不知火新規就農者の定着に向けた支援~経営力強化を産地全体でバックアップ~
天草地域では、基幹園芸品目である不知火、キュウリ、ミニトマト、トルコギキョウの担い手確保と産地維持を図るため、当課の技術担当と経営担当、関係機関がプロジェクトチームを結成し、新規就農者の定着支援に取り組んでいます。不知火チームでは、天草市への移住者(新規参入者)4名を重点対象に位置づけ、基礎講座や現地指導、経営診断等を実施しています。
9月には天草市・JAと連携し、4日間をかけて重点対象を含む新規就農者14名の就農園地を訪問しました。果樹は永年性作物であることから、園地での個別面談形式で昨年産の技術・経営の反省点や本年産の生育状況等を確認し、摘果作業や病害虫防除、幼木の枝梢管理等について指導しました。また、新規就農者の栽培管理への質問や困っていることも聞き取り、個々の経営や栽培環境に応じたアドバイスも行いました。
特に、不知火栽培の新規就農者が多い有明地区では、JAと連携して新規就農者向け栽培管理講習会を月1回開催し、若手からシニア世代までの就農定着と交流を図っています。
今後も関係機関と連携したきめ細かいサポートにより、新規就農者の技術力向上と経営安定を支援し、就農定着を図っていきます。