2020年のエリア普及現地情報

アーカイブ

2020年2月

実演会の様子

農業用ドローンの実演会開催

12月12日水俣市深川地区において、薄原・深川地区営農改善組合主催で、農業用ドローン実演会が開催されました。同組合では、中山間農業モデル地区支援事業に取り組むなか、本年度多発したトビイロウンカ被害防止のため、現状のJA出資法人による無人ヘリ防除から、自分達で適期防除に取り組む必要を感じ、防除作業の受託組織設立を目指しています。
実演会では、講師から機体の特徴等の説明を受けた後、サラダ玉ねぎの畑において、散布の実演が行われました。参加した農家からは、バッテリーの稼働時間や充電時間、保険のシステムなど、導入した場合のコストにかかる質問が多く出されました。
農業普及・振興課では、組織設立に向けて今後も支援して参ります。

2020年1月

大規模基盤整備研修(長崎県)
大規模基盤整備の実現に向けた連携会議

樹園地の大規模基盤整備の実現に向けて

芦北地域の基幹品目である果樹は、担い手の高齢化が進み、園地が急傾斜地にあり分散しているため、園地集積や基盤整備が急務の課題です。当課では、これまで農地集積重点地区の水俣市袋地区及び津奈木町樹園地地区でのモデル団地整備やJA果樹青年部等を対象に、話し合い活動等を支援しています。
11月6日JA果樹青年部と関係機関等約30名で、長崎県西海市白崎地区の耕作放棄地区を活用した16haの大規模基盤整備の取組みを研修しました。作業効率の良い園地に再生させたほ場を目の当たりにして、参加者は管内でもぜひ取り組みたいと機運の高まりを感じました。
さらに、12月19日各市町、JA、農業公社、地域振興局(農業普及・振興課、農地整備課)を参集し、大規模基盤整備実現に向けた連携会議を開催しました。会議では、JAの整備構想や各市町が取り組むにあたっての課題等を共有し、スケジュール等を確認しました。
今後、関係機関の連携を強化して、地域や若い世代の要望等を聞きながら、大規模基盤整備の実現に向けて支援していきます。

2020年1月

実証展示ほでの幼木期枝梢管理検討会
ヒリュウ台「聖秀」の着果状況

加温デコポン産地強化へ向けた取組み

JAあしきたは、12月のお歳暮商材として出荷される加温デコポンの県内最大の産地です。加温デコポンでは、気象変動の激化や樹齢が進んだことで果実品質や生産量が不安定であり、燃油高騰等に伴い県全体として栽培面積が減少しており、12月商材の確保が課題です。
当課では、加温ハウス栽培で品質向上・安定生産が可能なわい性台木のヒリュウ台を活用した「聖秀」*等の導入を推進するため、平成29年度から展示ほを設置し、早期成園化に向けた枝梢管理等を実証しています。植え付け3年目となる今年度は、初着果を迎え、品質の高さも確認できました。
また、改植で導入された現地のヒリュウ台「聖秀」等も初着果を迎えたことから、本年産の12月の出荷量は前年より1割以上増加し、合格率も向上しました。
今後は、関係機関と連携してヒリュウ台「聖秀」等の導入を推進するとともに、展示ほで得られた知見を現地にも普及させて、更なるブランド強化を図っていきます。
※「聖秀」:JAあしきたが品種登録した果皮・果肉色の赤みが強い「肥の豊」の変異系統。

2020年1月

栽培管理講習会の様子

JA茶加工センターの取扱量が過去最高に

JAあしきたの本年産のお茶取り扱いでは、一番茶は昨夏の干ばつの影響で収量が少なかったものの、良質なものが多く生産されました。一方販売金額は価格低迷の影響により、前年比で9%落ち込みました。また二番茶は、さらに市況が落ち込み、前年比で43%落ち込みました。
そのため、農業普及・振興課では二番茶出荷後に講習会を開催して、夏から秋にかけての肥培管理を重点指導しました。その結果、生産量は三番茶で前年比277%、秋冬番茶では313%と急増し、茶加工センターの取扱量は前年比116%になり、過去最高となりました。講習会を受講したある農家からは、「こんなに秋冬番茶が取れたのは初めて。肥料をやればこんなに取れるんですね。」といった驚きの声が聞かれました。
本対策の取り組みで茶生産者の収入確保に貢献しましたが、単価の安い二番茶以降のお茶では、根本的な経営改善には繋がらないため、引き続き一番茶の販売金額増加へ向け、指導して参ります。

2020年1月

哺乳ロボットに入る子牛の様子

畜産におけるスマート農業の普及を目指して

水俣・芦北地域では、肉用牛繁殖農家の飼育頭数が増加傾向にあり、農家の労力負担が増えつつあります。そこで、当課では、哺乳ロボットを導入した大規模農家で、肉用牛子牛の飼養管理の効果を調査・検討しています。
調査農家では、哺乳ロボット導入前は子牛を母牛につけて飼養しており、子牛の疾病発生の低減、牛房の環境改善、日増体量の増加が経営上の課題となっていました。
今回調査した結果、ロボット導入後は、子牛の疾病発生数が減少し、去勢子牛では、日増体量の増加がみられました。また、農家から子牛の体重に応じて早期の出荷を目指すとの声をいただきました。
今後、生産コスト等についても整理・分析し、哺乳ロボットの導入効果を明確にすることで、地域の肉用牛繁殖農家の経営改善に役立ててまいります。

アーカイブ

エリアカテゴリ