「日本一のカンキツ就農支援」の取組みが評価される
芦北地域では、「新たな担い手確保対策プロジェクトチーム(以下、PT)」を設置し、地域一丸となって新規就農者の確保に取り組んでいます。PTでは就農相談会後に現地見学やお試し研修と段階を踏みながら、農業体験や移住に向けた住居検討、生活面の不安の解消にもつなげるなど、切れ目のない就農支援の活動を実施しています。
その効果もあって、令和6年度は7件のオンライン相談や9件の短期研修受け入れ(過去最大数)を経て就農準備研修に入る方が年々増えています。4月に就農準備研修生5名でスタートし、年度内に4組5名(うち夫婦1組)を新規就農者として送り出しましたが、年度末には研修生は6名となり、次々と新規就農希望者が集まっています。
また、芦北地域独自の特徴である「リリーフ園制度」の研修園地から就農園地として新規就農する流れも安定しており、取組み開始からのほ場継承実績は11haを超え、芦北地域の将来を担う世代で活気が生まれています。
これらの取組みは、(公財)中央果実協会主催の「令和6年度果樹農業における担い手の育成及び活躍表彰」において「全国の後継者育成の取組みの促進に活用すべき事例」として「中央果実協会理事長賞」を受賞しました。
この流れを止めることなく、これからも農業普及・振興課では市町、JAと一体となった「日本一のカンキツ就農支援」で担い手候補者に選ばれる産地を目指していきます。