みなまた茶水色向上研修会の開催
芦北・水俣地域で生産される「みなまた茶」は、市場からの評価が芳しくなく、価格が低迷しています。その最たる原因としてあげられるお茶を淹れた際の水色について改善を図るため、9月1日に「みなまた茶水色向上研修会」を水色改善に向けて経済連の展示ほに取り組む生産者2名と農業革新支援センターや経済連等の関係機関の計8名が参加のもと、茶業研究所で開催しました。
一番茶期に入札場で採取した県内各地の‘さえみどり‘30点について、2パターンでの水色審査と画像アプリによるデータ収集を行い、経済連等からの審査講評を聞いた後、生産者への聞き取りや製茶記録を基に水色向上に向けた改善の方法について意見交換を行いました。
一番茶芽を充実させるための秋の管理や製茶時の蒸し加減のアドバイスを受けた生産者からは、「来年の一番茶で結果を出せるよう今後の栽培管理に気を付ける」という決意表明とともに、今後の支援継続についても依頼を受けました。
今後はアプリデータの解析や生産・加工技術の指導により水色を向上させ、「みなまた茶」の有利販売に向けた支援を行っていきます。