平坦地の遊休農地を活用した果樹園地基盤整備促進の取組み ~基盤整備候補地の現地視察検討会の開催~
天草地域の柑橘園地の多くは、狭小で急傾斜地に立地していることから、産地の維持において労働生産性を高める基盤整備が積年の課題であり、天草農業普及・振興課としても、長期に渡って課題解決に取り組んできているところです。しかし、近年の物価高騰により、傾斜地基盤整備での工事費も上昇し、生産者の基盤整備に対する意欲が鈍化しつつあります。そこで、工事費用が少なく済み、傾斜地より作業がしやすい平坦地にある遊休農地を基盤整備候補地としてリストアップし、入植を希望する柑橘生産者とのマッチングを行う、プッシュ型の取組みを当課が中心となって進めています。
その第一歩として、8月24日に天草市、JA、農業公社と当課で、候補地視察を目的とした現地検討会を開催しました。今回は、候補地(案)として天草市有明町の遊休農地5か所を視察し、現状の荒廃具合や現地までのアクセスの良否、水源の有無等の条件を検討した上で、優良候補地として3か所を選抜しました。今後、地権者状況等を確認して、スムーズに基盤整備に移れる候補地を絞り込み、入植者希望者とのマッチングへとステージを移す予定です。
候補地の地権者との合意形成や入植希望者の確保等、本取組みの完遂までには乗り越えるべき壁がまだいくつかありますが、少しでも園地基盤整備を前に進めるため、当課ではこのような取組みを通じて、天草地域の農業生産基盤の強化に努めてまいります。