2019年のエリア普及現地情報

2019年12月

殺菌について講義
調理指導の様子

農産加工者に菓子・惣菜製造を指導

芦北地域には、11の農産物直売所があり、農家や農産加工者が創意工夫をしながら、農産物や加工品を出荷しています。そこで、農産加工技術の向上を目的に、11月29日、管内3市町の農産物直売所に出荷する農産加工者を対象に、研修会を開催しました。
研修会には、14名の参加があり、農業革新支援センターの狩集参事から、まず殺菌の知識について学びました。その後、ゆずとショウガを主材料として、マーマレード、惣菜等計7品について調理指導を行いました。参加者からは、「質を高めるためのポイントが習得できてよかった」「弁当に応用したい」等の声が聞かれ、農産加工技術の磨き上げにつながりました。また、「他の加工者と意見交換ができてよかった」との声もあり、加工者同士の交流にもなりました。
当課では、農家の所得向上につながるように、引き続き農産加工者を支援していきます。

2019年12月

説明を聞く参加者の様子
実演散布の様子

農業用ドローン実演会を開催

令和元年12月12日水俣市深川地区において、薄原・深川地区営農改善組合の主催で、農業用ドローンの実演会が開催されました。同組合では、農地集積加速化事業や中山間農業モデル地区支援事業に取り組むなか、これまで農地を維持していくための営農組織設立に向けて協議を重ねてきた結果、防除作業を受託する組織を設立することになりました。芦北管内では本年度、トビイロウンカの被害が多発したこともあり、適期防除が難しい現状の無人ヘリ防除に替えて、自分達で適期防除に取り組むためです。
実演会では、講師から機体の特徴や八代での散布実績等の説明を受けた後、サラダ玉ねぎの畑において、散布の実演が行われました。その後の質疑応答では、バッテリーの稼働時間やチャージに必要な時間、保険のシステムなど、導入した場合のコストにかかる質問が多く出されていました。
農業普及・振興課では、3月の組織設立に向けて今後も支援して参ります。

2019年12月

カンキツ園地見学の様子

新規就農者招致のため現地見学会を開催

芦北地方農業振興協議会では、東京等都市圏での就農フェアに出展し、果樹の新規就農希望者を招致する活動に取り組んでいます。ブースの訪問者から、当地域を知らない等の意見が多く聞かれたため、地域の魅力や農業の現場を知ってもらおうと、フェア相談者からモニターを募り、現地見学会を初めて開催しました。
今回、千葉県から参加したモニター1名に、カンキツ園地の見学や地域独自の就農支援策等を説明し、若手農家とも意見交換しました。モニターには、芦北地域で就農するメリットを十分理解していただき、この様な支援策をSNS等を活用して発信してはとの助言をもらいました。早速、見学会の様子をインスタグラムで情報発信しました。
今後も、1月までに4回の就農フェアに出展しモニターを募り、2月頃に2回目の見学会を開催する予定です。

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