上益城エリア

上益城地域は上益城郡を所管しています。熊本県の県央地域に位置し、熊本市に隣接する平坦地から九州山地の山間地まで広がっており、比較的温暖な地域から冷涼な地域まで、地形的にも気象的にも変化に富んだ地域です。平坦地域では米・麦・大豆の土地利用型作物やスイカ、ニラ、スイートコーン等の野菜、カキ、ミカン、クリ等の果樹、トルコギキョウなどの花きが、中山間地域では米のほか、トマト、ピーマン、キャベツ、イチゴなどの野菜、クリ、ブルーベリー、ユズ等の果樹及び茶など多様な品目が生産されています。畜産では酪農、肉用牛、養鶏及び養豚経営が点在し、中山間地域を中心に繁殖牛経営が行われています。

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県央広域本部 上益城地域振興局 農業普及・振興課

〒869-0532 上益城郡御船町辺田見396-1

電話:096-282-3010

FAX :096-282-0303

上益城エリア普及現地情報

2024年2月

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SNS研修会の様子

山都町農事組合法人連携会議でSNS研修を開催

山都町の法人組織等で構成する山都町地域営農法人連携会議では、中山間地における地域を超えた集落営農組織間の連携等を図る目的で連携会議を開催しています。取り組みの一環として、去る12月26日に山都町役場でSNS研修会を開催しました。研修には山都町の7法人組織、町、JA、農業公社、当普及・振興課の関係機関から24名が出席しました。
講師に(株)アド・コムの眞藤隆次氏を迎え、「地域営農組織におけるSNS活用の情報発信の現状とその方法」という演題で講演をいただきました。参加者の大半が70才以上ということもあり、まず、SNSとはどういうものかという、基本的な内容から、分かりやすく説明をいただきました。講演の後、実際にパソコンやスマートフォンを使って、X(旧ツイッター)のアカウントを設定する実演も行われ、参加者は、慣れないながら熱心にパソコンの入力に取り組んでいました。
このSNSの研修については、昨年度先進地視察で高千穂の法人組織に行かれた事がきっかけで、山間地の交通の不便な場所で、加工品の販売や地域活動をSNSを活用して、全国に発信されている事例を見て、情報発信の大切さを痛感されたことがきっかけとなりました。
SNSの取り組みはやっと入口に立ったばかりですが、既に若い農業参入者を地域に迎え入れ、その準備を始められている組織もあり、今後の取り組みに期待がされています。

2024年2月

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室内研修風景
松尾集落の風景(ひそみ場の除去)

鳥獣被害防止対策上益城地域担当者先進地視察研修を開催しました。

上益城地域における鳥獣被害額は、近年は横ばい状態であることから、さらなる対策の強化に向け、令和5年12月15日に鳥獣被害防止対策に携わる町及びJAの担当者を参集し、上益城地域鳥獣被害防止対策担当者先進地視察研修を、熊本県鳥獣対策マイスター集落であるあさぎり町松尾集落で開催しました。
研修では、松尾集落の代表である遠山好勝氏より、これまでの松尾集落での取り組みについて説明を受けた後、実際に防護柵が設置されている現地を視察しました。現地では、松尾集落の住民が協力して防護柵の管理や地域環境の整備を行っている状態を確認し、参加者からも驚きの声が上がっていました。さらに、「行政職員は鳥獣被害の報告を待つのではなく探し出す意識で、地域の住民と話し合って対策を進めていってほしい」という要望を遠山氏よりいただき、今後の対策を進めていくにあたって、参加者にとって気が引き締まる研修になったのではないかと思われます。
農業普及・振興課としましては、今後も管内担当者の資質向上に取り組み、管内被害額のさらなる低減に向けて、担当者が一体となって取り組める体制づくりを図っていきたいと思います。

2024年2月

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講習会の様子

クリせん定で高品質果を目指そう

上益城地域は、県内でも有数のクリ産地(R3産実績315ha)です。収穫を終え一息ついたところですが、次年産に向けてせん定の季節となり、管内のクリ園では寒い冬空の下、作業を行う生産者をあちこちで見かけます。
農業普及・振興課とJAかみましき栗部会第3支部では、次年産も大玉で品質の良い果実を収穫するため、12月18日にせん定講習会を開催しました。産地では、植栽されてから年が経過し、樹勢が弱りつつある樹が多く見られており、強めに切り戻して主枝に近いところに若い枝を出すせん定について説明を行いました。また、良好な結果母枝や適切な本数も説明し、枝を残しすぎて密植にならないように指導しました。
せん定は果樹栽培における1年の始まりです。農業普及・振興課では引きつづき巡回指導を行いながら、せん定の進捗状況の確認と産地維持できるような園づくりを指導していきます。

2024年2月

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新規就農者と関係機関
先輩農業者からの激励

ニューファーマーの集い&研修会開催

12月18日、熊本県農業共済組合上益城支所において、上益城地域農業振興協議会(会長:梅田穣 山都町長)は、上益城地域の新規就農者を地元関係者で激励するため、ニューファーマーの集い(新規就農者激励会)を開催しました。
今年度の新規就農者20名のうち7名が参加し、就農の決意や今後の目標を披露。また、先輩農業者から、新規就農者に対して熱いエールが送られました。
その後の研修会では、今年度農業コンクール大会新人王部門の参加者が、就農の経緯や経営理念、取組みについて事例発表を行いました。
また、新規就農者の営農リスクに備えるため、JA中央会から農業者年金について、農業共済組合から農業共済と収入保険についての説明がありました。
この会は、新規就農者にとって関係機関とのつながりを作るいい機会となりました。
今後、当課としては、協議会や関係機関一体となって、就農定着に繋げるため、巡回指導やニーズに合わせた研修会の開催などにより支援していきます。

2024年1月

上益城農業経営同志会「農福連携」を学ぶ

11月30日、12月1日に上益城農業経営同志会が、視察研修会を開催し、会員14人が参加しました。
鹿児島県南さつま市で、平成24年に漬物製造業者が材料調達のため農業に参入し、その後農福連携に取り組まれている「株式会社南風べジファーム」を訪問しました。
併設のカフェで、視察研修者向けの食事を済ませた後にハウス内、総菜加工施設内を見学し、経営の概況等の話を聞きました。利用者が無理なく働くことのできる環境づくりを工夫し、「農福連携」を実践されている社長の、経営者としての理念は、同志会会員にとっても共感でき、関心を持って質疑され、活発な情報交換ができ、有意義な研修となった。
今後とも、農業経営者の経営発展につながるよう、農業経営同志会の活動を支援していきます。

2024年1月

室内会議(山江村役場)
現地視察(栗園の電気柵

地区の農地は効果的な電気柵でガッチリ!~鳥獣対策視察研修を実施しました~

山都町田小野地区では、シカ等による農作物被害が発生していることから、県単のえづけSTOP!鳥獣被害対策事業を活用し、正しい鳥獣被害防止対策を学び、効果的な電気柵の設置を目指しています。そこで、電気柵の効果的な設置と管理方法を学ぶため、12月1日に電気柵による対策を実施している山江村への視察研修を実施しました。
研修では、まず山江村における鳥獣被害防止対策について、山江村産業振興課の横井主事より説明があり、電気柵の設置の際には柵の前後に緩衝帯を設けること、管理においては下草の処理が大変になるため、防草シートも活用しているなどの話がありました。また、実際に設置されている水田と栗園を視察し、シカに対応した5段張りの電気柵の説明をいただきました。参加者からは特に管理方法に関する質問が多く出され、被害を減らしたいという思いや設置だけで終わらせないという意識を強く感じました。
田小野地区では、これまでにも被害農地や加害鳥獣の目撃状況等をまとめた地域点検マップを作成するなど、積極的に対策に取り組まれています。農業普及・振興課としましても、田小野地区の被害低減に向けこれからも支援を行っていくとともに、これらの取り組みを他の地区へも普及させ、管内の被害低減にもつなげていきたいと思います。

2023年12月

10月の講習会
「ゆうべに」転換生産者ハウス(11/8)

「ゆうべに」講習会で土耕も高設栽培も収量アップ!!

山都町のJAかみましきイチゴ部会(第3営農)では、初冬から初夏にかけて数品種のイチゴを栽培しています。その中で7名の部会員は、土耕栽培で県育成品種「ゆうべに」に取り組んでいます。
昨年度は12月、1月に激しい寒波、3月に突然のアザミウマ類大発生で、平年並みの収量が達成できませんでしたが、今年度は管内平坦地域(年内収量900kg/10a)に負けない生産をと意気込んでいます。
6月、7月の育苗講習をはじめとして、10月には定植後講習、11月は冬期対策講習へと続きます。また講習の合間には生産者のほ場巡回も行いますが、ほぼ全員が最後まで参加しています。
今年度の講習会には、「さがほのか」から「ゆうべに」に品種転換を行った高設栽培の生産者や観光農園で「ゆうべに」の高設栽培を行っている生産者も加わり、一層講習会も盛り上がっています。土耕栽培でも高設栽培でも「ゆうべに」でしっかり収量を上げていけるように振興局は、熱い、厚い支援を行います。

2023年12月

夏秋ピーマンの師匠での研修
夏秋トマトの師匠での研修

新規就農者対象の農業師匠庭先研修開催

10月2日、上益城地域農業振興協議会(会長:梅田穰 山都町長)は、新規就農者を対象に農業師匠庭先研修を開催しました。今年の2月に続き、2回目の開催となります。
上益城地域では、新規就農者が農作業の疑問等を気軽に相談できる身近な先輩農業者として、指導農業士を中心に農業師匠をお願いし、現在21人を登録しています。
この庭先研修は、農業師匠の栽培技術や経営理念などの話を聞き、新規就農者が抱える悩みや課題の解決を図るとともに、農業師匠と新規就農者のつながりを作ることを目的としています。
研修は、2人(夏秋ピーマン栽培、夏秋トマト栽培)の農業師匠のほ場で行われ、参加者は自分の興味がある農業師匠を選んで研修に参加しました。興味がある作物、経営ということで質問も多く、農業師匠も栽培技術や経営内容について丁寧に説明されていて、今後も相談しますという就農者もいました。
当課としては、このような機会を設けることで、新規就農者の定着を図っていきます。

2023年12月

法人組織連携会議の様子

山都町農事組合法人の連携会議を開催

山都町の法人組織等で構成する山都町地域営農法人連携会議では、中山間地における地域を超えた集落営農組織間の連携等を図る目的で連携会議を、去る10月11日に山都町役場清和支所で開催しました。会議には山都町の法人組織から8名の理事と、本年9月に新たに法人を設立した「しまき2023」を加え、町、JA、農業公社、当普及・振興課の関係機関から13名が出席しました。
会議では、各法人における取組状況及び経営等の課題等についての意見交換が行われました。1法人からは、これまで後継者不足が課題で、地域外からの雇用を検討されていましたが、このたび新たな雇用希望者が入られることになったとの報告がありました。
農業機械等の利用連携に関しては、法人間での機械利用の連携はなかなか困難であるものの、昨年度より試験的に取り組みを行っているドローン防除については、短期間で効率的な作業が可能であることに加え、軽量で移動も楽なため、各地域での取り組みが増加しています。また、法人での導入も検討されているとのことでした。
その他、法人からの要望のあった、SNSの研修会や、先進地視察研修について今後実施する予定で検討が行われました。今後も各組織運営や営農活動に有効な連携の場となるよう、活動を進めていきたいと思います。

2023年12月

防疫対策の机上演習
支援センター運営演習

県央広域本部悪性家畜伝染病防疫演習を開催 (熊本・宇城・上益城)

10月19日、宇城市豊野農業者トレーニングセンター等において、熊本、宇城及び上益城の3地域合同で県央広域本部悪性家畜伝染病防疫演習を開催しました。
本演習は、高病原性鳥インフルエンザ等悪性家畜伝染病発生時の迅速かつ的確な防疫措置に資することを目的として、毎年開催しており、今回は、各地域の県や市町、関係団体等の関係者約150人が参加しました。
演習では、高病原性鳥インフルエンザや豚熱の発生状況と防疫体制に関する机上演習を行った後、支援センターの応援要員の受入れや発生農場への送出しの手順と消毒ポイントの作業手順を確認する実地演習を行いました。今回の演習で、11月からの高病原性鳥インフルエンザ特別防疫対策期間を前に、家畜防疫体制について参加者の理解を深めることができました。
県央広域本部の各農業普及・振興課では、家畜保健衛生所等の関係機関と連携し、畜産農家に対する飼養衛生管理基準の徹底や万一の発生に備えた防疫体制の強化に引き続き取り組んでいきます。

2023年11月

アグリ総研でアシストスーツ試着
株式会社たかき 高木社長

上益城農業経営同志会スマート農業を学ぶ

9月25日、上益城農業経営同志会が、スマート農業を学ぼうと研修会を開催し、会員6人が参加しました。
まず、「県アグリシステム総合研究所」でスマート農業についての講話、アシストスーツの試着、トマトの出荷予測システムの仕組みを視察しました。参加者は、機械の進歩を学び、熱心に質問していました。
次に、「株式会社たかき」で、社長から経営概況の講話を、機械・設備、バナナ栽培ハウスを視察しました。
農業普及・振興課は研修内容の検討、企画に協力し、農業経営同志会の活動を支援しています。

2023年11月

研修風景

嘉島町で「みどりのチェックシートの取組」に関する研修会を開催

嘉島町では昨年度、環境保全型農業直接支払事業に23名の生産者(7つの組織)が取り組んでおり、本年度も多くの生産者が本事業に取り組んでいます。
本事業では、「みどりの食料システム戦略」を踏まえ示された、『みどりのチェックシートの取組(以下、みどりの取組)』の実施が要件となっており、支援の対象となる生産者はみどりの取組に関する研修の受講が必須となっています。そこで、9月27日に本事業に取り組む生産者を対象に研修会を開催しました(27名の生産者が参加)。
研修会では、最初にみどりの取組の概要についての説明を行い、その後、解説書を用いた動画視聴を行いました。環境保全型農業を取り組むにあたっては、肥料や農薬の使用低減を意識するだけでなく、農業生産現場における問題点を発見・改善することが重要です。そのため、研修会ではみどりの取組を通じて農業生産現場の改善に繋げていただくよう指導を行いました。質疑応答の場面では、生産者からこれまでのGAPの取組との違いなどの質問があり環境保全型農業の取組に向けた意欲を感じました。
農業普及・振興課では、これからも本事業に取組む生産者をはじめ、多くの生産者が持続可能な農業に取り組める環境づくりを目指して、関係機関と連携して支援を行っていきたいと思います。

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