球磨エリア

球磨地域は人吉市、球磨郡を所管しています。県の南東部に位置し、九州山地に囲まれた盆地であり、中央を東西に貫流する球磨川の沿岸に広がる水田地帯と、周囲には畑地帯からなる中山間地帯及び山間地帯からなっています。水稲をはじめとした土地利用型作物や茶・葉たばこ等の工芸作物、野菜、果樹、さらには、酪農、肉用牛等多彩な農業生産が営まれています。中でも、葉たばこ、茶、クリ、モモは、県下1位の生産量を誇っており、二条大麦、ホウレンソウ、夏秋キュウリ、酪農も県における有数の産地です。なお、最近では球磨焼酎原料用としての多収穫米や、薬用作物等の栽培も行われています。

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県南広域本部 球磨地域振興局 農業普及・振興課

〒868-8503 人吉市西間下町86-1

電話:0966-24-4129

FAX :0966-24-4144

球磨エリア普及現地情報

2022年9月

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水稲のリモートセンシング(生育診断)
RTKドローンによる水稲防除

スマ農で「復興支援」を!水稲でのRTK※1を活用したリモセン※2&ドローン防除

スマート農業導入による復興支援の一環として、復旧後に初めて水稲作付が行われている相良村の水田と、球磨農業研究所内のオープンラボ水田において、「ドローンによる病害虫防除」「リモートセンシングを活用した生育診断の実証」に取り組んでいます。
今回、相良村の復旧水田では今年4月に設立された「相良村スマート農業サービス組合(通称:SSS)」にRTK機能を搭載したドローンによる全自動操作の水稲防除を実際に体験していただきました。同組合は若手農業者で組織され、7月からドローンによる水稲防除を開始しており、今後も管内の防除面積拡大が見込まれています。
また、「ヒノヒカリ」の生育診断も同時に行い、画像解析後に、次年度以降の施肥体系等を検討する予定です。
これに合わせ、オープンラボ水田では「くまさんの輝き」において全自動操作での防除の実証試験と生育診断を行い、継続的に農業研究センターと連携した技術の構築を進めていきます。
農業普及・振興課では、今後もスマート農業を通じて、令和2年7月豪雨からの復興を支援していきます。
 
※1:リアル・タイム・キネマティックの略で、高い精度の測位を実現する技術のこと
※2:リモートセンシングの略で、物を触らずに調べる技術のこと

2022年9月

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7月4日販売会
7月8日販売会

県庁地下売店で復興応援販売会を開催

令和4年7月4日、8日にJAくまによる「復興応援販売会」が県庁地下で開催されました。令和2年7月豪雨発生から2年の節目に合わせて、球磨地域の農産物等を販売し、生産者を応援するために企画されたものです。
当日は、旬の野菜や果物、「球磨栗」「球磨茶」のプリン等が販売されましたがどれも盛況で、特にモモは行列ができるほどの人気商品となっていました。多くの来店により他の商品も販売時間内にほぼ売り切れとなり、球磨地域の農産物をPRすることができました。
農業普及・振興課では今後も球磨地域農業の復興支援、農産物のさらなるPRに向け、関係機関と連携して活動を行っていきます。

2022年9月

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ほおずき贈呈の様子(左:堀尾組合長、右:浦上氏)
人吉旅館での展示の様子

「球磨地域産ほおずき」を人吉温泉旅館組合へ贈呈

令和4年7月6日(水)、熊本県花き協会球磨支部では、JAくま花き部会と連携し、球磨地域産のほおずきのPR、花きの消費拡大及び豪雨災害からの復興支援を目的に、人吉温泉旅館組合へほおずきの贈呈を行いました。
ほおずきの贈呈式は5月に営業を再開した人吉旅館で行われ、あさぎり町のほおずき生産者(浦上 徹氏)から人吉温泉旅館組合組合長(堀尾 謙次朗氏)へ贈られました。その際、浦上氏から「今年は実も大きく、色づきの良いほおずきが出来た。皆さんを少しでも元気づけるきっかけとなり、宿泊客にも楽しんでもらえれば」との挨拶があり、堀尾組合長からは「頂いたほおずきは加盟旅館で飾らせていただき、その魅力をPRしたい」と感謝の言葉をいただきました。贈呈したほおずきは、人吉温泉旅館組合に加盟の8旅館で7月6日~20日まで展示され、宿泊客等から好評を得ました。
農業普及・振興課では、今後も花の消費拡大活動に取り組み、当管内で生産されている花の魅力をPRしていきます。

2022年9月

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球磨地域から全国和牛能力共進会への出品が決定

令和4年7月28日、熊本県家畜市場(大津町)において第12回全国和牛能力共進会鹿児島大会の熊本県最終予選会が開催されました。
当日は県内各地域から多くの出品候補牛を集めて審査が行われ、厳正な審査の結果、5区(高等登録群:高等登録牛を起点に母娘孫の3頭セット)において、錦町の肉用牛繁殖農家である渕田牧場出品の3頭「母:ふくひかり3号、娘:ふく号、孫娘:ふくひめ号」が熊本県代表に決定しました。
審査員による審査講評では、「各個体(特に母牛)のレベルが高い」「中躯が長く、胸の深さがあり、尻の形状も良く、3頭に相似性がある」「娘牛では体上線が少し弱いが、孫娘牛では改善され、改良分野における欠点が後代で改善されている」と評価されました。
また、審査員から10月の鹿児島大会に向けて、「後肢が少し弱いため、引き運動、繋ぎ運動をしっかりと行うこと」「3頭が審査中に動かないように、調教を行うこと」についてアドバイスがありました。球磨地域の熊本県代表牛が好成績を収めるために、今後も畜産団体と協力して畜産農家への指導・支援(牛の管理指導、調教指導等)を行っていきます。

※高等登録牛:和牛の繁殖用雌牛に対する登録区分のうち、最も高次の区分。血統体型、繁殖成績、産子成績、不良形質に関する5つの資格条件を満たした雌牛に与えられる。地域や経営の中で和牛改良の中核となる牛。

2022年8月

球磨村の特産加工品継続に向け、“夏豆”を初収穫

「球磨村農産加工グループあじさい」は、球磨村の食材を活かした菓子や総菜を作る加工グループです。令和2年7月豪雨により、地域の生産者が被災したため、それまで地元から調達していた加工品の原材料確保が課題となっています。
そこで農業普及・振興課では、菓子の原材料となる“夏豆”の試験栽培を「くまむら山村活性化協会」と共同で行うこととしました。“夏豆”は球磨地域の在来品種で、あじさいでは羊羹や饅頭のあんとして使用しますが、植物としての特性等は分かっていません。そのため、今回の試験栽培において、“夏豆”や次作の種子確保とともに、その栽培方法についても検討を行いました。
その結果、昨年10月に播種した3aのほ場から約20㎏の夏豆を収穫することができました。次作では、仕立てなどの栽培方法を改善し、作付面積も増やす予定です。
農業普及・振興課では、引き続き、復旧復興に向け支援を行っていきます。

2022年8月

搾乳用施設見学の様子
エサ寄せロボットと牛舎内見学の様子

畜産経営者組織の現地研修会を開催しました!

6月22日に球磨地域の畜産経営者組織を対象とした現地研修会が開催されました。
今回は、管内酪農家で構成されるデーリィオーナーズネットワーク(DON)と管内肉用牛農家および酪農家の後継者で構成されるミルク&ミートクラブ(MMC)の2組織による合同現地研修会としており、関係機関も含め、総勢20名の参加がありました。
研修会場として、昨年度国庫補助事業を活用して規模拡大を行った錦町の酪農家にご協力いただき、新設された牛舎内を始め、作業性に優れるミルキングパーラー方式の搾乳施設やエサ寄せロボットなど、新たに導入した設備・機械等の見学を行いました。また講師として、西日本オリオン株式会社人吉営業所にもご参加いただきました。
研修中は、参加者からの質問や積極的な議論が行われ、関係機関も含め、活発な意見交換をすることができました。
農業普及・振興課では、今後も引き続き、畜産経営者組織の活動支援を行っていきます。

2022年8月

首長への牛乳プレゼント
牛乳・パンフレットの無料配布

父の日に牛乳(ちち)を贈ろう!キャンペーンの開催

球磨地域は県内有数の牛乳の生産地として、多くの酪農家が生産に励んでいます。毎年6月の全国的な牛乳消費拡大キャンペーンの一環として、球磨地域で取り組んでいた「父の日に牛乳(ちち)を贈ろう!キャンペーン」が、3年ぶりに開催されました。
本イベントは、球磨酪農農業協同組合女性部、ホワイト酪農業協同組合女性部およびくま農業活性化協議会畜産部会が主催し、6月14日と19日の2日間開催されました。
6月14日は、管内10市町村の首長及び振興局長へ900mlのビン牛乳と1ℓの牛乳パック2本が、両組合女性部から贈呈されました。
6月19日には、「父の日」とかけたPRとして、200mlの牛乳パックと牛乳消費拡大に関するパンフレットの無料配布を行いました。道の駅や高速道路内のサービスエリアの利用者を対象に、管内11か所で約1,100本の牛乳とパンフレットが配布され、地元で生産された安全で安心な牛乳を消費者にアピールすることができました。
農業普及・振興課では、今後も引き続き、管内酪農家の安定した生産支援と安全・安心な牛乳、乳製品のPRを行っていきます。

2022年8月

水稲・果樹スマート農業機械実演会の開催

令和4年6月17日(金)、熊本県農業研究センター球磨農業研究所において、㈱クボタ、クボタアグリサービス㈱及びグリーンテック㈱の協力を得て、水稲「くまさんの輝き」の田植え、ドローン防除、農業用無人散布車(果樹園用)の実演会を開催しました。
実演会には一般生産者(水稲・果樹)、高校生、市町村・JA職員等約50人の参加があり、自動運転機能を搭載した最新の「アグリロボ田植機NW8SA(無人仕様)」を用い、令和4年度から一般栽培が可能となった「くまさんの輝き」の田植えと「農業用ドローンT10」による防除(スクミリンゴガイ用薬剤)を実施しました。併せて、「農業用無人散布車R150」と「農業用ドローンT30」によるクリ園防除の模擬実演(水散布)を行いました。
参加された方々は最新の機械に興味を持たれ、写真や動画を撮ったり質問等をされて、スマート農業への理解を深めました。
農業普及・振興課では、球磨農業研究所の田植え実演会を行ったほ場をオープンラボの「くまさんの輝き」栽培展示ほに位置付け、現地検討会や実演会を通じて生産振興・普及拡大等に活用していく予定です。

2022年8月

(農)「万江の里」(山江村)で2年ぶりの田植え

令和4年6月11日(土)、(農)「万江の里」(山江村)において、「令和2年7月豪雨」以来となる2年ぶりの田植えが行われました。
農事組合法人万江の里は、平成29年に設立された山江村唯一の集落営農法人で、会員数は44人(代表理事:平瀬憲一郎氏)。設立3年目で豪雨災害により被災され、水田への土砂流入や機械等流出のため、水稲作が2年間できませんでした。今年3月に水田の復旧工事が完了し、法人の経営水田4.6haが復活しました。
当日は、小雨の中、組合員が田植えとその補助、シカ除けの紐張りなどを行いました。また、令和4年産から一般栽培が可能となった「くまさんの輝き」も2ha栽培予定で、経営の立て直しを期した新たな一歩を踏み出しました。
農業普及・振興課では、田植え後の栽培等指導を行うとともに、経営全体の運営等も支援し、豪雨災害からの復興を後押ししていきます。

2022年8月

ドローン出発式及び実演会の様子
ドローン出発式及び実演会の様子

相良村スマート農業サービス組合において ドローン防除開始

相良村の若手農家らでつくる「スマート農業サービス組合(今年度4月設立)」では、農業用ドローンを活用した水稲防除を7月から本格的に実施することになりました。
本組合では、DJI製の最新型の農業用ドローン(T30)を導入しており、初年度は管内の約30haを防除する予定です。
6月10日には、防除開始に向けた出発式が相良村管内のほ場で行われ、小雨の中でしたが農業関係者及びJA関係者等約30名が集まり、オペレーターである組合員4名が実際にドローンを操作して水田に散布実演を行いました。
農業普及・振興課は、今後も本組合の活動に対し支援を行っていきます。

2022年7月

大雨直後の大麦の倒伏状況(4月27日)
普通型コンバインによる刈取の様子

大雨被害を乗り越え無事収穫されました【大麦】

人吉・球磨地域における令和4年産大麦の作付面積は約650haあり、昨年11月頃に適期播種され、4月下旬まで生育は非常に良好でしたが、4月26~27日にかけ1日の降水量が100㎜を超える激しい降雨と秒速10m以上の強風によって倒伏の被害が発生し、一部ほ場では収穫ができないかと危ぶまれました。その後、5月に入ると好天が続き、倒れていた大麦も徐々に回復が見られ、一部を除き収穫を迎えることができました。5月中旬が収穫最盛期となり、収量は昨年より10a当たり50㎏程度多くなることが見込まれています(昨年は200~250kg/10aの収量)。
5月23日時点のJAくまへの荷受け数量は昨年の荷受け数量2,647tを上回り、5月25日から開始した品質検査でも、6月6日時点で全て1等評価となったことで、大雨被害は心配されたほどとはならない見込みです。今後も品質検査は7月まで実施され、主に麦焼酎の原料として出荷されます。
球磨農業普及・振興課は、今後とも大麦の安定生産に向け支援していきます。

2022年7月

くねぶ関連商品の展示販売風景
林業機械の展示及びデモ

新しくなった五木の春祭り開催!

約2年ぶりとなる「五木の祭り」が帰ってきました。従来は、歌謡ショーを中心に年1回開催されていた「五木の子守唄祭り」でしたが、村民同士のふれあいや四季折々の五木村の魅力を発信し集客を図ろうと、四半期に一度祭りを開催することになりました。
当日は、あいにくの雨天でしたが村民の方を中心に約1000名の来客者がありました。メイン広場では、五木の材木をふんだんに利用した3坪住宅建て方体験やツリークライミング、ヤマメ釣り堀など、森林、林業に関わる体験型イベント、山菜や鹿肉などの山の幸を中心とした各団体からの出店などがありました。特産品である「くねぶ」を使った新商品も、琥珀糖はじめ6種類展示販売を行い、特にサイダーはやや肌寒い中でも、飛ぶように売れ反響の良さを感じました。イベントの定期的開催は、農林水産物の売上向上に直結しており、様々な催事を開催・参加することが重要だと関係者全員が感じています。
農業普及・振興課でも、このようなイベントに合わせた生産や加工、販売展示技術向上など引き続き支援をしていきます。

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