2024年のエリア普及現地情報

2024年6月

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天草広域本部と天草市イルカセンターで共同開発した新商品「ザクっとSURIMI」販売開始

天草広域本部では、「天草産農林水産物の魅力発信による天草地域の活性化プロジェクト」として、農林水産部を横断したプロジェクト活動を行っています。
その中で、天草農林水産物の地産地消及び魅力向上を目的とした「イルカセンター名品プロジェクト」と題して、天草に来ないと食べられないテイクアウト商品をつくることを目標に、昨年10月から、天草広域本部各課、イルカセンター、地域おこし協力隊、県水産研究センターが共同で、3回にわたる試作会及び打合せ、2度の試験販売を行うなどして完成したのが、新商品「ザクっとSURIMI」です。
「ザクっとSURIMI」は、天草漁協で作られる鮮度抜群の魚を使った「魚肉すり身」に天草名品「あおさ」を練りこみ、コーンフレークを衣にして揚げた商品であり、すり身らしからぬ見た目とザクザクとした食べ応えのある食感が最大の魅力です。また、相性抜群のあおさマヨソースが、すり身の美味しさをさらに引き立てます。
令和6年3月20日には、イルカセンターで、新発売記念イベントを開催し、魚の詰め放題やくまモンによる新商品PRを実施しました。4月27日から週末限定で販売開始され、数量限定で売り出し、午前中に完売するなど、好評です。
本商品が天草の看板商品となり、イルカセンターの売上増加を通じた農業者の所得向上に繋がるよう、引き続き支援を行って参ります。

2024年6月

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~農林水産事業者の6次産業化・販売活動支援による経営改善~ もっと、もーっと#天草知ろうフェア&マルシェin大丸福岡天神店

天草広域本部では、「天草産農林水産物の魅力発信による天草地域の活性化プロジェクト」として、若手職員を中心とした農林水産部を横断したプロジェクト活動を行っています。
その一環として、福岡都市圏における天草産農林水産物の消費拡大を図るため、令和6年3月6日~12日にかけて、大丸福岡天神店の食品売り場3店舗(精肉、鮮魚、青果)にて「天草フェア」を開催しました。
また、3月8日~9日には、大丸福岡天神店パサージュ広場にて「天草マルシェ」を開催し、天草管内から果樹生産者や野菜生産者、JA直売所等の17事業者の出展があった他、天草広域本部が天草市イルカセンターと共同開発した魚のすり身揚げ「ザクっとSURIMI」の試験販売も行いました。
出展者からは、ブースディスプレイやPOP、お客さんへのPRの仕方について、直接肌で感じることができ今後の参考となったといった意見や、他の事業者との交流ができ、地域としての一体感が強まったなどの意見が聞かれました。
天草広域本部では、農林水産事業者の所得向上に向け、生産物の消費拡大に向けた支援を引き続き行っていきます。

2024年6月

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研修会の様子
加温不知火類の着果状況

加温ハウスデコポンの安定生産に向けて~研修会の開催~

天草地域は、不知火類を中心とした中晩生カンキツの栽培が盛んで、特にお歳暮用として高値で販売される加温ハウスデコポンについて、生産量が県内2位の産地となっています。
4月5日、JA本渡五和施設デコポン部を対象に、加温不知火類の連年安定生産・高品質果実生産を目的とした研修会が行われました。当日は16名の生産者が管内ハウス団地に集まり、開花後の管理についてJA指導員から講習がありました。当課からは果樹関係の補助事業の説明ならびにかん水の実施・設備の導入についての説明を行い、説明後には補助事業に関する相談もありました。
講習後の各園巡回では、着果量や病害虫の発生等について確認を行った結果、本年産の着果量は全体的に良好でしたが、温度管理の違いにより生育のばらつきがみられる状況でした。
加温不知火類においては糖度向上が産地の課題となっているため、当課では展示ほを設けて、品質向上に向けた技術(かん水の指標)の効果を検討予定としています。加えて、高品質果実生産が期待されるヒリュウ台「肥の豊」の導入推進等により、天草デコポンの産地力強化を進めていきます。

2024年3月

「あまくさ茶SUISEI」のメンバー
あまくさ茶飲みくらべセット

若手茶生産者グループ「あまくさ茶SUISEI」の設立及びあまくさ茶飲みくらべセットの販売を開始!

天草地域は、現在、専業で茶を生産・販売されている生産者は3戸のみとなっています。しかし、厳しい茶業の情勢のなか、この3戸の生産者には、すべてに若い後継者がいます。これまで、コロナ禍の影響で集まる機会がありませんでしたが、農業普及・振興課の呼びかけで10月に意見交換会を開催し、3人で天草のお茶の販売促進に取り組んでいくことが決まりました。
11月には、若手茶生産者グループ「あまくさ茶SUISEI」を立ち上げ、第一弾として「あまくさ茶SUISEI」3人の緑茶飲みくらべセットの販売を決定しました。まずは、商品を手に取ってもらうため、目を引くデザインが必要ということになり、3人のお茶を「あまくさ茶」として販売していくためのロゴマークの作成と包装のデザインを地元印刷会社との検討を重ね3カ月をかけて完成させました。
そして、3月1日から、『「あまくさ茶SUISEI」特選緑茶飲みくらべセット』を「天草とれたて市場」において数量限定で販売を開始しました。当日は、3名で試飲販売会を開催し、試飲した方からは美味しいと好評を得ており、グループの意欲向上につながっています。今後は、第二弾の新商品販売に向け、今年のお茶の生産製造が行われます。農業普及・振興課では、「あまくさ茶」の振興のため、更なる支援を行っていきます。

※「あまくさ茶SUISEI」の由来
栖本製茶工場の『SU』、井上製茶の『I』、清水製茶の清の『SEI』の頭文字から名付けました。

2024年3月

市、JA、(株)岳、普及の事前打合せ
園地評価(横)と樹毎発病率(縦)

不知火園へのドローン散布による効果的な防除を目指して ~樹園地の評価法の検討~

天草市のスマート農業実証事業として今年度ドローンを用いた不知火の黒点病防除試験が実施されました。役割分担として市が散布費用を全額補助し、JAあまくさが事業を主導、(株)岳が散布を受託、当課が防除効果の調査に協力しました。実証は、希望のあった有明町の不知火園22.8haで行い、事業の効果、次年度の計画等について2/19に検討会を実施しました。
ドローン散布による防除効果は、発病率は手散布とほぼ同等と評価できました。また、各調査園について ①樹間の粗密 ②樹形が逆円錐か円錐か ③枝(亜主枝)の間隔 ④樹の大きさ(老若)の4項目について評価点を付し、園地のドローン防除適合具合を試行的に数値化した園地評価点と発病率に明確な相関が見られ、評価点の高い園では、黒点病発病率が減少する傾向が見られました。評価項目や調査方法を工夫し、更に事例を重ねることで、ドローン防除に適した園地づくりの一助となる可能性があることがわかりました。
防除を委託した農家の評価は良好で、来年も委託したいとの声が上がりましたが、樹園地の環境、委託費用の額、対応できるエリア等々課題も多いことがわかりました。
今回得られた結果については、市、JA及び(株)岳が、農家への説明などドローン防除の普及に向けた活用を希望しており、当課も引き続き協力して推進する予定です。

2024年3月

全国大会の様子
全国大会の様子

天草地方から全国の頂点に! ~4H全国大会で農林水産大臣賞を受賞~

天草地方青年農業者クラブには10名の若手農業者が在籍し、日々精力的に活動を行っています。
3月5日から3月6日にかけて、東京都渋谷区代々木で「全国青年農業者会議」が開催され、天草4HCの舩田氏が地方大会、県大会、そして各地域ブロックの大会をそれぞれ勝ち上がってきた強者が集う畜産経営部門で、最高賞の農林水産大臣賞を受賞されました。
舩田氏の発表は、自身の経営改善に加え、地域の課題であった天草大王の知名度の向上・流通量の拡大に取り組まれた内容で、経営改善に向けた行動と実績、そして他部門の方にもわかりやすい発表であった点が特に評価されたようです。
天草のクラブ員も数名出席し、来年の九州大会出場が内定しているクラブ員は自身の発表にどう活かせるか考えている様子でした。また他地域のクラブ員との交流もあり、大変有意義な大会となりました。
当課では本大会に向け、資料作成や発表練習の支援を行ってきました。今後も天草の農業を担う若手農家のスキルアップを図るため、引き続きクラブの活動を支援していきます。

2024年3月

~新規就農者の経営の土台づくりと早期定着に向けて~ 第3回勉強会(スマート農業+栽培講習会)を開催

天草地域は、園芸主要品目で生産を行う新規就農者に対して、関係機関とプロジェクトチームを結成し、重点普及課題「新規就農者の定着による稼げる園芸の土台づくり」に取り組んでいます。令和5年度は個別指導に加え、集合形式による3回の勉強会を計画し、3回目の勉強会(集団指導)を2月28日に開催しました。
当日は、新規就農者及び関係機関から15名(うち新規就農者9名)の参加があり、第1部として共通講座「本県におけるスマート農業の取組紹介」をアグリシステム総合研究所より講師を招いて講義を行い、第2部として品目別分科会「栽培技術講座」を実施しました。
新規就農者からは、「知らない知識が多く大変役立った」「スマート農業を実践している農家を見てみたい」、「導入費用が気になった」、「今後の栽培管理に活かしたい」等の声が聞かれました。
引き続き、個別指導とともに勉強会を組み合わせながら、きめ細やかなサポートにより新規就農者の所得向上、定着に向けて取り組んでいきます。

2024年2月

審査の様子
上位に入賞したほ場

JAグループ初!トルコギキョウ立毛品評会開催

農業普及・振興課ではJAあまくさと連携し主要品目であるトルコギキョウのプロジェクトチーム(以下、PT)を立ち上げ、産地の維持及び発展に取り組んでいます。
トルコギキョウの品質は収穫前にほ場内で行う枝・芽整理(以下、芽整理)の適期実施が一つのポイントであり、この芽整理技術の高位平準化が産地の課題となっています。PTでは個別面談や集団指導の場で芽整理技術の指導を行ってきましたが、その取組状況を評価する機会がありませんでした。そこで、芽整理の実施状況を評価するための立毛品評会を実施しました。
トルコギキョウにおける立毛品評会は、県内のJAグループでは前例がなく、審査基準等もPT内で作成し、12月14日に生産者9名のほ場で審査を行いました。この審査結果は生産者にとって芽整理実施状況を客観的に確認するものとなり、PTにとっては技術習得以外の要因も芽整理の実施状況に大きく影響していることに気づかされるものとなりました。今後はこの結果を全体会議や個別面談の場で生産者と共有していく予定です。
当課では引き続きトルコギキョウ品質の高位平準化に向けた取り組みを進め、消費地から選ばれる産地づくりを支援していきます。

2024年1月

室内講義の様子
柑橘園における説明の様子

広域的な鳥獣被害防止対策研修会開催

天草地域における鳥獣による農作物被害は、イノシシによるものが大部分を占めており、高止まりしている状況です。さらに、数年前からカモ類による被害も増加してきており、これらの被害軽減への取組みが喫緊の課題となっています。
そこで、天草地域全体の研修会を、令和5年11月7日に天草市有明町において開催し、本年度に鳥獣被害防止対策事業を実施する農業者や関係者など約40名の参加がありました。
研修会では、(株)イノPの稲葉氏から、「地域と畑は自分たちで守る」と題して、カモ類及びイノシシから農作物被害を防ぐために必要な基本的な考え方と自分たちでできることについて講義がありました。その後、現地の柑橘園に移動し、ワイヤーメッシュ柵の効果的な設置方法について現物を用いた説明がありました。また、イノシシのひそみ場対策としても期待される耕作放棄地にセンダンの木を植える取組み「天草センダンプロジェクト」についての天草広域本部の林務課から情報提供も行われました。
今後は、カモ類に対する正しい対策を広めるとともに、イノシシ対策の基本の見直し等を周知し、鳥獣による農作物被害の軽減につながる取組みを引き続き進めていきます。

2024年1月

現地視察の様子(肥後あゆみの会)
現地視察の様子(松合食品)

~新規就農者の経営の土台づくりと早期定着に向けて~第2回勉強会(現地視察研修)を開催

天草地域は、不知火やきゅうりなど園芸主要4品目を生産する新規就農者に対して、関係機関とプロジェクトチームを結成し、就農定着支援に取組んでいます。  
11月8日に第2回勉強会として、宇城地域の優良経営体や味噌醤油メーカーの取組みを学ぶ第2回勉強会「現地視察研修」を開催しました。
新規就農者や就農準備研修生、4Hクラブ員など9名の参加があり、宇城市で柑橘やブドウを栽培されている御舩果樹園、令和4年度県農業コンクールの地域農力部門で秀賞を受賞された肥後あゆみの会、原料にこだわった味噌・醤油を製造されている松合食品を視察しました。ほ場訪問を含め、栽培管理のポイントや販売戦略などを聞き取り、栽培技術や成功したきっかけ、学ぶ姿勢などについて意見交換を行いました。
参加者からは、「付加価値をつけてブランド化する重要性を改めて感じた」、「地域の利点を生かした農業を意識していこうと思った」、「違うタイプの視察先に一度に行けて良かった」などの感想があり、有意義な現地視察となりました。
今後も新規就農者の定着に向け、集団指導(勉強会や交流会)と個別指導(技術、経営)を組み合わせながら、きめ細やかな支援に取組んでいきます。

2024年1月

食品表示の現状について(講師:甲斐主事)
ワークショップの様子(中央:新納主技)

食品表示の適正化に向けて~農産加工グループ食品表示研修会開催~

天草地方農山漁村活性化グループ連絡協議会に所属する農産加工グループでは、物産館や直売所で弁当や総菜を販売していることから、企画調整班と連携し、食品表示の適正化に向けた研修会を11月21日(火)天草広域本部会議室において開催しました。研修会には農産加工グループ及び関係機関・団体より21名の参加があり、講義とワークショップ形式により研修を行いました。
はじめに、管内の物産館や直売所の巡回調査結果に基づいた食品表示の現状について、企画調整班の甲斐主事より説明があり、間違えやすい表示内容や不適正事例、食品表示の重要性等について指導してもらいました。
また、くらしの安全推進課の新納主任技師より、食品表示の目的や表示に係る法律、表現方法、表示しなければならない品目など、管内で販売されていた総菜等の表示を参考に分かりやすく解説がありました。後半のワークショップでは班に分かれ、例題を用いて食品表示表を完成させ、正しい表示方法や間違えやすいポイント等を学びました。研修中は、講師に積極的に声をかけ、使用中の表示内容について確認してもらうなど参加者の関心の高さが伺えました。
食品表示は食の安心安全を担保するうえで必要不可欠なものですが、様々な法律が関与し複雑であることに加え、違反により被害が発生した場合のリスクは想像以上に高いものがあります。本課では引き続き各班と連携し、活性化グループの活動支援に取り組むこととしています。

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