温暖化に負けない!みかんのための夏管理
「温州みかんの肥大・品質を左右する」といっても過言ではない作業が摘果管理です。本年産は着花量は多かったものの、5月中下旬の高温乾燥の影響で生理落果が増加し、結果として着果量は「中程度」となっています。このような生育の変化は温暖化の影響と考えられ、今後も強く影響を受けることが予想されます。温暖化がもたらす問題としては、果実品質の低下や隔年結果※1の助長が挙げられます。
そこで当課では関係機関と連携し、6月12日に「6~7月のみかん園管理」をテーマに講習会を開催し、摘果を中心とした対策について指導を行いました。
温州みかんは永年性作物であり、毎年安定して高品質な果実を生産することが求められます。そのため当課からは、品質向上と隔年結果対策として枝別摘果※2を紹介しました。現在の着果量は「中程度」ですが、園内には一部で過着果の樹も見られます。樹毎の着果量を均一化することで、園地全体の品質と収量を揃えることが目的です。
また、摘果管理だけでなく、品質向上のためのフィガロン散布やマルチの徹底、さらに生果量を減らさないための複合的な日焼け果軽減対策についても説明し、本年産の安定した高品質果実生産につなげていきます。
今後も引き続き適期管理の技術指導を行い、園地で高品質果実を安定して生産できるよう支援してまいります。
※1:着果量が極端に多い年、少ない年を交互に繰り返す現象。
※2:着果させる枝とさせない枝を明確に分けて摘果する方法。