2025年のエリア普及現地情報

2025年2月

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産地一体となり天草産野菜を全国の消費者へ! ~令和6年度天草地域冬野菜販売対策会議を開催~

シーズンの天草地域の冬野菜の本格出荷を前に、12月4日に「令和6年度天草地域冬野菜販売対策会議」を開催しました。当日は、野菜生産者、市場・輸送関係者、管内3JAや市町担当者を含む、約90名の参加がありました。
会議においては、全体会議を行った後、主要品目であるレタス、ミニトマト、いちごの3品目に分かれて分科会を開催しました。各JA担当者より、現在の生産状況や出荷計画の説明があり、市場からは情勢が報告されました。その後、天草管内および他産地の生産物を持ち寄った現物査定を実施し、レタスの出荷規格やいちご、ミニトマトの着荷時の着色状況などの確認を行いました。
参加した生産者からは、「他の生産者や他産地の現物を見れて、今後の選別や箱詰めの参考になった。」「市場からも評価をいただき、今作も高品質野菜の生産に向け頑張りたい。」といった声が聞かれ、天草地域が一体となって、野菜を生産、販売していく機運が高まる有意義な会議となりました。
当課では引き続き、天草産野菜のブランド力を高めるため、栽培技術向上や販売力アップ、輸送問題の解決などに、関係機関と一体となって取り組んでいきます。

2025年2月

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~天草農業の「未来」を担う人材の集い~ 天草農業未来会議「冬の集い」を開催

新規就農者の激励と天草地方4Hクラブの活動発表を通した技術や情報の交換・相互交流を目的として、12月11日に天草市複合施設「ここらす」において、天草農業未来会議「冬の集い」を開催し、新規就農者や指導農業士、天草拓心高校生など約50名の参加がありました。
第1部の新規就農者激励会では、新規就農者それぞれから栽培品目や今後の抱負を述べた後、関係機関から激励の言葉をいただき、記念品の贈呈を行いました。   
第2部の青年農業者クラブの活動発表には、4Hクラブ員から1名が意見発表、7名が経営改善のためのプロジェクト発表を行いました。どの発表も1年間の活動や成果がきちんとまとめられており、今後の発展が期待される内容でした。
参加者からは、「農業経営をしながらプロジェクト活動をされていることに驚いた。大変勉強になった。」などの声が聞かれました。
当課では、引き続き関係機関と協力しながら、新規就農者を中心とした農業者の課題解決に向けた支援を実施し、天草農業の将来を担う人材の育成を進めていきます。

2025年1月

天草の農林水産物が一堂に集まり魅力をPR! ~第2回天草農林水産祭を開催~

天草広域本部では、「天草産農林水産物の魅力発信による天草地域の活性化プロジェクト」として、農林水産部を横断したプロジェクト活動を行っています。
その中で、天草産農林水産物の地産地消促進を目的とした「地産地消加速化プロジェクトチーム(PT)」を立ち上げており、天草管内の農林水産業関係団体が一堂に会し、天草産農林水産物をPRすることを目的とした「天草農林水産祭」の開催に向けて調整を行ってきました。昨年度は天草漁協の「おさかな祭り」とのコラボで初開催した「天草農林水産祭」ですが、今年度はJA本渡五和が開催する「アグリフェスタ」(11月16日~17日)とのコラボで開催することができました。
当日は、天草農林水産祭として11団体が出店し、天草広域本部が天草市イルカセンターと共同で開発した「ザクっとSURIMI」や天草大王、カスミソウ、車エビ釣りなど多数の農林水産物の販売・PRが行われました。
アグリフェスタ全体としては2日間で約6,000人が来場され、来場された方からは、販売されている商品の事や農産物の生産地などについての質問がなされており、生産者が消費者の声を直接聞く機会ともなりました。
天草広域本部では、地産地消に向けた取組みと地域の農林水産物のPRを通して、農林水産事業者の所得向上につながる支援を引き続き行っていきます。

2025年1月

~新規就農者と地域の中核農家との交流促進~ 新規就農者と天草農業経営者協議会の管内視察研修を初めて合同で開催

農業普及・振興課では、園芸主要品目で生産を行う新規就農者に対して、関係機関とプロジェクトチームを結成し、重点普及課題「新規就農者の確保と定着支援」に取り組んでいます。
新規就農者と地域の中核農家との交流を促進するため、11月11日に新規就農者と天草農業経営者協議会の管内視察研修を初めて合同で開催し、経営者協議会員の園地の現地視察を行いました。
新規就農者(研修生含む)12名、天草農業経営者協議会14名の参加があり、この時期の栽培管理や近年の異常気象への対応等について、熱心な質疑応答が行われました。
また、現地視察終了後、天草広域本部において、新規就農者と経営者協議会員が意見交換を行い、経営者協議会員から新規就農者へ熱心なアドバイス等が行われました。
新規就農者からは、先輩農家の声を直接聞けたのでよかったや経営者としての夢が見えてきた感じがした等の意見が聞かれ、大変有意義な研修となりました。
引き続き当課では、個別指導とともに勉強会を組み合わせながら、きめ細やかなサポートにより新規就農者の所得向上、定着に向けて取り組んでいきます。

※天草農業経営者協議会とは、指導農業士や県農業コンクール入賞者で構成される組織。

2025年1月

管内の地域営農組織の今後のあり方を検討!

管内の地域営農組織の構成員が一堂に会し、課題を共有するとともに、その解決への方策を検討することを目的に、天草地域営農連絡協議会主催の第2回連携会議が11月27日(水)に開催されました。
天草広域本部農業普及・振興課では、事前に実施した経営継承に関するアンケートについて、①自作面積や経常利益の多寡によらず後継者不足に悩んでいる、②比較的経営基盤が弱い組織でも経営継承への取組み意向がある等の分析結果を報告しました。
その他、水稲の高温対策につながる基礎調査として、本年度産の米の品質とかんがい用水の入手しやすさとの関係性について情報提供するとともに、ポスト「コシヒカリ」として目される有望品種「にじのきらめき」の栽培試験結果の報告と試食会を行いました。
参加者からは、「(会議に出席し)他の組織も同様に経営継承問題で悩まれていることが判り、前を向いて行動したいと思えた」、「有望品種を試作してみたい」、「組織の広域化・二階建て化による運営の負担軽減ついて、行政やJAで旗を振り、早くロードマップを示してほしい」等の意見が挙げられました。
これらのご意見を受け、当課では今後、組織の広域化・二階建て化を見据えて、関係機関と協議のうえ(広域化・二階建て化の)研究部会への加入意向調査や、「にじのきらめき」の試作希望調査を実施していく計画です。

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