飼料作物(春作)の現地検討会を開催
球磨地域では、自給飼料の生産・利用拡大の推進、導入品種検討機会の提供を目的として、4月10日に相良村の飼料作物展示ほにおいて春作飼料作物の現地検討会を開催しました。
展示ほは、らくのうマザーズと球磨農業普及・振興課共同で毎年設置しており、今年度は飼料作物の主要品目であるイタリアンライグラスを28品種、エン麦等を16品種(県奨励品種を含む)、さらにイタリアンライグラスの播種量比較展示区(播種量:3~48kg/10a)を10区設けました。現地検討会当日は、管内外の畜産関係者約30名が各飼料作物の生育状況等の確認を行いました。農業者(酪農家)や指導員(県、農業団体)など様々な立場の方に参加して頂き、有意義な意見交換の場となりました。
飼料価格の高騰が長期化し、管内では厳しい経営を迫られている畜産農家も散見されており、飼料費削減の観点から自給飼料の重要性は高くなっています。
また、最近では春先の天候が安定しないことも多く、複数品種導入による収穫時期分散などのリスク回避も重要です。今後も引き続き関係機関と連携しながら、自給飼料増産への取組みを支援していきます。