「くねぶ」の栽培管理講習会開催
五木村の在来柑橘である「くねぶ」の幼木・成木管理講習会を、令和3年(2021年)2月25日に五木村くねぶ生産組合員や関係者約20名の参加のもとに開催しました。
まずは、約150株の幼木が育成されている同村高野地区くねぶ実証ほ場で幼木の管理講習を実施し、枝のせん定方法や発芽後の管理、病害虫防除や施肥等について、農業普及・振興課果樹担当が実演を交えながら丁寧に要点を説明しました。
その後、近くの成木のある場所に移動し、今年花が多いと予想される樹(表年樹)と花が少ないと予想される樹(裏年樹)での枝のせん定の考え方やポイントの違いについて説明しました。
参加者は皆熱心に聞き入り、質問も活発にされ、とても有意義であることが実感できた講習会となりました。
苗の配布から数年が経過した中で、組合員の幼木の一部には鹿の食害等により生育不良の樹も目立つようになってきたため、農業普及・振興課では、苗の増殖技術対策として、3月、5月に接木講習会の開催を予定し、将来的な生産量の安定確保を備えていきたいと考えています。