鹿本エリア

鹿本地域は山鹿市を所管しています。県の北部に位置する中山間地域で、北に県境の筑肥山麓を中心とした中山間地、東から西に向かって流れる菊池川流域の水田平坦地、南部の畑台地に大別され、それぞれの地域特性を活かした農業生産活動が展開されています。
すいか・メロンのウリ類が基幹作物で、イチゴやアスパラ、輪ギク・ホオズキなど、水田地域では良食味米や麦・葉たばこの県内生産地でもあります。また、中山間地域では、歴史ある山鹿茶・山鹿くりのほか、近年ワイン用ぶどうの栽培を拡大しています。

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県北広域本部 鹿本地域振興局 農業普及・振興課

〒861-0594 山鹿市山鹿1026-3

電話:0968-44-2118

FAX :0968-44-2134

鹿本エリア普及現地情報

アーカイブ

2021年7月

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一番茶の摘採を行う生産者
茶の製造指導の様子

令和3年産一番茶の摘採が終了

鹿本地域における令和3年産の一番茶の摘採は、平年より7日程度早い4月15日から始まり5月19日頃に終了しました。
本年は、3月~4月に適度な降水量があったことに加え、高い気温で推移したため新芽の伸びは良好で、約114%の前年収量比となりました。
当地域の茶は主に山間地で栽培されており、区画が狭いほ場や傾斜が急なほ場が中心となっています。このため、生産者が経営を維持していくためには、高単価での茶の販売が必要不可欠です。
農業普及・振興課では、より高単価な茶販売の実現に向け、茶の高品質化のための被覆資材の活用推進、適期摘採の指導、地域の茶の特徴を生かした製造指導などを実施しています。
その結果、今年も当地域の特徴である「深く鮮やかな色、まろやかでコクのある甘み」が活かされた品質の高い茶が生産されました。
当課では今後も、茶の高品質化に向けた支援に加え、関係機関と連携しながら新たな商品開発の支援などを行っていきます。

2021年7月

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山鹿クリの改植・新植が盛んに行われている

本課では、重点課題として、クリの安定生産のための管理技術や改植・新植の推進を、主産地であります菊鹿町内田地区で実施しています。台風災害に強い低樹高仕立ての技術指導や新植・改植による優良品種の導入などを支援しています。
その結果、早生品種から「美玖里」「銀寄」などの優良品種への更新、柿、極早生温州からの改植、水田、畑での新植などの実績が令和2年度は計14haとなるなど、ここ数年盛んとなってきています。
山鹿市は、クリの産地で市町村別の生産量は西日本一です。「菊鹿クリ」「山鹿クリ」として出荷されるとともに、地域での加工品販売、加工原料としてのペースト生産などが行われています。
本課では、今後とも地域の特産品であるクリの生産振興に向け、生産者の意欲向上に努めて参ります。

2021年7月

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黒武者
現地検討会の様子

「黒武者」出陣!!

鹿本地域は、全国有数のすいか産地ですが、高温となる6月の品質安定が課題となっているため、新品種の導入を進めています。その中の有望品種である「黒武者」の出荷が始まりました。
本年産も肥大、糖度とも良好で、市場からは高い評価を受けており、通常品種よりも高値で取り引きされています。
この「黒武者」は、その名のとおり果皮が黒いことから見た目にもインパクトがあります。そればかりではなく、糖度や食感(シャリ感)等の内部品質も通常品種と同等の高い評価を得ています。
加えて、高温期でも果肉のうるみが発生しにくいため、品質が安定する特徴があります。
更には、種子の数が通常品種の3割程度と少ないことから、カット販売に適しており、後続産地との差別化が可能となることから、有利販売につながる品種としても期待されています。
農業普及・振興課としては、令和元年産の試験導入から推進を図っており、令和2年産は5ha、令和3年産には15haと順調に栽培面積が拡大しています。今後とも更なる面積拡大、安定生産に向けた支援を継続していきます。

2021年6月

市と連携した就農計画作成指導
新規就農者の巡回指導

新たな担い手の確保・育成に向けた取組み

鹿本地域では、農林業分野の課題に対する取組みを振興局と山鹿市が共同して一元的に推進するため定例会議を設置しておりますが、その中で新たな担い手の確保・育成を推進する部会を設け、計画的な推進を図っています。
その一環として、JA鹿本が就農希望者の研修場として平成30年度に設置した地域担い手育成センターにおいて、当課でも栽培技術や農業経営の指導を行ってきたところです。
現在、IPM導入に係る技術指導を行っていますが、今後は、新たに経営者として農業を始めるにあたっての収支計画や資金の活用・返済計画などを含めた就農計画について、山鹿市と連携して6月末の研修終了までの作成を目指し指導していきます。
また、次世代人材投資事業の交付対象者を中心に、市・県・JA等の関係機関により新規就農者のサポートチームを作り、指導・相談等を行っています。4月28日には、就農支援アドバイザーとともに、ほ場の状況確認や対象者の巡回指導を実施したところです。
当課では、今後も引き続き新たな担い手の確保・育成に向けて、関係機関と連携し計画的な支援を行っていきます。

2021年6月

くすもち二条栽培展示ほの様子 左:はるしずく 右:くすもち二条
成熟期の現地検討会の様子

もち性大麦「くすもち二条」への大規模品種転換

鹿本地域では、令和3年産の大麦約210haのすべてを、焼酎原料用の「はるしずく」から、もち性大麦「くすもち二条※」に品種転換を行っており、現在収穫が進んでいるところです。
この品種転換は、近年の「はるしずく」の需要の低迷を受け、当課とJA・実需者が連携し、昨年から進めてきたものです。
昨年は、品種の地域適応性を把握するため、試験ほを設置しました。収量は見込みより少なかったものの、品質が良好であり、実需者からの強い要望もあったため、今年産の大規模な品種転換に繋がりました。
「くすもち二条」は従来の品種と栽培方法が異なるため、最初は生産者に戸惑いが見られました。そこで、当課では昨年産のデータを基に技術資料を作成し、栽培技術講習会や現地検討会を開催することで、品種転換による生産者の不安の解消や栽培技術の向上に努めました。
この結果、生育は良好で、収量・品質ともに上々の出来となっています。
当課では引き続き、実需者の満足の得られる品質確保を目指し、栽培技術の高位平準化に向けて指導を行っていきます。

※くすもち二条…2019年に農研機構によって登録された品種。炊飯した時に軟らかく、粘りが強いことから麦ごはんにした時の食感が良い。水溶性食物繊維であるβ-グルカンを多く含み、近年の健康志向から需要が伸びている。

2021年5月

パン発表会の様子
4種類の「肥後小豆」のあんパン

「肥後小豆」のあんパン4種類が完成 発表会を開催

鹿本農業普及・振興課では、「農事組合法人井手下ファーム」が作付けする在来種「肥後小豆」について、これまで栽培技術支援を行ってきました。当法人からの「肥後小豆」を活用した特産品開発に係る相談を受けて、道の駅水辺プラザかもと「パン工房かんぱーにゅ」との連携による「肥後小豆」の特性を活かした県産米粉パンの開発に、法人とともに取り組みました。県の6次産業化総合支援強化事業を活用し、県産業技術センターの協力を得た上で、1年間の試行錯誤を重ねた結果、4種類のパンが完成し、3月11日に道の駅水辺プラザかもとで発表会が行われました。
当日は、「肥後小豆」の栽培状況やパンの開発過程等の説明が行われた後、「肥後小豆」の粒あんを練り込んだ「あん食ぱん」と、山鹿産の抹茶やほうじ茶を用いた「3種類のあんぱん」が披露されました。
これらのパンは、商品名「まめざんまい」として、道の駅水辺プラザかもとで3月13日から4月11日の「期間限定」、「数量限定」で販売されます。
このパンが新たな地域産品として定着すれば、井手下ファームには「肥後小豆」の安定供給が求められることになり、井手下ファームの更なる収益向上と経営安定が期待されます。今後も、当課では、「肥後小豆」の安定生産へ向け、技術支援等のサポートを継続して参ります。

※肥後小豆…農業研究センターで在来種を収集し、約350の在来系統の中から栽培特性、収量性、外観品質に優れたものを選抜。こし餡向け小粒品種として平成22年に発表。

2021年3月

新規就農に係る連携会議
研修生と地元農家との意見交換会

篤農家組織と連携し、JA研修生を地域全体で支援!

JA鹿本では、園芸産地の高齢化と新規就農者確保対策として、平成30年から「地域担い手育成センター」を運営しており、現在3期生5名が次年度の就農に向け研修中です。就農後は定期的な巡回・技術指導に加え、特に非農家出身者について、関係機関と協力し農地・施設等の斡旋も支援していますが、地域へ馴染み・溶け込むまでに時間がかかるという課題もありました。
このため、まずはJA研修生と地元農家との繋がりを作ろうと、当課が橋渡し役となり、第一弾として2月12日に市、JA、管内指導農業士・同友会役員と連携会議を、第二弾として2月24日に管内指導農業士・同友会役員とJA研修生が対面し、初めての意見交換会を実施しました。
研修生との意見交換会では、一時間程度の短い会でしたが、じっくりと農業について互いの気持ちを話し合う場になり、双方から「このような機会はありがたい」との声がありました。
今回の意見交換会を契機に、新規就農者と地元農家との繋がりを作り、スムーズな就農と定着を目指して、引き続き支援を行っていきます。

2021年2月

西牧地区での相談会
石渕地区での相談会

地域を担う農事組合法人が新たに2地区で誕生

鹿本地域では、当課を中心に関係機関で「農地集積推進チーム」を組織し、毎年、重点地区を定め、地域の実情や背景に応じた農地集積に取組んでいます。平成25年からこれまで13の農事組合法人が誕生しています。
本年度は、「山鹿市西牧地区」と「鹿本町石渕地区」を重点地区に定め、「くまもと農業経営相談所」の経営相談や代表者による話合い活動など、コロナ禍でも限られた機会をフル活用し、年間を通じて組織化に向けた取組みを積極的に支援してきました。
その結果、西牧地区で2月6日に「農事組合法人あわしまファーム」、石渕地区で2月7日に「農事組合法人石渕PADDY」が新たに設立されました。    
(※県独自の緊急事態宣言発令中であり、書面議決のみ、関係者参集の設立総会は後日予定)
農業普及・振興課では、スタートしたばかりの2法人の経営安定に向け、技術・経営両面での支援とともに、これまでに設立された15組織をモデルに、今後も、地域での話し合い活動を進めながら、ふるさとの農地を守る様々な取組みを支援していきます。

2021年1月

活動発表を行うクラブ員

山鹿市青年農業者クラブ「活動発表会」を開催

12月9日、山鹿市と山鹿市青年農業者クラブ(以下:4Hクラブ)の主催により、クラブ員のプロジェクト活動発表会が開催されました。
今年度は新規加入1名の全14名で活動しており、例年は山鹿市灯籠祭りでのPR活動や県外視察研修等、クラブ員同士の交流機会が多く設けられています。  
しかし、新型コロナウイルスの影響で、多くの行事が中止となり交流機会が減少し、またプロジェクト活動に十分取り組めないクラブ員も見受けられました。
このため、今回の発表会は「互いの近況を知ること」、「次年度のプロジェクト活動のきっかけ作り」を目的に、プロジェクト活動に取り組めなかったクラブ員にも、「活動報告」として発表の機会を設けることとしました。
当課も課題ごとに各職員がアドバイスに入るなど支援を行い、最終的に活動報告3名を含む11名での発表となりました。急遽会場の変更もあり、互いが一緒に発表を聞くことはできませんでしたが、各自が次年度のプロジェクト活動への契機とすることができました。
コロナ禍でも、地域農業を支える4Hクラブが継続的な活動に取り組めるよう、当課では支援をしていきます。

2020年12月

座学による防疫体制の確認
全身シャワーゲートによる消毒実演

家畜伝染病発生に備えて初動体制を確認!

万が一に鳥インフルエンザが発生した場合は、関係機関が連携して、初動防疫を迅速かつ的確に行い、まん延を防止する必要があります。渡り鳥等の侵入リスクが高まる時期を迎えた11月16日、鳥インフルエンザが発生した場合を想定した防疫演習を実施しました。
今年度は新型コロナウイルス感染症対策として、人数制限や時間を短縮した三密を避ける形で、関係団体や建設業協会等を参集し約30名で開催しました。
当日は、城北家畜保健衛生所から防疫態勢全般の説明後、当課からは管内発生を想定した現場事務所等の設置や運営実演を行い、防疫業務内容の確認を行いました。初めての参加者もあり、発生時に行う業務内容や手順を実際にイメージすつことができたとの声が聞かれました。また前週には、香川県で約2年ぶりとなる国内発生が確認されたこともあり、真剣な表情で取組んでいました。
農業普及・振興課では、万一の発生時に迅速な初動防疫が行えるよう、今後も関係機関との連携と図り、防疫体制の強化に取り組んでいきます。

2020年10月

県や関係機関から各種支援制度等の説明
県や関係機関から各種支援制度等の説明

花き農家を対象に各種支援制度等の研修会開催

新型コロナウイルス感染症の発生により花きの需要は大きく減少し、市場価格が低迷するなど、現在、花き農家は苦境に立たされています。このような中、各種支援制度や補助金等についての農家の理解を深めるため、関係機関と連携し、JA鹿本花卉部会及び草花部会を対象とした研修会を9月24日に開催しました。
研修会では部会員の8割にあたる45名の参加があり、当課からは持続化給付金や県事業継続支援金等について説明を行いました。その他、JAからは経営継続補助金、農業共済組合からは収入保険制度について各々説明があり、説明後には活発な質問や要望が飛び交うなど関心の高さが窺えました。
コロナ渦において花き農家の経営は不安定な状況にあることから、技術指導のみならず資金面や施設整備面など総合的な支援を行い、経営安定を図っていきます。

2020年10月

ほ場審査の様子
審査後の検討会の様子

優良水稲種子の生産を目指して

鹿本地域は、県内でも有数の水稲種子産地です。今年度は10品種の種子を山鹿市菊鹿町・鹿本町の約113haのほ場で生産しています。
昨年度はトビイロウンカによる坪枯れの被害が発生したため、今年度は、JA指導員と協力し、栽培講習会の中で、ウンカの飛来状況の説明や適期防除について重点的に指導を実施しました。また、審査時に再度防除指導を徹底したことで、ほとんど被害の発生がありませんでした。
生産者からは、「去年の反省を活かすことができている。最後まで気を抜かず、収穫まで管理を徹底していきたい。」との声が聞かれるなど、種子産地としての意気込みが感じられました。
当課では引き続き、今後も鹿本地域での優良な種子生産を支援していきます。

※稲種子は出穂期及び糊熟期の2回、県で認定された審査員がほ場を確認し、異株や特定病害の発生がないかを判定する「採種ほ場審査」を実施することとなっている。

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