録。

2019年12月

「涼風」栽培加工講習会

いぐさ品種「涼風」の安定生産に向けて

県育成いぐさ品種「涼風」は、令和元年産面積で45%を占めていますが農家間ではいぐさ品質に差があり、「涼風」に適した栽培加工技術の習得と向上を求める声が多い状況です。
いぐさ普及指導室では「涼風」栽培実証展示ほの成績を踏まえ、10月11日にアグリシステム総合研究所にて、いぐさ農家を対象とした「涼風」栽培加工講習会を開催しました。「6月中旬からの収穫技術」と「早期先刈と追肥の組合せ技術」の試験結果から栽培管理の注意点や選別方法等の加工ポイントを説明し、安定生産技術の普及を図りました。
いぐさ普及指導室では今回の結果を踏まえ、令和2年2月から3月に開催される現地検討会を通して更なる安定生産を目指します。

2018年12月

ショウガの作付面積の維持・拡大を目指して

八代地域では、中山間農業モデル地区として三地区が指定されており、当課では各地区農業の活性化を支援しています。その中の一つである八代市五反田地区では、水稲関連機械の共同利用による経費削減と、地域の主力作物であるショウガの栽培拡大を柱に取組みを進めています。
特にショウガは、畑地での高収益作物として、休耕地での作付推進を行っていますが、この様なほ場では根茎腐敗病の発生が問題となっています。そのため、発病ほ場の菌密度を低減する新技術の確立が求められています。
そこで九月に、八代市、JA、生産者と連携して、慣行のクロルピクリン施用に比べ、より深層まで消毒可能な低濃度アルコールによる土壌還元消毒展示ほを設置しました。
今後、菌密度や次作の結果、経費、労力等から当技術の普及性を評価します。

2018年11月

新高梨、台湾へ向け出発

吉野梨の産地である氷川町では平成16年から新高梨の輸出に取り組んでいます。
本年も台湾輸出に向けて8月30日にJAやつしろ吉野選果場で出発式が行われました。台湾では、黄色くて、丸くて、大きいものが縁起物とされており、新高はこの条件にぴったりということで中秋節(旧盆を祝う三大節のひとつ)の贈答期に向けて輸出が行われています。品質が良いことから現地でも好評を得ており、今年は約六千五百ケースが出荷されました。
本年産の新高は、開花が早く、受粉作業がスムーズに進んだことで結実良好でスタートし、台風被害等もなく生育が前進傾向で進み、大玉で品質・食味の良い作柄となっています。
当課では、今後も関係機関と連携して、県南フードバレー構想のひとつである農産物輸出の取り組みを支援していきます。

もっと過去の普及現地情報についてはアーカイブで年を選択してください。

アーカイブ

エリアカテゴリ