2019年のエリア普及現地情報

2019年12月

秋ズッキーニ(ハウス栽培)
着果の状況

部会初、目標販売金額1億円を突破!

球磨地域でJAくまズッキーニ部会が発足(平成30年2月)し、2年目のシーズンを終了しようとしています。
本年は、3月から定植する春作と8月から定植する秋作を合計すると、約12ヘクタールで作付けがなされました。
台風の影響により、秋ズッキーニ(露地栽培)の一部で枝折れ等による被害が発生しましたが、ハウス栽培導入割合の増加などにより、年間を通して収量・品質は向上しました。そして、部会の目標であった「売上金額1億円」を11月中旬に達成することができました。
現在、メインとなる春作・秋作のズッキーニは終了しましたが、越冬タイプの栽培が新たな取り組みとして、小面積ではありますが始まっています。
今後も、産地一丸となって、地域の特産野菜として更に生産・販売額が増えるよう支援していきます。

2019年12月

女性の参加でずんずん進む!「球磨栗」PR活動

球磨地域は熊本県内最大のクリ産地で、JAくまクリ部会女性部においても、各種イベント時にクリかき氷や焼き栗販売等を行い、地域団体商標取得に向けて「球磨栗」認知度アップに努めています。11月21日には、「えづけSTOP決起集会」(鳥獣被害対策の普及啓発研修会)に合わせて、今後の女性部活動の参考とするため、県内他産地のクリPRイベント、クリ育種の方向性と試食宣伝方法やクリを獣害から守るために女性ができることなどについて研修を行いました。
渋皮が容易に剥皮できる「ぽろたん」を利用した一般家庭での簡便なクリの食べ方や食味の良い「美玖里」の簡単クリペースト製造法、女性の力で獣害から守ることのできる圃場に変えた事例発表など熱心に耳を傾けていました。
「共販で高値がつかない品種は価値の無いものとして考え、他品種に更新していたがPRに活用する視点が欠けていた」「人が〇〇してくれないと不平を言う前に自分にできることを見つける」など、女性部の今後の活動や改善点につながる意見交換が部員間で積極的に行われました。

2019年12月

多くの来場者が新そばを試食
石臼挽きの体験

五木村産新ソバPRイベント

五木村農林水産物協議会(事務局:五木村農林課)主催により、令和元年産新ソバの試食会が12月5日に道の駅五木で開催されました。
五木村では、古くから焼畑農業(コバサク)でソバが栽培され、伝統食として親しまれてきました。現在も7戸、1.9haで栽培され、本年産はここ数年で最高の作柄となりました。
今回のPRイベントは、より多くの方に五木村のソバのことを知ってもらおうと企画したもので、当日は村内外の200名を超える方々に新ソバを味わってもらいました。
「太麵の田舎ソバに懐かしみを感じる。」「新ソバの香りがとても良い。」「どこに行けば食べられるのか?」などの感想や質問をされる方もおり、非常に興味を持って頂きました。
農業普及・振興課では、村内での作付推進および栽培管理指導を行うとともに、五木村産ソバを提供できる村内飲食店を増やしていくことを目標に、村や道の駅と一体となり、さらなる地産地消を進めていきます。

2019年12月

粘着板の取り付け作業

害虫の発生を予察し早期防除

球磨地域では、今年の2月から管内を4ブロックに分け、計7か所で主要害虫(コナジラミ類、スリップス類、アブラムシ類、ハスモンヨトウ)の発生予察調査を実施しています。この調査は、近年問題となっているウイルス病対策をはじめ、営農指導に携わるメンバーが調査に参加し、自ら状況を把握することで、適期防除に対する意識の向上を図ることも目的としています。
この調査により、害虫の増減を予測するとともに、予察情報を市町村及びJAの園芸担当者に提供することで、早期防除に役立てています。本年産の春メロンでは、アブラムシの初期発生を捉え、早期防除を行えたので、大きな被害は認められませんでした。
今後も関係機関と連携しながら予察調査を継続し、各品目の安定生産に寄与していきたいと考えています。

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