RTKを活用したスマート農機実演会[中山間地域向け]の開催
相良村川辺地区及び高原台地にて、RTK(リアルタイムキネマティックの略)を活用したスマート農機実演会を、11月30日に農業技術課と共催で開催しました。RTKとは測量に使用する技術で、電子基準点や基地局設置による補正情報を活用することでGNSS(全球測位衛星システムの総称)よりも精度の高い位置情報を得られ、農機での作業誤差が数cmになるものです。そのため、高齢者や農業を始めたばかりの人でも正確な作業が簡単にでき、その後の作業効率も上がるメリットがあります。
今回は認知度向上のため、RTKを活用した①ドローンによる麦除草粒剤散布、②後付け自動操舵装置装着トラクタによる耕起作業を実演しました
予めほ場をマッピングすることで、ドローン散布の自動飛行や散布圃場の間違いを防ぐことが可能です。実演会では、飛び地のほ場を含めた5か所に連続で粒剤散布と、既存トラクタに後付け自動操舵を取り付けた、自動での直進・旋回・耕起を行いました。
当日は、相良村の生産者や関係機関等を含め約30人の参加があり、参加者からはRTKを活用した農機に興味を持たれ質問等も多く、RTKスマート農業への理解を深めたところです。
今後も、スマート農業の認知・利用拡大に向けた取組みを行っていきます。