天草エリア

天草地域は上天草市、天草市、天草郡を所管しています。熊本県の西南部に位置し、大矢野島、上島、下島の三島をはじめ大小120余りの島からなる海岸島しょ地域であり、地域全体が中山間地域となっています。また、年平均気温は16.4℃と県内でも高く、温暖な気象条件を活かした特色ある農業が展開されており、早期水稲、不知火類や河内晩柑等の果樹、レタス等の野菜、トルコギキョウ等の花き、天草大王や天草黒牛等多様な農畜産物が生産されています。また、新規作物としてオリーブ等の導入が進められています。

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天草広域本部 農林水産部 農業普及・振興課

〒863-0013 天草市今釜新町3530

電話:0969-22-4262

FAX :0969-22-5054

天草エリア普及現地情報

2026年2月

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~天草産農林畜水産物の魅力を効果的に発信~ サクラマチクマモト天草ジャックの開催

天草農業活性化協議会(会長:天草市長、事務局:天草広域本部農業普及・振興課)では、九州産交グループと連携し、サクラマチでの大規模天草フェア「サクラマチクマモト天草ジャック」を開催いたしました。(実施期間:11月8日~11月30日)
フェア初日の11月8日にはオープニングセレモニー(天草市長、竹内副知事、九州産業交通HD(株)社長等が出席)や、天草の農林水産事業者が一堂に解する天草の恵みマルシェを開催しました。マルシェには管内から13事業者の出店があり、天草大王やあまくさ茶の販売やPRが行われました。
そのほか、飲食店とのコラボでは、天草黒牛、天草大王を使ったメニューや天草産の不知火と晩柑を使ったドリンクメニューの提供を行い、天草南蛮柿(イチジク)どら焼きの販売、くまモンビレッジでの天草物産品フェアの開催など多岐にわたる企画を実施しました。
また、11月16日にはカスミソウを使ったリースづくりや雑節のブレンド体験など天草産農林畜水産物の魅力を体感してもらうワークショップの開催や、車エビ釣り体験の開催、天草サーカスよる復興チャリティーショーなど多彩なイベントも開催いたしました。
本イベントを通じ、天草産農林畜水産物の魅力発信に加え、管内市町や農林水産事業者との連携も強化されるなど大変有意義な企画となりました。

2026年2月

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現地検討会の様子
試験区(紙ポット)の様子

いちご育苗期の高温対策展示ほに係る現地検討会の開催 ~天草産いちごの安定生産を目指して~

近年のいちご育苗では、花芽分化期の高温により大幅に花芽分化が遅延しており、天草地域においても高温による花芽分化の遅延、ひいては年内収量の減少が大きな問題となっています。また、高齢化が進む当産地においては、労力・コストが比較的かからない省力的な高温対策が求められています。
農業普及・振興課では、育苗期の高温対策として、紙ポット(花菜ポット20)を用いた展示ほを設置しており、育苗期には、培地内地温や花芽分化等の調査を行い、現在は定植後の生育調査を行っています。
11月21日には、本年2回目となる管内2JA合同での現地検討会を開催し、いちご生産者10名のほか、市、JAから参加がありました。現地検討会では、現在までの調査結果や生育状況について当課から説明を行い、いちご品種「ゆうべに」の実証展示ほの生育状況について検討を行いました。紙ポットを使用した株でも黒ポットを使用した株と同程度の生育となっている状況が確認でき、参加された生産者からは「来年から使ってみたい」といった前向きな意見が聞かれました。また、JAの垣根を超えた生産者同士の交流もあり、有意義な現地検討会となりました。
当課では、年内まで引き続き生育調査を実施し、関係機関と連携しながら天草産いちごの安定生産を目指して取り組んでいきます。

2026年2月

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天草のお米を「第九回九州のお米食味コンクールin宮若」に 出品!

天草地域の水稲作付面積は約1,200haであり、集落営農組織や兼業農家等、様々な生産者にとっての主要品目となっています。また、このうち7割以上を占める早期水稲では、JAあまくさ、JAれいほく管内で「コシヒカリ」の特別栽培に取り組む等、食味を意識した米づくりが行われてきました。しかしながら、自らの生産した米の食味について、自信を持つ生産者は決して多くないのが現状でした。
そこで当課では、天草産農林畜水産物の魅力発信プロジェクトの一環として、「第9回九州のお米食味コンクールin宮若」への出品を管内の生産者へ呼びかけたところ、「コシヒカリ」を始め、「ヒノヒカリ」や「くまさんの輝き」、「にじのきらめき」といった早期水稲、普通期水稲品種の出品が19点ありました。
その中で、苓北町の生産者が出品した「にじのきらめき」が、一次審査(静岡製機の食味分析計による機械測定)の結果、出品検体数1205検体の中で、トップの数値である審査スコア90点を記録しました。11月30日に福岡県宮若市で開催された本審査では、惜しくも上位入賞は逃したものの、天草産のお米の食味について、外部から良好な評価を得られたことで、生産者のみならず、行政等からも喜びの声が聞こえました。
今後、食味コンクール事務局からは、出品者全員に詳細な分析結果が送付される予定であり、その際には、出品者を参集し、情報共有を図ることとしています。
本課では、天草産のお米の更なる食味の向上を目指し、支援を行っていきます。

2026年2月

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新規就農者及び天草農業経営者協議会の管内視察研修を合同開催

農業普及・振興課は、園芸主要品目で生産を行う新規就農者を対象に、関係機関と連携して、重点普及課題「新規就農者の確保と定着支援」に取り組んでいます。新規就農者と地域の中核農家との交流を促進するため、11月13日に新規就農者と天草農業経営者協議会の管内視察研修を合同開催し、経営者協議会員の畜舎やほ場、天草農業研究所の現地視察を行いました。
新規就農者(研修生含む)10名、天草農業経営者協議会11名の参加があり、飼養管理やこの時期の栽培管理、新品種の特徴等について、熱心な質疑応答が行われました。
また、現地視察終了後、天草広域本部において新規就農者と経営者協議会員が意見交換を行い、経営者協議会員から新規就農者へ熱心なアドバイス等が行われました。
新規就農者からは、時代に合った経営をされていて勉強になった、生産方法だけでなく流通や経営の方法等勉強になった等の意見が聞かれ、大変有意義な研修となりました。
引き続き当課では、個別指導とともに勉強会を組み合わせながら、きめ細やかなサポートにより新規就農者の所得向上、定着に向けて取り組んでいきます。

※天草農業経営者協議会とは、指導農業士や県農業コンクール入賞者で構成される組織。

2025年12月

「くまもとふるさと食の名人による郷土料理講習会」の開催

令和7年10月28日に牛深高校で、くまもとふるさと食の名人 田邉氏による郷土料理講習会が開催されました。
本講習会は、むらづくり課の事業「くまもとふるさと食の名人による出前講座」を活用し、地域の郷土料理や食文化に対する理解促進及び次世代へ伝承することを目的として行われました。
当日は牛深高校3年生24名の参加があり、田邉氏の指導を受けながら「せんだご汁」、「ひじきご飯」の調理に挑戦しました。生徒たちは、食材の切り方や調理の仕方について田邉氏へ質問し、和気あいあいとした雰囲気の中で調理を楽しんでいました。
生徒たちの多くは卒業後、天草地域外へ進学・就職するため、調理後、田邊氏より「県外に出ても郷土の味を忘れないで欲しい」との挨拶がありました。生徒からは、「せんだご汁を初めて作ったが美味しくできた」、「自分でも作ってみたい」との声が聞かれました。
引き続き当課では、郷土料理の伝承活動を通じて、地域農業の振興を支援していきます。

2025年12月

地域営農組織における高収益作物(抑制カボチャ)の栽培支援

天草地域では、地域営農組織の収益向上のため、抑制カボチャ等の高収益作物の導入支援を行っており、抑制カボチャについては5組織が約4haで栽培しています。
さらなる栽培技術の向上と組織間の連携を図るため、令和7年10月22日に地域営農組織を対象とした抑制カボチャの現地検討会を開催しました。
「農事組合法人芹生の郷ての」のほ場(天草市五和町手野)で開催した検討会には、3組織から参加者が集まりました。
当課から栽培管理のポイントについて講習を行い、法人の栽培管理担当者からほ場の管理概要が説明されました。近年、播種時期が高温であることから播種後は丁寧に水管理を行っており、また、病害を蔓延させないための予防防除に取り組んでいることなど、栽培管理の工夫に各組織の出席者は熱心に聞き入っていました。
また、各組織の栽培状況や販売等に関する意見交換を行うなど、活発な情報交換も行われました。
今後も地域営農組織の経営力向上のため、高収益作物の導入支援を行っていきます。

2025年11月

設立総会集合写真
九州産交グループ担当者による事業説明

~サクラマチクマモトを天草でジャック~ 九州産交グループと連携したコンソーシアム設立

天草農業活性化協議会(会長:天草市長、事務局:天草広域本部農業普及・振興課)では、天草地域の農林畜水産物の魅力発信を図るため、九州産交グループと連携したコンソーシアム「食のみやこ天草×SO1(※)コンソーシアム」を設立し、食のみやこ熊本県創造コンソーシアム推進事業に取り組むこととなりました。

※SO1とは・・令和6年度(2024年度)に発足した九州産交グループ各社が持つ魅力・サービス・リソースを掛け合わせることで産交(S)のオンリー(O)ワン(1)のコンテンツ創出を目指し、「地域の貢献」、「社会の発展」の実現へ向けた様々な活動を行うプロジェクトの総称

事業の実施に向けて、9月2日(火)に天草市役所でコンソーシアム設立総会を開催し、天草市長を始めとする管内の3市町、3JA等の出席のもと、事業計画等の共有を行いました。
本コンソーシアムでは、11月にサクラマチクマモトで開催する大規模フェア「サクラマチクマモト天草ジャック」の開催や、天草産イチジクをつかったどら焼きの商品開発、天草ツアーの造成等による誘客促進など、九州産交グループのリソースをフル活用した天草産農林畜水産物の魅力発信を行います。
農業普及・振興課では、関係機関や農林水産事業者との連携を強化し、本事業の効果的な実施を目指します。

2025年11月

セミナーの様子
商品の具体的なアドバイスの様子

~農林水産事業者のスキルアップを目指して~ 天草産農林畜水産物の商品力強化セミナーの開催

天草広域本部農業普及・振興課では、関係機関との連携のもと「天草産農林畜水産物の魅力発信プロジェクト」に取り組んでいます。
9月3日(水)に天草広域本部にて、フンドーダイ(株)マーケティングディレクターの松永千代蔵氏を講師に招聘した商品力強化セミナーを開催しました。
セミナーでは、どのような視点で商品開発を行うべきかという商品開発のポイントや、どういった情報がバイヤーに求められているのかといった自社製品のPRの仕方などについての講義に加え、参加者が持参した商品について、パッケージの改善点などについて個別具体的なアドバイスをいただきました。
当日は、農業者や水産事業者、関係機関等から約15名の参加があり、具体的なアドバイスを受けた農業者からは、普段聞くことができない具体的な話を聞くことができて、新たな知見を得ることができたという意見や、今後の商品開発の参考になったという意見が聞かれ、有意義なセミナーとなりました。
今後、フンドーダイ(株)と連携したフェアの開催が合志市の志来菜彩で予定されており、本セミナーによりスキルアップした事業者にとって、有意義なテストマーケティングの場となるよう、農業普及・振興課としても引き続き支援を行っていきます。

2025年11月

個別面談の様子
個別面談資料

新規就農者(ミニトマト・きゅうり)個別面談の実施

天草農業普及・振興課では、「新規就農者の確保と定着支援」を重点課題として位置づけ、不知火、ミニトマト、きゅうり、トルコギキョウの4品目を栽培する新規就農者への支援を行っています。
今回は、その活動の一環として、8月中旬から9月上旬にかけて、ミニトマト・きゅうりを栽培する新規就農者8名への個別面談を実施しました。個別面談には、JA、市町、新規就農支援アドバイザーにも出席いただき、当課担い手支援班より、令和6年度青色申告決算書を基にした経営分析と、野菜・花き産地づくり支援班から前作の振り返りと今後の目標について助言指導を行いました。また、今回から経営課題発見チェックシートを作成し、経営管理面、栽培管理面、販売・コスト管理面、作業・労務管理面といった多方面から自身の経営を見つめなおす機会を作りました。その結果、新規就農者一人ひとりの課題が明確となり、今後の経営戦略について考える大変有意義な面談となりました。
当課では引き続き、新規就農者が安定して農業経営を続けていけるよう、関係機関一体となって伴走型支援を行っていきます。

2025年11月

基盤整備4年後のポンカン園地
現地見学会の様子

かんきつの生産基盤強化に向けた取り組み ~小規模基盤整備現地見学会の開催~

天草の農業、とりわけ、中山間の傾斜地といった園地条件の厳しいかんきつ栽培では、園地の集積と作業効率の良い園地作りができなければ、近い将来に農地の大部分が失われ、‘天草’という歴史あるカンキツ産地が維持できなくなる可能性すらあります。そこで、天草地域では、県・市・JAが一体となり、露地かんきつ栽培の園地基盤整備を重点課題として、その推進や導入支援を行っています。その取り組みの一環として、7月22日に小規模基盤整備現地見学会を天草市主催で開催しました。この見学会は、4年前に基盤整備を実施した園地が今どのようになっているかを見てもらい、基盤整備後の将来像をイメージしやすくすることで、基盤整備に興味のある生産者にさらにやる気になってもらおう、という主旨で企画されたものです。見学会には生産者10名を含む20名ほどが参加し、まずは基盤整備後の園地を視察した後、場所を室内に移して、園主の体験談の発表や意見交換を行いました。園主からは、基盤整備を行ったことで作業効率が格段に良くなったこと、また、各種補助事業の活用により費用の自己負担はあまり大きくなかったこと等、基盤整備におけるメリットや費用に関する不安を払拭する話があり、参加した生産者は熱心に耳を傾けていました。その後の意見交換の中では、盛土規制法の適用開始による手続きの煩雑化や費用増嵩を懸念する声があり、盛土規制法への対応が基盤整備を今後推進する上での一つの課題であることが共有できた良い機会となりました。今回の見学会のような取り組みを重ねていくことで、天草地域の農業生産基盤の強化に努めてまいります。

2025年11月

成熟期の草姿 (左:にじのきらめき、右:コシヒカリ)
収穫期の調査

早期水稲の収穫開始!

天草地域の早期米「コシヒカリ」の収穫が7月下旬から始まりました。今年は移植期の気温が低く、活着不良が懸念されたものの、その後、好天となったことで生育は旺盛となり、収穫開始は平年より5~7日早くなりました。なお今年産は、「令和の米騒動」により、米価が上昇していることもあり、生産者も例年以上に管理を徹底されています。また、収量は平年よりやや多くなる見込みですが、出穂期以降の高温・乾燥、収穫間際の降雨による倒伏等により、品質の低下が懸念されています。
当課では、ポスト「コシヒカリ」として有望視している「にじのきらめき」の天草地域での適応性を確認するため、管内の地域営農組織5組織で現地試験しています。「にじのきらめき」は、「コシヒカリ」同様、生育も旺盛ですが、背丈が低いこともあり、倒伏は全く見られませんでした。また、今後詳細を調査する予定ですが、達観で粒が大きく、収量は「コシヒカリ」以上になると予想されます。
「令和の米騒動」を受け、現場からは高品質かつ多収となる水稲栽培技術や品種の普及を求められています。本課では、関係機関と連携しながら、現場のニーズに応えた技術の普及を推進していきます。

2025年11月

より良い地域営農組織の実現を目指して~天草地域営農連絡協議会 連携会議を開催~

管内の地域営農組織(13法人、3任意組織)の構成員が一堂に会し、課題を共有するとともに、その解決への方策を検討することを目的として、天草地域営農連絡協議会主催の連携会議が7月25日(金)に開催されました。
天草広域本部農業普及・振興課では、早期水稲の稲刈りシーズンを目前に控え、農作業安全と熱中症対策の情報提供を行うとともに、持続可能な組織への転換(世代交代や経営継承等)や、夏場の畦畔管理の効率化に関する情報提供を行いました。また、今年度から管内の地域営農組織5法人で試験栽培を開始した水稲新品種「にじのきらめき」の中間検討会も併せて実施しました。
管内の地域営農組織は最も歴史の浅いものであっても、設立後10年を経過しています。しかしながら、世代交代できずに執行部の平均年齢が70歳を超えた組織も珍しくなく、持続可能な組織への転換は喫緊の課題となっています。そこで当課では、ロールモデルの一つとして多くの組織の背中を押せるよう、「Iターンの若者による地域営農組織の経営継承」など、管内における世代交代に向けた実際の動きについて、情報共有を行いました。
以上、当課では「持続可能な組織への転換」を常に意識しながら、今後とも地域営農組織の支援を行っていきます。

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