黒毛和種子牛生産の経営改善に向けて~繁殖管理・飼養管理研修の開催~
天草地域は黒毛和種繁殖雌牛の飼養頭数が県内飼養頭数の約10%を占め、県内有数の黒毛和種の産地です。
4月21日に、楠浦地区コミュニティセンターにおいて、天草家畜保健衛生所および天草広域本部農業普及・振興課から、亀場・楠浦地区の繁殖農家7戸を対象に黒毛和種繁殖雌牛の管理に関する研修会を開催しました。
分娩時の事故対策や繁殖管理に起因する問題点についての確認、普段の飼養管理の見直し、TMRやSGS等の自給飼料の情報提供を行い、参加者への黒毛和種繁殖経営の基礎知識の再確認と飼養衛生管理基準を順守した経営に対する意識づくりを実施しました。生産者の方からは発情確認の方法や自給飼料等多くの質問が寄せられ経営改善に向けた、有意義な研修会となりました。
当課では、引き続き肉用牛飼養管理の省力化や自給飼料活用技術等への支援を実施していきます。
◯TMRとは…粗飼料、濃厚飼料、ビタミン、ミネラル等を混ぜ合わせた混合飼料(Total Mixed Rations:完全混合飼料)
◯SGSとは…完熟期の飼料用稲を刈取り、加水してサイレージ調製した飼料(Soft Grain Silage:籾米サイレージ)