新規就農者の定着に向けたSPDCAサイクルに「OODAループ」を加えた支援体制の構築
天草地域では、新規就農者が年間20名程度継続的に就農しています。一方で、親元就農以外の新規参入者が多く、栽培技術や経営ノウハウの助言や指導を受ける機会に乏しいため、営農定着や経営確立が困難な者がいます。
このことから、農業普及・振興課では、特に新規参入者が多い園芸主要品目において、就農相談から定着まで地域と一体となったきめ細やかな指導・助言を行うとともに、ミニトマト、キュウリ等当地域に適する品目での早期定着と生産力向上及びコスト適正化による「経営の土台づくり」に取り組んでいます。
この度、SPDCAサイクルの「D(実行力)」を身に付けてもらうため、天草地域栽培マニュアルを基にした「観察→理解→判断→行動」を実践するOODAループを新たに加えた仕組みを構築しました。また、栽培マニュアルの理解促進のため集団指導を併せて実施しています。
これらの新規就農者と伴走型の支援を行うことで、新規就農者の定着率100%、農業所得250万円超の収量確保を目指しています。