天草エリア

天草地域は上天草市、天草市、天草郡を所管しています。熊本県の西南部に位置し、大矢野島、上島、下島の三島をはじめ大小120余りの島からなる海岸島しょ地域であり、地域全体が中山間地域となっています。また、年平均気温は16.4℃と県内でも高く、温暖な気象条件を活かした特色ある農業が展開されており、早期水稲、不知火類や河内晩柑等の果樹、レタス等の野菜、トルコギキョウ等の花き、天草大王や天草黒牛等多様な農畜産物が生産されています。また、新規作物としてオリーブ等の導入が進められています。

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天草広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒863-0013 天草市今釜新町3530

電話:0969-22-4262

FAX :0969-22-5054

天草エリア普及現地情報

2023年1月

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全体会議の様子
分科会(レタス)の様子

~全国から天草地域の野菜関係者が集結!~令和4年度 天草地域冬野菜販売対策会議を開催

天草地域の冬野菜の本格出荷に向け、11月25日に「令和4年度天草地域冬野菜販売対策会議」を開催しました。当日は、野菜生産者、市場・輸送関係者、管内3JAや市町担当者を含む、約100名の参加がありました。
会議では、全体会議後、主要品目であるレタス、ミニトマト、イチゴに分かれて分科会を開催しました。各JAから、現在の生産状況や出荷計画の説明があり、市場からは情勢が報告されました。その後、天草内外の生産物を用いて現物査定を実施し、イチゴ、ミニトマトの着荷時の着色状況を意識した収穫やレタスの出荷規格の確認を行いました。
参加者からは、「市場からの情勢報告や消費地の動向を聞くことができ良かった。今後もこのような会議を継続して開催してほしい。」「生産コストが上昇している中で、しっかり価格に反映させてほしい」といった声が聞かれ、今後も天草地域が一体となって、野菜を生産、販売していく士気が高まる会議となりました。
当課では、引き続き、天草産野菜のブランド力を高めるため、技術向上や販売力アップなどに、関係機関と一体となって取り組んでいきます。

2023年1月

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「熊本EC12」実証園での品種特性説明
小規模基盤整備園モデル園での推進

果樹新技術・新品種実証園等を活用した普及活動~カンキツ経営の省力化・所得向上を目指して~

天草地域は、不知火類(デコポン)、「河内晩柑」、ポンカン等中晩生カンキツの県内主産地です。当課では、カンキツ農家の生産安定と所得向上を図るため、関係機関と連携して新技術・新品種の実証や樹園地集積・小規模基盤整備モデル園の整備等に取り組んでいます。
11月9日、これらの実証園やモデル園を活用し、新しい技術や品種特性などへの理解を深めることを目的に、JA本渡五和中晩柑部を対象とした、管内の先進事例研修会を開催しました。当日は生産者約30名の参加があり、ヒリュウ台「河内晩柑」や新品種「熊本EC12」、基盤整備モデル園について、それぞれ当課から説明を行いました。いずれの園地も省力化や規模拡大、所得向上が図られている事例であり、参加者からは多くの質問が寄せられ、関心と意欲の高さがうかがえました。
また、JA本渡五和では、収穫安全や好調な販売を祈願した施設デコポン収穫祭、ポンカン収穫安全祈願祭が開催され、本年産の販売がスタートしました。
当課では、引き続き関係機関と連携し、カンキツ生産者の所得向上のため、新技術・新品種等の更なる導入拡大に取り組んでいきます。

2023年1月

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~地域リーダー相互の経営改善と後継者育成に向けて~天草農業経営者協議会経営高度化研修会を開催

指導農業士等で組織される「天草経営者協議会」では、会員相互の研鑽と経営の高度化を目的として、現地研修会を11月11日に開催しました。
最初に、昨年度県農業コンクール受賞者の畜産農家を訪問し、繁殖経営における計画的な規模拡大や哺乳ロボットを活用したスマート農業、次に、施設園芸経営体におけるきゅうりの周年出荷や販売戦略の事例を現地視察しました。更に、就農2年目の若手園芸農家のミニトマトハウスを訪問し、現状や考え方を聞く中で、生産技術の向上や地域との関係づくりに向けたアドバイスや激励の言葉を送られました。
当日は15名の参加があり、作物の垣根を越えて今後の展望や課題を活発な意見交換となり、「非常に勉強になった」「学ぶものが多くあった」など意見がありました。また、今年度からは新たに3名が会員として加わることになり、相互交流による経営改善等を通して、地域の牽引役として更なる活躍が期待されます。
当課では、地域リーダーである経営者協議会の活動支援を通じて、若手農業者の育成や地域農業の活性化の取組みを進めていきます。

2023年1月

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総会の様子(中央 山崎会長)
講演の様子(講演者:山本氏)

~法人間連携等による経営力強化に向けて~2年ぶりの連絡協議会総会及び連携会議開催

地域の核となる16法人組織と関係機関で組織された「天草地域営農組織連絡協議会」の総会及び第2回連携会議を11月24日に開催しました。総会は対面では2年ぶりで15法人組織と関係機関から約50名の出席がありました。
総会では、R3活動実績・R4活動計画について全ての議案が承認され、新たに桑野組合長((農)楊貴妃の郷しんわ)が新会長に選出されました。
また、連携会議では、法人組織の経営力強化と法人組織間の連携を推進するため、JA熊本中央会より来年10月から実施されるインボイス制度による法人への影響と緩和策となる広域連携の取り組みについて事例紹介を交えて講演していただきました。また、管内で試験実証に取り組んでいるスマート農業技術(ザルビオフィールドマネージャー)について、全農及びJA本渡五和の担当者より、本年産水稲において「いもち病」の発生を初発時に予見し被害拡大を未然に防いだ実績などが紹介され、高い関心を見せた4法人で導入に向けて検討することとなりました。
今回の総会・連携会議では、ほとんどの組織から複数名の参加があり、未だ関心の低いインボイス制度に対する警鐘と法人間連携の前提となる運営状況を見直す契機になったと考えます。本課では引き続き、各法人組織の経営力強化に向け、栽培技術の向上や共同化に関係機関と一体となって取り組みます。

2022年11月

重点対象農家の園地訪問(幼木管理指導)
新規就農者向け講習会(有明地区)

不知火新規就農者の定着に向けた支援~経営力強化を産地全体でバックアップ~

天草地域では、基幹園芸品目である不知火、キュウリ、ミニトマト、トルコギキョウの担い手確保と産地維持を図るため、当課の技術担当と経営担当、関係機関がプロジェクトチームを結成し、新規就農者の定着支援に取り組んでいます。不知火チームでは、天草市への移住者(新規参入者)4名を重点対象に位置づけ、基礎講座や現地指導、経営診断等を実施しています。
9月には天草市・JAと連携し、4日間をかけて重点対象を含む新規就農者14名の就農園地を訪問しました。果樹は永年性作物であることから、園地での個別面談形式で昨年産の技術・経営の反省点や本年産の生育状況等を確認し、摘果作業や病害虫防除、幼木の枝梢管理等について指導しました。また、新規就農者の栽培管理への質問や困っていることも聞き取り、個々の経営や栽培環境に応じたアドバイスも行いました。
特に、不知火栽培の新規就農者が多い有明地区では、JAと連携して新規就農者向け栽培管理講習会を月1回開催し、若手からシニア世代までの就農定着と交流を図っています。
今後も関係機関と連携したきめ細かいサポートにより、新規就農者の技術力向上と経営安定を支援し、就農定着を図っていきます。

2022年9月

~新規就農者の経営の土台づくりと早期定着に向けて~ 第1回勉強会(経営+栽培講習会)を開催

天草地域は、園芸主要品目で生産を行う新規就農者に対して、関係機関とプロジェクトチームを結成し、重点普及課題「新規就農者の定着による稼げる園芸の土台づくり」に取り組んでいます。本年度は個別指導に加え、集合形式での勉強会(集団指導)を3回計画しており、第1回を7月20日に開催しました。
当日は、新規就農者及び関係機関から35名の参加があり、第1部として共通テーマ「経営基礎講座」を、第2部として、同じ作物の就農者同士のつながりと今後の交流を深めることを目的に、担当普及員指導による品目別分科会「栽培技術講座」を実施しました。
新規就農者からは、「経営の知識がなく難しかったが、必要性は理解出来た。しっかり身に着けたい」、「現地研修の復習になり、よく理解できた」、「学んだことを栽培管理に活かしていきたい」等の声が聞かれました。また、当日は「複式簿記テキスト」、「支援制度逆引き集」を配付し、自己研鑽への支援も併せて行っています。
今後も個別指導とともに勉強会(集団指導)を組み合わせながら、新規就農者の所得向上、定着に向けて取り組んでいきます。

2022年8月

適正着果の目安となるモデル樹作成の様子
適正着果の目安となるモデル樹作成の様子

デコポンは適正着果が大切! ~R4年産の生産安定に向けて~

不知火類(デコポン)は、熊本県が全国1位の生産量を誇り、天草は県内主産地の一つです。本年産は、昨年の8月の大雨や秋期の高温・少雨等の影響で、着果が少ない園や樹勢が低下している園がみられます。また、梅雨明けが平年より20日ほど早かったことから、今後の生育への影響が懸念されます。
そのため当課では、本年産の収穫量を十分確保できるよう、JAと連携し、講習会や現地検討会を定期的に実施しています。6月は、高品質・大玉生産・樹勢維持に重要な「適正着果」について講習会を行いました。特に本年産は、今後の高温・乾燥が加わると、品質低下や小玉化、樹勢低下などが心配されます。 
そこで、生産者の園地において、摘果の目安となるモデル樹を作成し、摘果作業の理解促進を図りました。昨年の講習会のモデル樹は他の樹に比べ、本年産の着果が良好であったこともあり、生産者からは「やっぱりこの時期の摘果はすごく重要だと実感した」といった声も聞かれました。
当課では、引き続き本年産の生育や気象データを生かしながら、デコポン生産者の高品質・安定生産を支援していきます。

2022年7月

総会(地方)の様子
プロジェクト検討会の様子

~目指せ(集合形式での)農業者会議総合優勝3連覇~天草地方・天草市4HCの総会を開催

6月7日、天草広域本部で天草地方4Hクラブの総会が開催されました。3年ぶりに関係機関を招いた集合形式での開催となり、5月にクラブ員が勧誘を行った新規就農者2名も招待され、正式にクラブへ加入することになりました。
また、2年間活動休止状態となっていた天草市4Hクラブも、再開に向け、5月からクラブ員・天草市と協議を進めてきた結果、総会を地方と同日に開催することができ、クラブ活動を再スタートしました。
総会後は、今年度のプロジェクト活動について、個別面談方式の検討会が実施されました。準備した「プロジェクト設計書」を活用しながら、自身の農業経営における問題や課題について整理し、今年の取り組みについて、担当普及員も入りながら、それぞれ意見交換を行いました。クラブ員同士でアドバイスする場面も見られるなど、今年度にかける意気込みと併せ、充実した検討内容となりました。
農業普及・振興課では、今後も4Hクラブへの活動支援を通して、地域の将来を担う農業者の育成に取り組んでいきます。

2022年5月

新規就農者個別指導(ミニトマト)
園芸4品目の栽培マニュアル

~園芸主要4品目の栽培マニュアルが完成~新規就農者の定着と技術習得を支援

天草地域は、園芸品目での新規就農者が多いことから、当課では関係機関とプロジェクトチームを結成し、重点普及課題「新規就農者の定着による稼げる園芸の土台づくり」に取り組んでいます。中でも、販路が確実で所得が見通せる不知火、キュウリ、ミニトマト、トルコギキョウの4品目を推奨作物に掲げ、重点的に支援を行っています。
チーム活動では、それぞれのレベルに応じた個別指導や基礎知識を習得する基礎勉強会等を定期的に実施し、栽培技術と所得の向上を図っています。その一環として、令和2年度から新規就農者用の就農支援テキストとして、栽培マニュアルの作成に取り組んでおり、今回、4品目の栽培マニュアルが完成しました。
「分かり易く」をテーマに、作物の生理生態や栽培管理などについて、写真や図表等を多くするなど工夫して、視覚でイメージできる冊子になっています。
配布した新規就農者からは、「こんなマニュアルが欲しかった」、「しっかり勉強して、収量を上げていきたい」等のたくさんの声がありました。
今後は、この栽培マニュアルを活用するとともに、内容の充実とリニューアルを図りながら、新規就農者の更なる技術向上と所得向上に取り組んでいきます。

2022年3月

果実審査会の様子
入賞果実の一部(露地デコポン)

個性豊かな旬の天草カンキツをアピール~天草地域中晩柑果実品評会の開催~

天草地域は、温暖な気候を活かした県内有数のカンキツ産地です。熊本が誇る「デコポン(不知火)」や天草で約100年の歴史を持つ「ポンカン」、多彩なスイーツが人気の「あまくさ晩柑(河内晩柑)」等の中晩柑が栽培されています。
2月は、天草地域のカンキツの出荷最盛期となることから、カンキツ農家の栽培技術の研鑽、消費者へのPR・コロナ禍での消費拡大を目的に、天草広域本部において、天草地域中晩柑果実品評会を開催しました(2月17日)。
品評会には、天草地域のカンキツ7品種81点が出品され、JAや市、農業普及・振興課、天草農業研究所等の果樹振興関係者が審査にあたりました。また、入賞果実については、JA直売所にて展示されました。
令和3年産は、8月の大雨等による厳しい栽培環境でしたが、品質の良い果実が生産され、コロナ禍において、これから販売最盛期となる天草カンキツをアピールすることができました。
近年は、気象変動が激しいことから、高品質安定生産のための栽培環境の整備が課題となっています。天草のカンキツを安定的に消費者に届けられるよう、生産者や関係機関とともに取り組んでいきます。

2022年3月

給与農家への聞き取り(R4.2.14)
TMR採食の様子(R4.2.14)

小規模経営農家におけるTMR利用推進に向けた取組み

当地域では、肉用牛農家249戸のうち、繁殖経営が9割以上で、そのうち約7割の農家は飼養頭数が10頭以下と小規模経営が主です。また、小規模農家では機械導入が進んでおらず、省力的な飼養管理技術が求められていることから、当課ではTMR(完全混合飼料)の導入を推進しています。
しかし、一般的な市販のTMRは300~500㎏/個と大きく、運搬用の機械を有しない農家では利用が難しいことや、小規模農家では開封後すぐに使い切ることが出来ず、変敗してしまうという問題がありました。
そこで今回、関係機関と連携して、70㎏及び100㎏の小型TMRを試作し、繁殖農家19戸で給与実証を実施しました。また、その内5戸を巡回し、小型TMRの給与時の作業性や品質等について聞き取り調査を行いました。
その結果、「TMR給与で身体的負担は軽減され、作業時間は短縮された。」等TMR利用に対して前向きな意見が得られた一方、さらなる小型化を求める声も聞かれました。
今後も地域のニーズに応えることができるよう、関係機関と連携し、TMR利用の体制づくりを行っていきます。

2022年2月

子ども食堂へ提供した天草大王

くまもとの地鶏「天草大王」を子ども食堂へ提供

天草大王(地鶏肉)は、天草地域では生産者6人が年間約6万羽を生産しています。しかし、新型コロナウイルス感染症の拡大が長期化する中で、主な販売先である飲食店の売上げ、インバウンド消費は壊滅的状況にあり、天草大王の需要も激減しています。
このような状況を受け、天草大王生産販売組合(以下、組合)では、県の新型コロナウイルス事業者支援緊急対策事業に取組み、子ども食堂等へ食材提供を2月1日から開始しました。
当課では、生産者との意見交換・検討会や組合の事業計画書の作成支援を行っており、生産者からは「供給先が確保できた。」との意見や、子ども食堂からも、「お肉の提供は助かる。」との声を頂きました。3月にかけて、県内子ども食堂約50か所に、計1~1.5t(約600羽)のお肉を順次提供し、天草大王のリピーターを増やすきっかけづくりにします。
今後、引き続き、天草大王生産者及び組合の活動支援を行い、天草大王の産地維持に向けて助言・指導を行っていきます。

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