気候変動に負けない!温州みかんづくりの最新ノウハウ
近年、温州みかんの生産現場では、「これまで通り」が通用しない状況が続いています。温暖化の影響により、夏秋季の高温乾燥や局地的な豪雨が増え、収量や品質の安定が難しくなっているためです。本年産も、前年の傾向から着果が少ないと予想され、収量の確保と高品質果実の生産が大きな課題となっています。
こうした状況を踏まえ、当課では関係機関と連携し、4月15日に開催された「みかん部会植木地区全体会議」において、着果・収量の確保と品質向上を目的とした新技術を紹介しました。紹介した新技術は「S.マルチ栽培※1」「捻枝・表層摘果※2」の2点。説明に当たっては、現場の視点で整理したメリット・デメリットやおすすめの導入方法を示しました。また、健全な樹勢の維持が前提であることを強調し、新技術と基本管理を組み合わせることで、温暖化による異常気象を乗り超える必要があることを提案しました。
今後も引き続き、高品質果実の安定生産に向けて、新技術の情報提供や適期管理の技術支援などを進めてまいります。
※1「S.マルチ栽培」:防水・防根シートを活用した、多雨による糖度低下を抑制する新技術。
※2「捻枝・表層摘果」:夏季の高温による日焼け果症を軽減する摘果方法。