津奈木町酒米新規作付者の「山田錦」栽培への挑戦!
中山間地域である津奈木町倉谷(くらたに)・古中尾(ふるなかお)地区では、高単価作物として、酒米「山田錦」を栽培し、地元酒造会社の亀萬酒造へ販売されています。当課では、令和6年産の作付けから、新たに加わった4名の生産者を重点指導対象に位置づけ、伴走型支援を行ってきました。
その結果、4名中2名が目標収量の360kg/10aを達成することができました。日々酒米を観察し、当課が作成した「栽培マニュアル」や助言・指導に基づき、管理を徹底いただいたことが大きな要因だと感じています。
12月12日には、出荷反省会を開催しました。本年産においては、夏場の高温の影響を大きく受けたことから、その対策について、町やJA、メーカー等関係機関と生産者にて、活発な意見交換を行いました。今作の課題が明確となった新規作付者からは「施肥設計を改めて考えたい」「来年は排水対策を徹底したい」など、来作に向けての意気込みを聞くことができました。
今作の酒米づくりは気象条件が大変厳しい年でしたが、この経験をバネに高温に強い津奈木町の「山田錦」を作っていきます。3月には「次年度作付検討会」を開催予定です。新たな作付希望者のお手本となるような生産者育成を目指し、引き続き、新規作付者の確保・技術向上に向けた支援を行ってまいります。