“くまさんの輝き”極良食味米の生産に向けて現地検討会を開催
上益城地域では、県育成品種である「くまさんの輝き」の生産が盛んに行われており、県内有数の生産地です(令和5年産作付面積:503ha)。生産者の関心も高く、今後も「くまさんの輝き」の作付面積拡大が見込まれており、高品質良食味米の生産に向けた技術の普及が求められています。上益城地域では、令和5年度より生産者(山都町島木地区)、農協、普及の3つからなる「上益城地域くまさんの輝き特A獲得プロジェクトチーム(以下、上益城特APT)」を立ち上げ、「くまさんの輝き」の魅力の1つである良食味を引き出す栽培技術について検討しています。
本年産の水稲も7月末には「中干し」や「穂肥施用」の時期にあたるということで、7月23日に生産者、JA、他地域普及員を対象とした「中干し」と「穂肥診断」についての現地検討会を開催しました。
検討会では、上益城特APTで実施している展示ほの目的や試験内容、これまでの栽培管理について説明を行ったほか、生育データをもとに現地の栽培ほ場を確認し、中干しと穂肥の時期について意見交換を行いました。参加者からは中干し開始の茎数の目安や実施期間・程度、穂肥後の水管理等、多数の質問があり、非常に有意義な検討会となりました。
今後も定期的な生育状況の確認を行う等、生産者や関係機関との連携を密にしながら、「くまさんの輝き」生産拡大と極良食味米生産に向けた支援を行っていきます。