果樹農家の労働力確保に向けた取り組み
農業の生産現場において農繁期に必要な労働力の確保が困難になっている声があり、当課も参画している天草市新規就農サポートセンター(以下「センター」)では、新たにパート就農者確保に向けた取り組みの検討を始めました。
定年退職者や主婦などパートで農業を手伝いたい者と労働力が必要な農家をマッチングするため、試験的にJAあまくさ及び市の職員7人が12月に果樹農家で不知火の収穫・運搬作業を実施しました。その後、両者からアンケートを取り、この取り組みの課題が明らかになりました。
課題としては、①1日作業の受け入れ希望が多い農家と半日作業の希望が多い手伝者のズレ。②農家の収穫作業の方法の違いによる手伝者の戸惑い。③作業中のけがに対する補償。④女性手伝者に対するトイレなど労働環境への配慮。⑤運搬作業など力仕事ができる手伝い者の確保。⑥事務作業(農家と手伝者の日程調整等)の負担が大きい。などがありました。また、農家からは、農繁期には多くの需要があるとの意見もありました。
今後、課題については、センターで解決に向け検討を行い、農家の労働力確保に対する仕組みづくりを進めます。