2020年のエリア普及現地情報

アーカイブ

2020年8月

new
展示ほ現地検討会
飼料用米新品種(右:ふくひびき)の生育状況 ※左:慣行品種 夢あおば

業務用・飼料用新品種導入に向けた水稲実証展示ほの現地検討会を開催

当課では、今年度、新品種・新技術の導入を目的とした水稲の実証展示ほを2ヶ所(①業務用米新品種導入試験1ヵ所、②飼料用米の品種・防除技術比較試験1ヵ所)を設置し、生育調査を行っています。7月17日には、市、各農協、関係営農法人、農業共済(合計12名)を参集し、これらの展示ほ現地検討会を開催しました。
検討会では、当課から各品種の特徴や生育調査結果を説明し、委託農家から栽培管理の感想を述べられました。参加者からは、「新品種は当地域に蔓延する病害に耐病性があるなどの期待できる特徴が多く、最終的な収量の結果を見て導入したい」との意見がありました。
当課では今後、収量調査を実施し、成績を取りまとめ、地域適性を判断し、米農家の所得向上に取り組みます。
※ 当地域の主食用早期水稲は、出穂は平年並みでしたが、梅雨期(1月11日~7月30日)が例年にない大雨で登熟が5日程度遅れており、収穫もその分遅れています。倒伏も平年より多い状況です。

2020年8月

new
生産分析と経営分析に基づく指導体制
個別面談の様子

生産と経営分析に基づく新規就農者定着支援プロジェクトを本格始動!

天草地域では、農家戸数の減少や高齢化、それに伴う基幹品目の生産額減少による産地の縮小、また営農指導員等が減少・若年齢化する中で、新規就農者の育成が課題となっています。
そこで、新規就農者が失敗しない農業経営を早期実現するため、新規就農者に対し、当地域で定めた主要3品目(キュウリ・トルコギキョウ・不知火)の推奨、生産力向上とコスト適正化を指導するとともに、彼らに日々指導・助言できる農家(師匠)の育成を目指しています。
プロジェクトの本格始動に際し、キュウリ及びトルコギキョウの次作に向けた個別面談(新規就農者等のべ22名)を実施しました。前作の生産・販売実績データを用いた課題の洗い出し→低収量・低単価の要因分析→対策立案の一連の工程を通じ、生産者自らが問題点に気づき、自ら実践可能な計画の立案を支援しました。
今後は、計画に基づく対策(営農活動)の実践を支援していきます。

2020年8月

new
営農組織連絡協議会への説明会(7月20日)
中河内地区への説明会(7月10日)

天草地域の農業を担う営農組織等への支援活動を

当課は「天草地域を担う営農組織等の経営力強化」を目的に、本年度から4カ年の重点的な取り組みを計画しています。7月には支援対象の天草地域営農組織連絡協議会(地域内全組織が参加)及び栖本町中河内地区(中山間農業モデル地区)に対する支援活動内容の説明会を実施し、本年度の活動をスタートさせました。
このうち、天草地域営農組織連絡協議会においては、協議の結果、高収益品目「抑制カボチャ」定着に向けた支援の他、地域営農組織に対する経営実態や経営の共同化への意向に関するアンケート調査を市町と協力して実施することとしました。
また、中河内地区においては、当課から機械共同利用の推進、新規作物「抑制カボチャ」栽培展示ほ設置、特産の「椿油」を活用した加工品開発に関する検討グループ編制等を提案しました。地元は高い関心を示し、各検討グループの編制を開始しました。
当課は、農業経営力強化に向けたこれらの活動を軌道に乗せるため、今後も関係機関と連携し、地元に寄り添う活動を進めます。

2020年7月

給食メニュー(天草大王照り焼き丼)
食育講義の様子

県内初!学校給食に「天草大王」の提供スタート

新型コロナウイルス感染症拡大による、各種イベント中止や外食の自粛で、「天草大王(地鶏肉)」の消費が激減しています。
このような状況を受け、国の補助事業を活用し、学校給食に天草大王のお肉を無償提供し、消費拡大を進めています。
5月に当該事業内容を農事組合法人天草大王生産販売組合に説明したところ、「助かった。ぜひ取り組みたい。」と回答があり、天草地域の姫戸小・中学校で第一弾を行うことになりました。
6月25日に姫戸小・中学校の学校給食にお肉の無償提供が行われ、当課からは、天草大王のはく製模型を用いて食育活動を行いました。生徒からは、「鶏肉はジューシーで美味しかった」、「天草大王がこんなに大きいと思わなかった。」等の声が聞かれました。
現在、注文量は約5.8t(在庫量約15tのうち39%)となっていますので、県内全域に浸透するよう、組合の活動を支援していきます。

2020年6月

R元年5月 ナルトサワギクの繁茂
R2年5月 平面区のイタリアンの優占

ナルトサワギクの抑制試験

ナルトサワギクは特定外来生物に指定されており、日当たりのよい所でよく生育し、日陰では生育しにくい性質を持つ、繁殖能力が高い植物です。また、本種には毒性があり、牛が採食すると中毒を引き起こすと言われています。現在、苓北町の肉用牛繁殖農家の放牧区に侵入・定着し、問題となっています。
このため、当課では昨年度から飼料作物(イタリアンライグラス)とナルトサワギクを競合させ抑制する試験を実施しています。今回、イタリアンライグラスが優占し、ナルトサワギクの抑制に効果を上げることが分かりました。今後は、当区について、試験区を半分に区切り放牧を行い、牛による採食を行った後の両草種の生育調査を行う予定です。
一方、法面ではイタリアンライグラスの種子が定着せず、未だナルトサワギクが優占しているため、今後は播種する草種の選定や播種技術について検討進めていく予定です。

2020年5月

関係機関との開花調査の様子
不知火類の開花の様子

R2年産不知火類の開花順調~不知火類の安定生産に向けて~

不知火類の栽培が盛んな天草地域では、4月下旬から露地・屋根掛け栽培の開花期を迎えています。
今年は暖冬の影響で発芽が早かったものの、4月の気温がやや低くく推移したことから、満開期は平年並みの予想となっています。4月30日に農産園芸課、果実連等の関係機関と少人数で現地調査を行った結果、着花は全体的に良好で本年産も前年並みの収穫量が見込まれます。また、先に開花を終えた加温栽培でも、着果・肥大等の生育は順調に進んでいます。
これまで、当課では、不知火類の高品質果実安定生産のため、土壌水分目視計やシートマルチを活用した水管理技術の普及や「天草地域加温デコポン合同研修会」を開催するなど、地域全体の意識醸成と栽培技術の向上を図ってきました。
今年度は、新型コロナの感染防止対策をとりながら、関係機関と連携して、きめ細やかな栽培技術指導を行い、順調なスタートを切った令和2年産果実の安定生産を目指します。

2020年4月

フラワーアレンジメントの展示
ミニブーケの販売会

花いっぱいプロジェクトin天草~花の消費拡大に向けた取り組み~

天草地域は、切り花総産出額が12億円(平成30年産)を超える花の一大産地です。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、各種行事が中止・規模縮小となり、花の消費低迷が続いています。
そこで、当課では花の魅力発信と消費拡大を進めるために、熊本県花き協会天草支部から支援を受け、天草広域本部と当地域の市町及び農協の玄関やロビー(計7か所)に天草産花きのフラワーアレンジメントとその紹介ポスターの展示を行いました。展示中は多くの方が足を止めて鑑賞され、「天草が花の産地であること知った。」「改めて花の良さを実感した。家でも飾ってみたい。」との声も聴かれました。
7月上旬まで当広域本部ロビーと天草保健所玄関にてフラワーアレンジメントを継続的に展示し、天草の花のPR及び購入を推進します。

2020年2月

天草地域の野菜関係者が集結

天草地域冬野菜販売対策会議の開催

天草地域の冬野菜の本格出荷に合わせて、11月28日に「天草地域冬野菜販売対策会議」を開催しました。
当日は、管内3JAの生産者代表や取引市場ら約百名が参加し、主要4品目(レタス、ミニトマト、イチゴ、スナップエンドウ)の販売方針を協議しました。
本年度は前年のアンケート結果をもとに会議内容を見直し、品目別分科会の充実を図りました。分科会では、情勢報告や現物査定を行い、市場等の消費者サイドと産地側との熱心な意見交換が行われ、例年以上の盛会となりました。
参加者からは、「コンパクトで内容の濃い会議で良かった」「天草全体での野菜会議として今後も続けてほしい」等の意見が寄せられました。
今後も当課では、関係機関の連携強化を支援し、天草産野菜のブランド力を高め、産地力の強化を推進します。

2020年1月

作業前の説明
人工授精の体験

天草初!牛の人工授精研修会開催

肉用牛繁殖経営における人工授精の失敗は、多額の損失につながるため、人工授精技術の習得が重要です。
天草地域は、繁殖経営体が多く、近年若手生産者の参入も続いています。若手生産者からは、「自分で人工授精できるようになりたい」という声が聞かれます。そこで、天草では初めての試みである牛の人工授精研修会を開催しました。
当日は、天草家畜保健衛生所から講師をまねき、受講者に対してマンツーマンで技術指導を行いました。人工授精の正しい流れや、注意すべき点、各手順の意味について再確認でき、受講者からは「マンツーマンで、しっかり技術指導を受けることができて良かった」等の声が聞かれました。
天草管内では、他の生産者からも牛人工授精研修会をやってほしいという要望も出ていることから、今後もこの取り組みを継続し、管内生産者の繁殖成績向上につなげていきたいと考えています。

2020年1月

キュウリ農家との個別面談
トルコギキョウ農家との個別面談

経営指導と技術指導が一体となった個別面談の実施

平成29年度から当課で取り組む、重点普及計画「次世代の稼げるあまくさ農業の確立」における活動として、経営分析に基づく個別面談会をJAに青色申告の代行記帳を委託しているキュウリ農家3戸、トルコギキョウ農家7戸を対象に実施しました。
面談では、初めにJAあまくさの担当者が農業経営支援システム(JA熊本中央会)分析結果について説明を行い、次に当課から経営分析から見える経営上の課題について、3年間の損益計算書から収入の増減や経費の増減の内容を確認しながら、対策について具体的なアドバイスを行いました。また、農家から今後の経営方針について聞き取りを行い、新しく導入する技術に係る経費などを確認しながら、所得の向上につながる方針となっているかなどの検討を行いました。
経営担当と技術担当が一緒に行う面談は、経営上の課題・問題点に対する具体的な指導ができ、面談を受けた農家からは「今回の面談で自分の経営について別な角度で考えるきっかけとなった。」との声もあり、効果の高い面談となっています。
今後も農家所得の向上が図られるよう経営指導と技術指導が一体となった活動を実施していきます。

2020年1月

栽培技術等について意見交換

「天草果樹を一つに」合同研修会初開催!

天草地域には、JAあまくさ・JA本渡五和・JAれいほくの3つの農協があります。しかし、近年、農協間での栽培技術にバラツキがみられ、カンキツにおける品質や収量に差が出ています。
そこで、営農指導員、部会員の技術交換を図り、地域全体の栽培技術の向上と平準化を目的に、天草地域加温デコポン合同研修会を10月18日に開催しました。
当日は、生産者や関係機関ら40名が参加し、当課の取組紹介及び優良園地の視察を行いました。視察では、栽培管理におけるポイントや土壌水分目視計の活用方法等について説明を行い、農協の隔てなく活発な意見交換を行うことができ、天草ワンチームに向け一歩前進することができました。
今後も「天草果樹を一つに」をキーワードに屋根掛け栽培・露地栽培まで本取組を拡大していく予定です。

アーカイブ

エリアカテゴリ