球磨エリア

球磨地域は人吉市、球磨郡を所管しています。県の南東部に位置し、九州山地に囲まれた盆地であり、中央を東西に貫流する球磨川の沿岸に広がる水田地帯と、周囲には畑地帯からなる中山間地帯及び山間地帯からなっています。水稲をはじめとした土地利用型作物や茶・葉たばこ等の工芸作物、野菜、果樹、さらには、酪農、肉用牛等多彩な農業生産が営まれています。中でも、葉たばこ、茶、クリ、モモは、県下1位の生産量を誇っており、二条大麦、ホウレンソウ、夏秋キュウリ、酪農も県における有数の産地です。なお、最近では球磨焼酎原料用としての多収穫米や、薬用作物等の栽培も行われています。

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県南広域本部 球磨地域振興局 農業普及・振興課

〒868-8503 人吉市西間下町86-1

電話:0966-24-4129

FAX :0966-24-4144

球磨エリア普及現地情報

アーカイブ

2020年12月

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試作したクリ料理
球磨川アーティザンズ社員との意見交換

『球磨栗』の知名度アップには何が必要?

JAくまクリ部会女性部における今後の「球磨栗」PR活動の在り方を検討する第一歩として、食味の良い「美玖里」の一般家庭での利用方法検討と「人吉球磨地方 球磨川流域 地域総合ブランド 球磨川アーティザンズ」代表社員との意見交換会を12月2日(水)に行いました。
例年、各種イベント時にクリかき氷や焼き栗販売等を行い、地域団体商標取得に向けて一般消費者への「球磨栗」知名度アップに努めていますが、今年は新型コロナの影響や7月豪雨災害のため集客を伴うPR活動がほとんどできませんでした。そこで、次年産「球磨栗」のPRに向け、今までどおりの活動で良いのか見直すことにしました。
球磨川アーティザンズは、クリジャム等の製造販売もされていますが「ジャム屋ではなくブランドを作る会社」として活動をされているとのことで、意見交換では万人向けではなく活動対象を絞ることや一歩を踏み出してみることの重要性を学ぶことができました。
また、一般家庭での利用方法検討では、参加者は家でクリを調理することが多いため手の込んだ料理となりましたが、クリ料理を味わいながら意見交換を行い、久々の部会活動に気持ちを新たにした一日となったようです。

2020年12月

new
収穫体験の様子(R2.11.28撮影)
収穫されたくねぶ(R2.11.28撮影)

くねぶの収穫体験

山並の木々に紅葉が残る11月28日、五木村グリーンツーリズム研究会主催によるくねぶの収穫体験が行われました。これは毎年開催しているフットパスと合わせた初めての試みで、くねぶのPRを目的としたものです。
くねぶは五木村や九州沖縄の一部にしか存在しない珍しい柑橘で、五木村では、生産・加工・販売促進に力を注いでおり、農業普及・振興課でも村や各団体との連携のもと、特産化に向けた支援を行っています。
村内外から参加された約20名の方々は、平瀬・折立地区の山道を散策後、くねぶ生産の第一人者である岡本氏のくねぶ園(折立地区)で、橙黄色に色づいた果実を楽しそうに収穫され、収穫した果実は持ち帰って頂きました。また、果皮の甘煮やホットドリンク、ロールケーキ等くねぶの加工品の試食もあり、とても喜ばれていました。
参加者は、実際にくねぶを見るのが初めての方ばかりで、「これがくねぶかぁ。」「家で料理してみよう。」「SNSに上げてみよう。」などの声が聞かれ、くねぶの認知度向上に繋がるものと期待しています。

2020年11月

収量調査実習の様子
収量調査実習の様子

球磨農研オープンラボ・飼料作物展示ほ場の収量調査実習の開催

去る10月7日に、今年度より球磨農業研究所に新たに設置した飼料作物展示ほ場にて、南稜高等学校畜産コースの2年生11名を対象に、収量調査実習を行いました。
この飼料作物展示ほ場は、南稜高等学校、らくのうマザーズ及び農業普及・振興課が共催で設置しており、ミレット類をはじめとする夏牧草11品種が展示されています。
今回の実習では、今年度の生育状況等データと展示された飼料作物の様子を比較してもらうとともに、実際に飼料作物の草高・草丈等を測定する収量調査を生徒に体験してもらいました。
展示ほ内の飼料作物は収穫後、南稜高等学校で生徒が世話をしている家畜へ給与されることもあり、実習を熱心に取り組む姿が多く見られました。
今後は、イタリアンライグラス等の春作飼料作物にも取り組み、継続して球磨農研オープンラボ・飼料作物展示ほ場の運営を行っていくとともに、南稜高等学校生と球磨地域の畜産農家との交流の場への活動を広げていきたいと考えています。

2020年11月

生徒手作りの看板
カボチャの交配を学ぶ中学生

あさぎり中学校農業体験ラボ閉校

あさぎり町、同教育委員会と当課が連携し、今年度初めての開催となった「あさぎり中学校農業体験ラボ」が、全てのプログラムを無事に終了し11月6日に閉講しました。
この取組は、ふるさとの基幹産業である農業を、中学校の授業「総合学習」のなかで農作業体験などを通して理解してもらおうと、農研センター球磨農業研究所(以下、球磨農研)のほ場約40aを利用して実施されました。
新型コロナや豪雨災害により、スタートが後ろ倒しとなりましたが炎天下の8月、2年生143人はピーマン、ブロッコリー、カボチャの苗を定植。その後、除草や脇芽摘み、ネット張り、誘引、そして収穫作業を体験。   
楽しみにしていたスイートコーンがタヌキの食害により収穫皆無となりましたが、生徒は獣害対策も農業経営に重要な技術であることを学びました。
10月には㈱クボタの協力によりスマート農業についても学習しました。
中学校と町では、来年度の「農業体験ラボ」開催に向けて検討中であり、関係者及び中学生の評価も踏まえ、球磨農研の有効活用や地域農業の活性化に向けた「オープンラボ」の一環としても、より良い体験プログラムとなるよう支援していきます。

2020年11月

講演会の様子
収穫実演会の様子

スマート農業等実演会の開催

去る10月16日に県農業研究センター球磨農業研究所において、スマート農業等の実演会を開催しました。
今回の実演会では、まず農業普及・振興課から導入を推進している乾田直播及び高密度播種について、本年度の試験栽培の状況を報告しました。
乾田直播は代かきや育苗を省略化でき、田植えとの作業分散により稲作の規模拡大が期待されている技術です。また、高密度播種は苗箱1箱当たりの播種量を増やすことで、育苗する苗箱数を減らし、移植までの作業負担やコストを減らす技術です。これらの技術は、担い手が減少する中、今後、球磨地域でも普及拡大が期待されています。
その後、㈱クボタからスマート農業関連機械等について講演をいただき、アシストスーツを農家の方にも体験いただくとともに、ドローンや自動運転機能を搭載した「アグリロボコンバイン」の実演を行いました。
当日は、集落営農組織の代表者や一般農家、南稜高等学校関係者、農協、市町村等多くの人にご参加頂き、実演会は大盛況でした。
来年度以降も、当課では、スマート農業や稲作の省力化・低コスト化に関する各種取り組みを進めていきます。

2020年11月

ニンニク展示ほ(オープンラボ)の植付けの様子
ニンニクの生育の様子

ニンニクの異常球発生の低減へ向けた取組み

球磨地域では、共販面積で約6ヘクタールのニンニクが栽培されています。主要品種は5品種で、用途に合わせた生産・出荷が行われています。
そのうち、乾燥ニンニク出荷用(収穫後に生産者が乾燥・調整して出荷)の栽培品種において、温暖化の影響により収穫期に側球が形成されない異常球(中心球又はスポンジ球)による大幅な減収が発生し、産地の大きな問題となっています。
そこで、当課では有効な対策と考えられる植え付け前の種球の低温処理試験に平成30年度から関係機関と協力して取り組み、商品果率が大きく向上したことから、JAと共に低温処理を推進してきました。
令和2年度は、引き続き適正な処理方法を探求すると共に、生産者へのアンケートを分析した結果、低温処理に加え植え付け時期も影響があることを確認しました。
今季の作付けに際してはこれらの結果を生産者に周知し、ニンニクの生産性向上を進めてきたところです。
現在、球磨農研のオープンラボにおいて、JAと連携し、より的確な低温処理温度、処理期間、品種間差等を検討するための試験区の植え付けを進めており、低温処理技術の確立を目指して取り組んでいく予定です。

2020年11月

決意表明をする新規就農者
先進農家の講話

「就農の決意を新たに」新規就農者激励会開催

今年度、球磨地域には、10~40歳代の様々な年代の30名の方が新たに就農されています。そのうち約半数の方が新規参入となっています。
そこで、農業普及・振興課では、球磨地域の新規就農者の方々に対し、就農定着支援・新たな仲間づくりの促進や新規就農者の方々にとって有益な情報提供を行うことを目的として、新規就農者激励会を開催しました。
激励会には、7名の新規就農者の方をはじめ、青年農業者や関係機関等40名の参加がありました。会では、青年農業者や指導農業士等先輩農家からの激励の言葉や活動紹介、新規就農者の方々からの決意表明、収入保険制度の紹介等を行いました。また、先進農家の講話として、球磨地方4Hクラブの小川博樹さんと阿蘇地方4Hクラブの佐藤智香さんから、それぞれ事例発表をしていただきました。
会終了後には、新規就農者の方々が積極的に青年農業者や関係機関と交流し、先輩農家から大いに刺激を受け、就農の決意を新たにした様子が窺えました。
当課では、今後も新規就農者の就農定着に向けて、関係機関と連携した巡回指導や研修会等を開催していく予定です。

2020年10月

くねぶドレッシング(R2.10.7撮影)
加工講習会の様子(H30.10.22撮影)

「くねぶドレッシング」が銅賞を受賞

この度、五木村に古くから伝わる在来柑橘「くねぶ」を使った「くねぶドレッシング」が、令和2年度県農産物加工食品コンクール審査会で銅賞を受賞しました。
このドレッシングは、村が開催した加工講習会をきっかけに、村内加工グループにより開発されたもので、野菜や肉・魚料理に合い、とても評判が良く、売れ行きも好調です。
また、9月上旬には、味覚糖株式会社から「ぷっちょスティック 幻のみかん(くねぶ果汁使用)」が新発売されるという明るいニュースも入り、地元関係者の機運も高まっています。
かつて暮らしの中で親しまれていた「くねぶ」が次第に使われなくなる現状を憂い、復活を目指して一部の農家が苗木の植付、育成に取り組み始めたのが約20年前。その熱意が今に繋がっています。
村は、数年前から予算化し、「くねぶ」の生産拡大、商品開発、PR活動の取組を強化しました。
農業普及・振興課では、主に栽培管理や商品開発面で支援を行い、近い将来「五木村=くねぶの里」と呼ばれるように、村と一体となり特産化を進めていきたいと考えています。

2020年10月

恒松実行委員長からお礼のあいさつ(作業後)

あさぎり中学校農業体験ラボ開校

酷暑の8月21日、あさぎり中学校の2年生143人が球磨農業研究所において、「農業体験ラボ」として野菜の苗を定植しました。午前11時40分から行われた開校式では、堤校長や尾鷹町長から農業体験を通してふるさとに関心をもち、農業の活性化させる力になってほしいとの思いを伝えられました。
この取組みは、球磨農業研究所の有効活用や地域農業の活性化を図るため、JAや市町村と連携して取り組んでいるオープンラボの一環として、あさぎり中学校やあさぎり町の積極定な推進により実現したものです。
今後は、カボチャの交配作業やピーマンの芽摘み、収穫などの作業だけでなく、ドローンや高性能機械等のスマート農業の実演見学なども計画されています。当課では、生徒が農業への関心を高め、将来の農業の担い手となることを期待し、栽培指導等の支援を行ってまいります。

2020年10月

品質確認目均しの様子
含核数調査の様子

風味豊かで美味しい『球磨栗』を召し上がれ

球磨栗の出荷が8月17日(月)から始まりました。7月の豪雨により、球磨管内のクリを一手に担うJAくま下球磨選果場が浸水し、選果への影響が心配されましたが、関係者の努力により何とか修理が間に合い、8月31日までに63トンが出荷されました。9月中下旬をピークに10月中旬まで出荷される見込みです。当課では、JAくまと連携して、出荷前の目均し会や含核数(毬に入るクリの数)調査を行い、市場へ出荷量等の情報を提供する等、有利販売を目指して、支援に取り組んでいます。
早生種は肥大期の猛暑、少雨で、L33%、2L52%、3L6%とやや小玉傾向でしたが、8月末からは適度に降雨があり、中生種、晩生種は大玉果が期待できます。今年は、新型コロナや豪雨災害の影響で販売促進行事はできませんが、生産者グループによる自主的な直売会の計画もありますので、ぜひ球磨栗をご賞味ください。

2020年8月

復旧作業の中で開催された目均し会の様子
収穫を待つナシ(豊水)

雨にも負けず、ナシの出荷が始まりました

JAくまナシ部会及び一勝地果実組合では、それぞれ7月16日及び7月14日からナシの出荷が始まりました。
2~3月には、最低気温が10℃以上と暖冬傾向が続いた後に氷点下まで気温が低下し、4月の開花後は低温傾向で4月25日には降霜があり、さらに、梅雨期は日照不足に加えて豪雨災害と、ナシ生産にとって非常に厳しい年となりました。
特に、7月4日の豪雨災害では球磨川に架かる橋の流失や国道219号線の崩落等、道路が寸断され、球磨村からの出荷が危ぶまれました。しかし、関係者の協力により迂回路を確保でき、例年の何倍も時間をかけながら出荷が行われています。迂回路は道幅が細く未舗装部分もあるため、果実に傷がつかないようにクッション材を増やすなど、最大限の工夫をされています。
梅雨明け後の豊富な日照を受けて、食味が良くなってきています。10月まで続く球磨地域のナシをぜひご賞味ください。

2020年8月

講演会の様子
移植実演会の様子

水稲高密度播種栽培(田植え)実演会の開催

去る6月19日に熊本県農業研究センター球磨農業研究所(以下、球磨農業研究所)において、水稲高密度播種栽培の移植実演会を開催しました。
高密度播種は、苗箱1箱当たりの播種量を300g程度増やすことで、育苗する苗箱数を減らし、移植までの作業負担やコストを減らすための栽培技術です。育苗方法は従来通りのやり方で良いため、育苗期間の負担を減らすことができ、苗運搬や苗継ぎなどの重労働を軽減できます。
今回の実演会では、初めに高密度播種栽培や乾田直播栽培、㈱クボタの機械等について講習会を行い、㈱クボタの協力を得て高密度播種で育苗した苗を、自動運転機能を搭載した「アグリロボ田植機NW8SA(有人仕様)」を使用し、田植え実演会を行いました。南稜高等学校関係者、農協、農家の方々等、多くの参加により、実演会は大盛況でした。
今後は、このほ場でドローンによる防除や食味・収量センサ付きコンバインでの刈取りの実演会を開催する予定です。

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