畦畔管理作業の省力化を目指して~スマート農業機械実演会を開催~
芦北管内は中山間地域が大半を占めており、急傾斜な畦畔が多く存在します。そのため、農業者にとって畦畔管理作業は大きな負担となっており、同作業の負担軽減に取り組むことが課題となっています。
そこで当課では、スマート農業機械導入による同作業の省力化を図るため、リモコン草刈機等の実演会を開催し、農業者や関係機関等合わせて約30名が参加しました。
実演会の開催にあたっては、管内地域営農組織代表者や機械メーカー等と協議し、急傾斜に対応可能な「親子式草刈機※」、汎用性が高い「リモコン草刈機」の2台の実演を決定。複数機械を実演すること、また特に管理が困難な畦畔を会場に選定することで、参加者がスマート農業による省力効果を一目見て分かるよう工夫しました。
参加した地域の農業者からは、「急傾斜な畦畔の草刈りは本当に大変だが、親子式草刈機を使えばとても楽になると思った。地域での導入を検討したい」といった前向きな声が聞かれました。
当課では今後も、農業者の課題に寄り添った活動に力を入れながら、畦畔管理作業の省力化支援に取り組んでいきます。
※斜面の上で親機を操作し、ワイヤで繋がった子機で草刈りを行う傾斜地特化型草刈機。