天草地域野菜品目別生産者会議の開催~「オール天草」に向けた取り組み~
天草地域における喫緊の課題として、高齢化による担い手の減少や資材高騰による経営の圧迫、トラック輸送における2024年問題などがあり非常に厳しい状況にあります。
この厳しい状況を乗り越えるためには、天草管内3JAが連携し一体となって取り組む必要があると考え、(一社)熊本県野菜振興協会天草支部では、3JAの主要品目(レタス、ミニトマト、イチゴ)において、全ての生産者に参加を呼びかけ、品目別の検討会を7月11日と7月31日開催しました。
その中で、今後のJA合併を見据えて、品質の統一に向けた、合同での現地検討会や目均し会の開催や、耕種基準を統一し、共通の生産資材を使用することでコスト低減を図ることに合意しました。令和6年からは、統一の耕種基準に基づく共通の生産資材を使用していきます。
また、共同出荷を図るためにレタスのラップ施設やミニトマトの選果、イチゴのパックセンター等、中核となる集出荷施設の整備についても要望や意見が活発に出され、今後、国の事業等の活用も視野に入れ検討していきます。
生産者からもJAの県域合併を見据え直ちに行動できるよう定期的に開催をお願いしたいとの意見があり、今後も「オール天草」に向け支援して参ります。