「高浜ぶどう収穫祭」の開催
天草市天草町の高浜地区振興会が、特産化を目指して栽培している「高浜ぶどう」の収穫祭を9月1日に開催しました。
当日は、台風10号の影響も心配されましたが、地区住民や地元小中学生、ボランティアら65人が参加し、朝から収穫や調整作業を行い、昨年同様の1260kgが収穫されました。収穫物は熊本ワインファームで醸造された後、11月上旬に「高浜ワイン」として販売され、管内ホテルでの試飲会も計画されています。
「高浜ぶどう」は明治時代から栽培が始まったとされ、多くの家の軒先などで栽培が行われていました。その後、病害虫や台風などの影響を受け、同地区に残るぶどうの木は1本のみとなってしまいましたが、2009年に振興会が「高浜の風景をもう一度よみがえらせたい」という思いから活動し、今では地区内で100本ほど栽培されるようになりました。
当課は、生産が低迷していた頃、樹勢回復の相談を受けたことをきっかけに、挿し木の方法や栽培管理など長年にわたり関係を続けており、昨年度からは消費拡大についても支援を始めたところです。
今後も引き続き、この地域での取り組みを支援していきます。