上益城エリア

上益城地域は上益城郡を所管しています。熊本県の県央地域に位置し、熊本市に隣接する平坦地から九州山地の山間地まで広がっており、比較的温暖な地域から冷涼な地域まで、地形的にも気象的にも変化に富んだ地域です。平坦地域では米・麦・大豆の土地利用型作物やスイカ、ニラ、スイートコーン等の野菜、カキ、ミカン、クリ等の果樹、トルコギキョウなどの花きが、中山間地域では米のほか、トマト、ピーマン、キャベツ、イチゴなどの野菜、クリ、ブルーベリー、ユズ等の果樹及び茶など多様な品目が生産されています。畜産では酪農、肉用牛、養鶏及び養豚経営が点在し、中山間地域を中心に繁殖牛経営が行われています。

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県央広域本部 上益城地域振興局 農業普及・振興課

〒869-0532 上益城郡御船町辺田見396-1

電話:096-282-3010

FAX :096-282-0303

上益城エリア普及現地情報

2026年8月

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山都町茶品評会 
熊本県茶品評会

山都町茶品評会と熊本県茶品評会で躍進!

6月19日に山都町茶品評会が山都町中央公民館で行われ、町内の茶農家24人から(蒸し製玉緑茶16点、釜炒り茶8点)の24点が出品されました。当課を含め4人が審査員となり、外観、水色、香気、滋味の4つの項目について、合計で200点満点の審査を行いました。今年は霜害も無く天候に恵まれて、品質は水色、香り、味共に良好でした。審査の結果、特に良好なお茶を茶種ごとに1等として選びました。
また、25日には熊本県茶品評会が茶業研究所で行われ、全部で33点出品されました。そのうち上益城管内からは23点(普通煎茶2点、蒸し製玉緑茶7点、釜炒り茶14点)出品されました。普通煎茶の部門では1等、2等と受賞し、蒸し製玉緑茶の部門では3等、釜炒り茶では2等、3等受賞し、山都町が初めての産地賞を受賞するなどの成績を収めました。今後も茶品評会で成績が良くなるように生産者との関係、巡回指導での茶園管理技術の向上に努めて参ります。
農業普及・振興課では関係機関と連携して、これからも生産者に向けた講習会等を通じて茶園管理技術の向上に向けた活動に対し積極的に支援を行っていきます。

2026年8月

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箱詰めされたトマト

夏秋トマトの出荷がはじまりました!

JAかみましきトマト部会は部会員82名、約34haで、山都町の冷涼な気候を生かして夏秋トマトの栽培を行っています。今シーズンの出荷は5月下旬から始まり、6月16日に、生産者、JA関係者、市場担当者及び関係機関が参加し、トマト部会出荷査定会が開催されました。
部会長からは、「他地域と現地検討会などの情報交換を行い、モチベーションを上げていきたい」と意気込みが示されました。また、JAからは令和8年産の販売計画や出荷の体制について共有され、取引市場2社からは、高品質な夏秋トマト出荷への期待とともに、資材価格高騰に対する協力的な発言がなされました。農業普及・振興課からは、本年実施している高温対策展示ほの概要と病害虫発生状況、熱中症・農作業事故に備えた対策について情報提供を行いました。
その後は、生産者が持ち寄ったトマトを実際に確認しながら、果実の大きさ、形状、着色、熟度、傷や裂果の有無、規格ごとの選別方法や箱詰めの状態について確認されました。本格的な出荷を迎えるにあたって、生産者間で品質に対する認識を共有するとともに、市場が求める品質基準を再確認する貴重な機会となりました。
当課では、高温対策や病害虫防除の徹底による、品質安定と収量確保を図るため、現地巡回や栽培指導を行うとともに、生産者や関係機関と連携を図りながら、高品質なトマトの安定生産と有利販売に向けた支援を進めていきます。

2026年8月

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栽培講習会(矢部・御岳地区)
栽培講習会(清和地区)

採種ほ場審査合格率100%を目指して!水稲種子栽培講習会の開催

上益城地域は約110haの水田で県内の水稲種子の約半数を生産している本県有数の種子産地です。農業普及・振興課では、重点課題として水稲種子契約数量の確保と栽培管理技術の向上に取り組んでいます。種子の生産にあたっては、他の品種が混ざらず純正な種子であること、発芽勢がよく特定病害等に罹病していない種子であることが求められます。そのため、生産者には異品種の除去及び基本となる水稲栽培技術を確実に励行してもらう必要があります。そこで、6月22日に上益城地域の種子産地を4つに分け、それぞれの地域を対象に栽培講習会を開催しました。
講習会には、48名の農家が参加し、当課から水管理、施肥、防除、鳥獣害対策等のポイントについて指導を行いました。特に、昨年発生が見られた紋枯病をはじめとした病害虫の対策や、省力化につながる病害虫同時防除剤について説明を行いました。また今回は、農業革新支援センターの松原専門員を講師として招聘し、異品種・雑穂を除去するためにほ場を巡回する際の着目点や特定病害について詳しくご説明いただきました。
農業普及・振興課では、8月から始まる採種ほ場審査に向けて、適切な栽培管理を呼びかけ、採種ほ場審査合格率100%を目指して取り組んでいきます。

2026年8月

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講演会の様子
総会の様子

直売所等における農畜産加工品の販売促進講演会の開催 ~上益城地方畜産物加工・販売連絡協議会研修会の開催~

去る、6月4日に上益城地方農畜産物加工・販売連絡協議会の研修会が、総会と合わせて開催されました。
当協議会は、女性農業者の所得の確保と雇用の創出等を目指して平成9年に設立され、加工グループや個人、ふれあい市等22の組織・個人で構成されており、当課では、運営や研修会の開催などの活動を、設立当初から継続して支援しています。
今回の研修会は、販売促進の勉強をしたいとの会員からの要望を受け、県農業経営・就農支援センターとの共催で、同センターの専門家で販売アドバイザーの茂田花子先生から「直売所等における農畜産加工品の販売促進について」と題した講演が行われました。茂田先生からは、商品力や商品価値の伝え方、地域ブランドの活用など、これからの直売所に求められるお話がありました。
当日は、会員や町、JAなど25名が参加し、参加者からは、「大変ためになった」「商品開発に活かしたい」などの声があり、大変好評でした。
本年度は、視察研修も計画され、県農産物加工食品コンクールへの出品啓発など、会員の一層の活躍に向け、引き続き支援していきます。

2026年8月

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上益城4HCが地域の伝統行事を引き継ぐ ~嘉島西小学校児童に田植えの指導を行いました~

去る、7月7日に上益城地方青年農業者クラブ連絡協議会の地域貢献活動の取組として、クラブ員による小学生への田植え指導が行われました。
この田植えは、嘉島西小学校と周辺農家で30年以上続く伝統行事で、小学生の農業に関する理解醸成を目的としており、4Hクラブ員が引き継いで3年目になります。過去に参加したクラブ員もいる伝統行事です。
梅雨の長雨が一段落し、当日は猛暑日の天気予報が出る中、午前9時に嘉島西小学校の5年生86名と先生方合わせて90名が参加しました。
水田に入った児童たちは、水田の冷たい感触に声をあげながら、クラブ員4名から苗の分け方、植え方を教えてもらい、1株ずつ丁寧に植え付けを行っていました。その間もクラブ員は、田植え綱を張ったり、植え方が分からない児童に対し、個別に説明したり、優しくサポートしていました。最後に田植え機による実演を見せ終了となりました。
今後は、クラブ員が管理を進め、秋に児童とも稲刈りを行い、その後、学校の調理実習などで食べる予定です。
農業普及・振興課では、青年農業者クラブの一層の活躍に向け、引き続き活動を支援していきます。

2026年8月

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アイガモロボの実演
種子センターの見学

米づくりをもっと身近に‼矢部高校で水稲採種・有機農業・ス マ農の出前授業

農業普及・振興課では、重点課題として水稲種子生産における担い手対策として本年度から県立矢部高校との連携に取り組んでいます。矢部高校では水稲に関するカリキュラムが少なく、水稲栽培に触れる機会がほとんどないため、当課から水稲栽培の出前授業を5月25日行いました。また授業と併せて6月4日に、現地研修会を開催(管内5町、2JAで構成される上益城地域農業振興協議会と共催)し、食農科学科1年生11人、3年生3人、担当教諭3人が参加しました。
授業では米の栽培から流通までの流れ、上益城地域の特徴的な取り組みである水稲採種や環境に配慮した米づくり等について説明しました。現地研修会では、最新のスマート農業についての講義、山都町で試験的に導入されているアイガモロボの現地実演、JAかみましきの種子センターの見学を行いました。参加した学生からは、「山都町で水稲採種を行われていると知らなかった」、「将来、農業や農業関連の仕事に関わってみたい」といった声をいただきました。
今回の取り組みにより、地場産業である水稲採種や環境保全型農業への理解が深まり、生徒たちの職業選択の一助となり、将来の担い手となることを期待します。

2026年7月

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防疫研修会の様子

上益城地域家畜伝染病防疫研修会の開催

家畜伝染病が発生すると、畜産農家への影響はもちろんのこと、経済的な影響が大きく、迅速な殺処分等の対応が必要となるため、日頃の備えが重要です。
上益城管内は10戸の養鶏農場と8戸の養豚農家があり、管内で発生した場合は、振興局内の担当者は後方支援に従事し、防疫対策にあたる必要があります。
そのため、5月11日に、人事異動により上益城振興局に新たに配属された方や新規採用職員に向けた上益城地域の家畜伝染病に係る防疫研修会を実施しました。
研修会には、局内全体で44名が参加し、今シーズンの発生状況や家畜防疫対策の基礎的な内容と高病原性および低病原性鳥インフルエンザが発生した場合を想定したタイムスケジュール等を用いて説明を行い、初動対応のイメージを共有しました。
管内での家畜伝染病発生に備えるため、今後は鳥インフルエンザのシーズン前に作業班ごとの研修や支援センターの立ち上げ・実演を含めた家畜防疫演習等を実施し、対策を強化していきます。

2026年7月

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お茶の芽
可搬摘採機による収穫

品評会の上位入賞を目指した摘採指導

上益城管内では、4月下旬から一番茶の摘採が始まりました。山都町茶振興会では町、県、全国の茶品評会での上位入賞を目指し、生産者立会いのもと、町・JA・普及振興課職員が年に数回、茶園を巡回しています。巡回では、肥培管理や病害虫対策について指導し、生産者の疑問や不安に対応しています。
今年の茶は、萌芽は平年並みで、4月上旬の低温により生育は一時抑えられましたが、霜害も無く収量も確保され、良質な茶葉が生産されました。
6月19日には山都町の品評会、6月25日には熊本県の品評会、8月には全国の品評会が予定されています。毎年多くの出品があり、上位入賞を目指して、普段より摘採位置を高くし、良質な芽だけを摘むよう指導しています。また、茶製造にも立ち会い、製造方法や仕上げ調整の技術指導も行っています。
御船町でも出品茶の製造が行われており、こちらは県下初となる玉露部門での全国茶品評会出品を目指しています。収穫・製造について農業革新支援センターと連携しながら指導を進めています。
農業普及・振興課では産地強化の観点から生産段階にとどまらず、関係機関と連携し、今後も消費拡大に向けた活動を積極的に支援していきます。

2026年7月

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連携会議の様子

上益城地域農業振興協議会担い手育成部会第1回連携会議の開催

農業普及・振興課では令和6~9年度の重点課題として「新規就農者の確保・担い手の育成」に向けて取り組んでいます。本年度、1回目となる町・JA・当課による連携会議を6月3日に開催し、令和8年度の重点計画の主な活動内容について、関係者と共有しました。
まず、新規就農者関係として、上益城NewFarmer'smeetup(新規就農者激励会)や新規就農者巡回指導について協議し、新規就農者の良き相談相手となる農業師匠の取組について、本年度拡充したい意向を伝え、関係機関の役割分担等について整理しました。
次に、前年度調査において、認定農業者が大きく減少したことから、更新数の減少と認定新規就農者が認定農業者へ移行していない要因について、各町に背景や今後の対応を含め聞き取りを行いました。
その結果、離農した方は少なく、生産者の高齢化や意欲の低下に伴い基本構想の所得水準に満たないことから、農家は続けるが更新を断念している事例があること、認定新規就農者からの移行が少ないのは規模や所得水準が満たないことが分かりました。
高齢化によって何とか農業は続けるが、どうしても管理できない農地は、保全管理が精一杯で、やがて耕作放棄地になる恐れがあります。当課からは農地を守るため、担い手への集積や第3者継承も念頭に、農家情報の提供と関係機関での共有を依頼しました。
本年度は3回連携会議を計画しており、関係機関一体となって、新規就農者の確保および担い手の育成に取り組んで参ります。

2026年7月

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わぁ~お茶っていい香り!~清和小学校で茶摘み体験~

山都町清和小学校では、児童に地域の魅力に触れ親しんでもらうことを目的に、手摘みや手揉みの体験学習を行っています。今年は1、2年生18名を対象に開催されました。農業普及・振興課では、教育機関と連携し、体験活動を通じたお茶の魅力発信に取り組んでいます。
はじめに、当課からお茶の摘み方や、どの樹が茶の樹か、どの部分の茶葉を摘んでいいのかを説明をし、児童に茶摘みを体験してもらいました。製茶については、山都町で伝統的に作られている「釜炒り茶」を作成しました。摘んだ生葉を大人達が大釜を使って殺青※した後、子供達がゴザの上で揉み、その後中華鍋、ホットプレートで乾燥し、またゴザで揉むことを繰り返しました。子供たちからは「わぁ~いい香りがする」と歓声が上がっていました。出来上がったお茶は早速急須で淹れて飲んだり、生葉をフライで食べたりして皆「おいしい~」と言っていました。
閉会時には、児童から「とても楽しかった」などの感想が寄せられ、一生の思い出となる貴重な体験になったと思われます。農業普及・振興課では、教育機関との連携活動に積極的に支援を行い、お茶の魅力を発信していきます。

※ 殺青とは熱を加える事によって生葉が持っている酸化酵素を死活させること

2026年6月

上益城農業経営同志会総会・研修会の開催

上益城地域は、農業従事者の減少スピードや高齢化の進展が県全体よりも早く、担い手や次代を担う新規就農者の確保・育成が喫緊の課題です。
当課では、地域農業のけん引役として自主的な活動を展開している上益城農業経営同志会(以下「同志会」)を運営面から支援しています。
4月10日、同志会の19経営体(28人)が参加し、通常総会が開催されました。
これまで御船町で総会を開催していましたが、本年度は山都町で開催を提案したところ、参加者が増え盛況となりました。
昨年度の主な取組として、宮崎県で担い手育成関係の先進地視察研修を行った他、8人の会員が、県立農大と熊農高から9人(延べ32日間)の研修生を受け入れ、次世代の担い手育成に寄与しています。
今年度も、会員相互の交流や資質向上に繋がる研修会を開催するとともに、農大生や高校生に農家実習を通じて農業の魅力を発信していく計画です。
また、総会終了後は、令和7年度熊本県農業コンクール大会経営体部門・新人王部門参加者による事例発表があり、経営改善の取り組みについて活発な意見交換が行われました。
当課では、今後も活力ある上益城農業を目指して、同志会と連携し、円滑な運営を支援していきます。
※上益城農業経営同志会とは:令和8年4月現在、管内5町の31経営体(登録会員数61人)が加入する団体です。熊本県農業経営コンクール大会に参加した農業者が結成した農業者上益城農業経営改善同友会と熊本県普及指導協力委員(指導農業士)が結成した上益城地方指導農業士連絡協議会が、令和3年(2011年)11月に統合。会員相互の連携を図り、自らの経営発展と新規就農者等の育成を通して、上益城地域農業の振興に寄与することを目的として活動を行っています。

2026年6月

石坂新会長ほかクラブ員
プロジェクト計画打合せ状況

令和7年度上益城地方青年農業者クラブ連絡協議会総会の開催

4月14日、上益城地方青年農業者クラブ連絡協議会のクラブ員5人が参加し、通常総会が上益城振興局3階大会議室で開催されました。
当日は、会長挨拶のあと、当課から熊本県食料・農業・農村基本計画では「担い手の確保・育成」を第一に掲げており、昨年4月に発足した「熊本県農業経営・就農支援センター」の活用も含め、農業経営や就農、さらには経営継承に関する相談や支援を行っていくと激励しました。
総会では、役員改選が行われ、新会長 石坂会長以下、7名の役員が選任されました。令和8年度の活動テーマを“切磋琢磨”とし、県行事への参加や、庭先研修会等を実施することとしています。
併せて、現在クラブ員が9名と少ないことから、日頃の友人関係や交流先を通じて、新規会員勧誘を進めることで意識統一を図りました。
なお、総会終了後、4Hクラブ員と当課職員で、本年度のプロジェクト活動の計画打合せを実施しました。
昨年度の反省を踏まえ、実施方法、調査内容などについて協議し、露地野菜、土地利用型作物(水稲・大豆)、共同研究で、各自プロジェクトの計画を進めることとしました。
当課では、今後も活力ある上益城農業の担い手として期待される上益城地方青年農業者クラブ連絡協議会と連携し、円滑な運営を支援するとともにプロジェクト活動を伴走型で支援していきます。

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