クリの排水不良園における土壌調査及び指導
球磨地域では、生産者の高齢化と担い手不足から水田転換園でのクリの新植が増えています。一方で、水田転換園等の排水が不良な園において、クリを新植した際の生育不良・枯死が散見されており、問題となっています。そこで球磨農業普及・振興課では、生育不良・枯死発生の軽減のため、クリを水田転換園等に新植する前に土壌調査を行い、その調査結果をもとに生産者に園地の状態を説明した上で、土づくりや排水対策の指導を行っています。
今回、あさぎり町と多良木町で排水不良園地に植栽したクリの枯死が発生しているという相談を受け、支援センターとJAくまと連携し、3月23日に2園地の土壌調査を実施しました。
土壌調査では、事前に生産者に聞き取りを行い、作土層の深さや排水性、地下水位等の土壌の物理性を調査しました。その結果、1園地目は深さ30cm程度から土壌がやや硬く、排水性もやや悪いものの枯死に直結する程度ではないと判断し、植栽時の深耕や苗木の取り扱いについて指導しました。2園地目は土壌の硬さ、作土層の深さ等で生育に影響しないと判断されたため、pHとECの調査のため土壌を採取しました。
当課では、今後もこうした生育不良・枯死の軽減対策を含め、球磨地域のクリの生産振興に向けた取組みの支援を続けていきます。