2025年のエリア普及現地情報

2025年1月

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座学研修の様子
消毒ポイント実演の様子

球磨地域悪性家畜伝染病に係る防疫演習の開催

球磨地域振興局では、11月11日にあさぎり町の深田高山体育館で、球磨地域悪性家畜伝染病に係る防疫演習を開催しました。
本演習では、「防疫措置開始までの初動対応」について、座学研修と実演の2部構成で実施し、城南家畜保健衛生所、管内市町村、農業関係団体及び建設業協会人吉支部等、関係機関約80名が出席しました。
座学研修においては、高病原性鳥インフルエンザの発生状況、発生時の地域対策本部にける初動対応及び健康福祉部の防疫対応指針の変更点について、それぞれ担当所属から説明しました。
実演においては、支援センター、現場事務所、消毒ポイント及び通行規制を体育館と駐車場にそれぞれ設置し、農業普及・振興課の担当から説明及び実演を実施しました。
球磨地域で高病原性鳥インフルエンザが発生した場合は、地域全体で防疫措置を実施する必要があります。特に今シーズンにおいては、例年よりも早いペースで感染が拡大しています。そこで、万が一の発生に備えるとともに、関係機関と連携強化、養鶏場での飼養衛生管理基準の遵守状況の確認、防疫対策強化の呼びかけ等を継続して実施し、鳥インフルエンザ発生リスクの低減に取り組んでいきます。

2025年1月

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お披露目式
SLとトルコギキョウ

SL人吉の譲渡に合わせた球磨産花きのPR

この春引退したSL人吉は、JR九州から人吉市へ譲渡されることになり、令和6年11月17日には吉駅前でそのセレモニーが開催され、市民にお披露目されました。この機会にあわせて花き協会球磨支部(くま農業活性化協議会花き部会)では、地元産花きのPRを図るため、トルコギキョウを用いた装飾展示を行いました。
人吉球磨地域では30年ほど前から、あさぎり町、多良木町を中心にトルコギキョウの栽培が行われています。しかし、出荷先は関東市場が中心で、地元ではあまり知られていません。
お披露目式では、木村知事をはじめとした来賓、地元保育園児、くまモンが見守る中、除幕式などが行われ、満開のトルコギキョウが花を添えました。
その後は球磨産花きがSLの横に飾られ、マスコミに加えて、SLファンの方々も、花とSLの写真を撮影し、SNS等で紹介されていました。今回の取り組みは、地元産トルコギキョウの認知度向上の良いきっかけとなりました。
農業普及・振興課では、これからも、花きの生産促進のための側面支援として、消費拡大に努めていきます。

2025年1月

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「第1回畜産振興ふれあい祭り」の開催

球磨地域では、11月29日に球磨郡錦町にある球磨家畜市場にて第1回となる「畜産振興ふれあい祭り」が開催されました。このイベントは、昨今の子牛価格の低迷や飼料費の高止まり等畜産業に大変厳しい状況が続いている中、逆境を乗り越えるため皆で結束し協力し合って、地域の畜産を盛り上げようと若手肉用牛生産農家が中心となって開催されました。当課畜産支援班も畜産振興ふれあい祭り実行委員会の一員として活動の支援を行いました。
当日は、生産者及び関係者約270名が参加。午前の部は、生産者の勉強会として家畜改良事業団熊本種雄牛センターによる「ゲノミック活用と今後について」と題した講演や第43回熊本県畜産共進会の入賞者の表彰が行われました。
その後、お楽しみ抽選会では、お肉やトラクター模型さらには希少精液の獲得権利が賞品に供されており、たいへん盛り上がりました。最後に、青年部による参加者全員でガンバロー三唱を行い午前の部は終了となりました。午後の部は、地元産牛でのバーベキューの昼食会が行われ、参加者たちが肉を焼きながら交流を深めていました。
今回の取組は、若手農家が声を上げて開催されたという点に大きな意義があり、球磨地域の畜産を盛り上げる大きな起爆剤となると実感しました。今後も、当課では厳しい畜産情勢の中でも頑張って乗り切ろうとする地域生産者に寄り添い、引き続き畜産振興の推進を行っていきます。

2025年1月

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研修会の様子
グループワークの様子

初開催!「球磨地域営農法人研修会」の実施

球磨地域では、現在6つの地域営農法人があり、それぞれの地域の担い手として活躍しています。法人の課題は共通するものが多く、その解決に向けては、個別支援だけでなく法人間での情報交換や関係機関とも連携した取り組みが必要です。そこで令和6年11月28日に管内6法人に加え2営農生産組合、市町村やJAを参集し、球磨地域で初となる「球磨地域営農法人研修会」を開催しました。
研修会では、当課から経営診断や畦畔芝草化の現地試験の結果報告、機械導入などの各種補助事業の話題提供を行いました。また、基調講演として、「農事組合法人多良木のびる」専務執行役員尾方伸一郎氏から、「夢のある地域農業への挑戦」と題して、効率的な基幹作業の方法や従業員の人員配置、法人運営のポイントについて講演いただきました。他の法人からは、「ミニライスセンターの導入や運営について知りたい」など様々な質問が出されました。
研修会の最後は、法人共通の課題である「人、営農、お金」のテーマでグループワークを行いました。初対面にもかかわらず、参加者は、同じ営農組織として各法人が抱える課題について積極的に意見交換が交わされました。
当課では引き続き、研修会や視察、勉強会を通じて、地域営農法人間の連携強化に取り組んでいきます。

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