天草エリア

天草地域は上天草市、天草市、天草郡を所管しています。熊本県の西南部に位置し、大矢野島、上島、下島の三島をはじめ大小120余りの島からなる海岸島しょ地域であり、地域全体が中山間地域となっています。また、年平均気温は16.4℃と県内でも高く、温暖な気象条件を活かした特色ある農業が展開されており、早期水稲、不知火類や河内晩柑等の果樹、レタス等の野菜、トルコギキョウ等の花き、天草大王や天草黒牛等多様な農畜産物が生産されています。また、新規作物としてオリーブ等の導入が進められています。

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天草広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒863-0013 天草市今釜新町3530

電話:0969-22-4262

FAX :0969-22-5054

天草エリア普及現地情報

アーカイブ

2020年6月

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R元年5月 ナルトサワギクの繁茂
R2年5月 平面区のイタリアンの優占

ナルトサワギクの抑制試験

ナルトサワギクは特定外来生物に指定されており、日当たりのよい所でよく生育し、日陰では生育しにくい性質を持つ、繁殖能力が高い植物です。また、本種には毒性があり、牛が採食すると中毒を引き起こすと言われています。現在、苓北町の肉用牛繁殖農家の放牧区に侵入・定着し、問題となっています。
このため、当課では昨年度から飼料作物(イタリアンライグラス)とナルトサワギクを競合させ抑制する試験を実施しています。今回、イタリアンライグラスが優占し、ナルトサワギクの抑制に効果を上げることが分かりました。今後は、当区について、試験区を半分に区切り放牧を行い、牛による採食を行った後の両草種の生育調査を行う予定です。
一方、法面ではイタリアンライグラスの種子が定着せず、未だナルトサワギクが優占しているため、今後は播種する草種の選定や播種技術について検討進めていく予定です。

2020年5月

関係機関との開花調査の様子
不知火類の開花の様子

R2年産不知火類の開花順調~不知火類の安定生産に向けて~

不知火類の栽培が盛んな天草地域では、4月下旬から露地・屋根掛け栽培の開花期を迎えています。
今年は暖冬の影響で発芽が早かったものの、4月の気温がやや低くく推移したことから、満開期は平年並みの予想となっています。4月30日に農産園芸課、果実連等の関係機関と少人数で現地調査を行った結果、着花は全体的に良好で本年産も前年並みの収穫量が見込まれます。また、先に開花を終えた加温栽培でも、着果・肥大等の生育は順調に進んでいます。
これまで、当課では、不知火類の高品質果実安定生産のため、土壌水分目視計やシートマルチを活用した水管理技術の普及や「天草地域加温デコポン合同研修会」を開催するなど、地域全体の意識醸成と栽培技術の向上を図ってきました。
今年度は、新型コロナの感染防止対策をとりながら、関係機関と連携して、きめ細やかな栽培技術指導を行い、順調なスタートを切った令和2年産果実の安定生産を目指します。

2020年4月

フラワーアレンジメントの展示
ミニブーケの販売会

花いっぱいプロジェクトin天草~花の消費拡大に向けた取り組み~

天草地域は、切り花総産出額が12億円(平成30年産)を超える花の一大産地です。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各種行事が中止・規模縮小となり、花の消費低迷が続いています。
そこで、当課では花の魅力発信と消費拡大を進めるために、熊本県花き協会天草支部から支援を受け、天草広域本部と当地域の市町及び農協の玄関やロビー(計7か所)に天草産花きのフラワーアレンジメントとその紹介ポスターの展示を行いました。展示中は多くの方が足を止めて鑑賞され、「天草が花の産地であること知った。」「改めて花の良さを実感した。家でも飾ってみたい。」との声も聴かれました。
7月上旬まで当広域本部ロビーと天草保健所玄関にてフラワーアレンジメントを継続的に展示し、天草の花のPR及び購入を推進します。

2020年2月

天草地域の野菜関係者が集結

天草地域冬野菜販売対策会議の開催

天草地域の冬野菜の本格出荷に合わせて、11月28日に「天草地域冬野菜販売対策会議」を開催しました。
当日は、管内3JAの生産者代表や取引市場ら約百名が参加し、主要4品目(レタス、ミニトマト、イチゴ、スナップエンドウ)の販売方針を協議しました。
本年度は前年のアンケート結果をもとに会議内容を見直し、品目別分科会の充実を図りました。分科会では、情勢報告や現物査定を行い、市場等の消費者サイドと産地側との熱心な意見交換が行われ、例年以上の盛会となりました。
参加者からは、「コンパクトで内容の濃い会議で良かった」「天草全体での野菜会議として今後も続けてほしい」等の意見が寄せられました。
今後も当課では、関係機関の連携強化を支援し、天草産野菜のブランド力を高め、産地力の強化を推進します。

2020年1月

作業前の説明
人工授精の体験

天草初!牛の人工授精研修会開催

肉用牛繁殖経営における人工授精の失敗は、多額の損失につながるため、人工授精技術の習得が重要です。
天草地域は、繁殖経営体が多く、近年若手生産者の参入も続いています。若手生産者からは、「自分で人工授精できるようになりたい」という声が聞かれます。そこで、天草では初めての試みである牛の人工授精研修会を開催しました。
当日は、天草家畜保健衛生所から講師をまねき、受講者に対してマンツーマンで技術指導を行いました。人工授精の正しい流れや、注意すべき点、各手順の意味について再確認でき、受講者からは「マンツーマンで、しっかり技術指導を受けることができて良かった」等の声が聞かれました。
天草管内では、他の生産者からも牛人工授精研修会をやってほしいという要望も出ていることから、今後もこの取り組みを継続し、管内生産者の繁殖成績向上につなげていきたいと考えています。

2020年1月

キュウリ農家との個別面談
トルコギキョウ農家との個別面談

経営指導と技術指導が一体となった個別面談の実施

平成29年度から当課で取り組む、重点普及計画「次世代の稼げるあまくさ農業の確立」における活動として、経営分析に基づく個別面談会をJAに青色申告の代行記帳を委託しているキュウリ農家3戸、トルコギキョウ農家7戸を対象に実施しました。
面談では、初めにJAあまくさの担当者が農業経営支援システム(JA熊本中央会)分析結果について説明を行い、次に当課から経営分析から見える経営上の課題について、3年間の損益計算書から収入の増減や経費の増減の内容を確認しながら、対策について具体的なアドバイスを行いました。また、農家から今後の経営方針について聞き取りを行い、新しく導入する技術に係る経費などを確認しながら、所得の向上につながる方針となっているかなどの検討を行いました。
経営担当と技術担当が一緒に行う面談は、経営上の課題・問題点に対する具体的な指導ができ、面談を受けた農家からは「今回の面談で自分の経営について別な角度で考えるきっかけとなった。」との声もあり、効果の高い面談となっています。
今後も農家所得の向上が図られるよう経営指導と技術指導が一体となった活動を実施していきます。

2020年1月

栽培技術等について意見交換

「天草果樹を一つに」合同研修会初開催!

天草地域には、JAあまくさ・JA本渡五和・JAれいほくの3つの農協があります。しかし、近年、農協間での栽培技術にバラツキがみられ、カンキツにおける品質や収量に差が出ています。
そこで、営農指導員、部会員の技術交換を図り、地域全体の栽培技術の向上と平準化を目的に、天草地域加温デコポン合同研修会を10月18日に開催しました。
当日は、生産者や関係機関ら40名が参加し、当課の取組紹介及び優良園地の視察を行いました。視察では、栽培管理におけるポイントや土壌水分目視計の活用方法等について説明を行い、農協の隔てなく活発な意見交換を行うことができ、天草ワンチームに向け一歩前進することができました。
今後も「天草果樹を一つに」をキーワードに屋根掛け栽培・露地栽培まで本取組を拡大していく予定です。

2019年12月

天草とれたて市場創業祭(平成31年4月)
道の駅上天草さんぱーる創業祭で認知度調査に投票する消費者(令和元年11月)

天草黒牛、地域内認知度ギューっ(牛)とUP!

天草地域では、平成25年から天草黒牛ブランド推進協議会が主体となり、天草黒牛のブランド化に取り組んでいます。
しかし、これまでの協議会の活動では、地域内向けのPRが不十分であり、地元消費者の認知度が向上しないという問題がありました。
そこで、昨年からは認知度向上を目的に、地域内イベントでの認知度の調査とPR活動を充実させてきました。2年目となる今年は、直売所創業祭等のイベントに複数出店し、PR活動を行いました。
その結果、今年度の地域内認知度は52%(前年比+6%)となり、過半数を超える結果となりました。
本取組開始以降、地域のイベントからの出店依頼や、JAの畜産部会の支部が主体となりイベントに出店することが増えており、畜産関係者の中でも「もっと消費者にPRをしていこう」という機運が高まっています。
今後も、地元消費者を巻き込んだ活動を展開し、チーム天草で、他産地のブランド牛と競合できるよう活動していきます。

2019年12月

原料をミキサーに投入する様子
完成したTMR(左)・現地検討会で現物を手に取る参加者ら(右)

地域内のTMR製造拠点整備へ大きく前進~デモ製造・現地検討会の開催~

天草地域では、肉用牛へのTMR給与に対する機運が高まっています。
しかし、現在、地域内にはTMR製造拠点はなく、地域外に製造を委託しており、輸送経費がかさむことが問題となっています。
そこで、将来の製造拠点整備の第一歩として、11月11日・12日にJAあまくさ河浦ライスセンターで、デモ製造を実施しました。
当日は、原料を混合する「ミキサー」や、整形・梱包する「コンビラップ」等の機械をレンタルし、約5tのTMRを製造しました。
11月12日には、畜産農家や地域営農法人・関係機関を対象に現地検討会を開催し、参加者からは、機械や作業の流れ・TMRの品質に高い関心が寄せられました。(参加者:約65名)
今年度は、関係機関において「3年後の管内製造拠点整備を目指す」という合意形成もできつつあります。今後も地域一体となってTMRの普及を図るため、引き続き支援していきます。

2019年12月

生産者を交えた検討

天草大王販売促進への取組

天草では、天草大王の生産量・販売量の増加に取り組んでおり、今後の販売量増加には新たな取組みが必要とされています。
そこで、高品質肉鶏推進協議会(事務局 養鶏農協)を中心に、生産者全員が参加し、販売促進研修会が9月6日に開催されました。当日は地鶏の販売戦略等について、地元を固めることや、ネーミング統一の重要性について、外部講師から講義を受けました。その後、生産者を交えたグループで検討を行いました。生産者からは、「熊本空港での販売スペースを増やしたい」、「飲食店が利用しやすい加工品を作りたい」等の意見が出ました。その結果、今後も新メニュー開発に向け、引き続き検討を行うことになりました。
当課は、販路拡大に繋がるこの取組みを引き続き支援し、天草大王の販路拡大を目指します。

2018年12月

キュウリ農家の所得向上を支援する取組み

当課では、JAの技術指導・経営指導担当とともにプロジェクトチーム(以下PT)を組み、キュウリ農家の所得向上支援に取り組んでいます。
PTでは、7月に14戸の農家に対して個別面談を実施し、収量や販売金額の目標設定とその達成に向けた各農家の栽培計画を策定しました。
またPTでは、各農家を個別に巡回し、栽培計画に基づいた定植や収穫作業及びハウス内の温度・湿度などの栽培管理チェックと指導を行っています。8月から10月の巡回時には、かん水管理やウイルス病を媒介する微小害虫対策の指導を重点的に行い、初期生育の重要性を周知しました。
当課では、今後も本取組みを継続することで、農家自らの「気づき」、「考え」、「実践」を促し、儲かる農業の加速化を図っていきます。

2018年11月

~未来へつなげカンキツの島“あまくさ”~

天草柑橘産地の維持発展のために、柑橘園地の基盤整備・園地集積等を推進する講演会を8月31日に開催しました。 
講演会は、天草農業活性化協議会果樹部会が主催となり、管内果樹生産者を中心に140名の参加がありました。
講演内容は、農地整備課による「天草地域における果樹園地基盤整備について」と、(株)不動岩果樹園代表取締役社長立山誠一氏による「基盤整備と私の経営」と題した基調講演が行われました。   
真剣に聞き入る参加者からは、「糖度を上げるコツは?」「幼木の育成法は?」など多くの質問があり、基盤整備の関心の高さがうかがえ、「これからのみかん作りに大変参考になった。」等好評でした。
当課では、生産者の基盤整備意欲に火が付いてるうちに、担い手への農地集積と併せてスピード感を持って関係機関と協力して推進していきます。

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