鹿北町の露地ナス定植が順調にスタート!~若手生産者への個別指導を強化~
令和5年度JA鹿本鹿北町茄子部会の露地ナス栽培が面積約2.4ha、部会員数24名でスタートしました。鹿北町は県内でも有数の露地ナス産地であり、部会には栽培歴30年以上のベテランから新規就農者まで幅広く在籍しています。現在は定植作業の真っ最中で、6月中下旬の出荷に向けて取り組んでいます。
昨年度は梅雨明け以降の天気も安定していたことや病害虫対策の徹底により、収量・品質とも良好で、部会歴代最高の成績となりました。しかし、一部ほ場では定植直後の活着不良や、夏場のかん水不足による樹勢低下が見られたため、定植後のスムーズな活着に向けた対策が、より一層求められています。
そこで、農業普及・振興課ではJA鹿本と連携し、特に栽培経験の少ない就農3年目以内の若手生産者に対しては巡回数を増やし、定植日や生育に合わせた指導の強化に取り組んでいます。今後は特に高温・乾燥傾向が続くと予想されるため、活着までのかん水管理(根回し水、発根剤施用)を重点的に指導し、本年の気象に合わせた管理の見直しを呼び掛けています。また、肥料高騰対策として、低コストの代替肥料を用いた栽培試験にも取り組む予定です。
当課では、ほ場の温度データの測定等も行いながら、更なる安定生産及び品質向上に向けて、関係機関と協力して取り組んでいきます。