令和6年産アスパラガスの本格出荷始まる ~チーム鹿本で取組む栽培指導と新技術の実証~
令和6年産JA鹿本アスパラガス部会の栽培が面積13.6ha、部会員数85名でスタートしました。1月24日に出荷が始まり、春芽(2月~5月に出荷されるアスパラガス)の出荷が行われています。
本年度は冬場の気温が高く、春芽の萌芽は例年よりも10日ほど早い状況です。そのため、2月末時点の販売実績は、出荷量約13t(前年比182%)、販売金額2千万円(前年比164%)で好調なスタートとなりました。今後も順調な出荷が続くよう、3月以降の対策がより一層求められています。
そこで、農業普及・振興課とJA鹿本では2月下旬に、出荷基準目ならし会を5つの地区ごとに開催し、春芽出荷の状況報告と今後の管理作業について指導を行いました。今後も高温・乾燥傾向が続くことが予想されるため、かん水管理と温度管理を重点的に指導し、本年の気象に合わせた管理の見直し・徹底を呼び掛けていく予定です。
また、2月より、JA・部会・農研・農業革新支援センターと協力し、「緩効性肥料を利用した新たな施肥技術の実証」に取り組んでいます。当課では、経費削減・省力化等の効果を検証しながら、更なる安定生産と品質向上を両立できる環境に配慮した新たな技術の普及にも関係機関と共に取り組んでいきます。