酒米の収量が過去最高を記録!
中山間地域である津奈木町倉谷(クラタニ)・古中尾(フルナカオ)地区では、酒米を高単価作物と位置づけ、「山田錦」1.5haを栽培し、地元酒造会社の亀萬酒造へ販売されています。
一方、「山田錦」は長稈で倒伏しやすい品種のため、生産面において収穫時の労力や収量等の問題が生じていました。
このため、令和3年度から当課では、耕種基準の策定や現地検討会等を開催するなど、倒伏軽減に向けた伴走型の指導を行い、生産者の意識や技術(適正な肥培管理や水管理の徹底等)の向上を図ってきました。
この結果、今年産の平均収量は393kg/10aとなり、目標としていた360kg/10aを上回り、過去最高を記録しました。いずれのほ場もなびく程度の倒伏に抑えられ、収穫したオペレータからも、「以前より収穫しやすい、これなら問題ない。」と太鼓判を頂くことができました。
今後も、酒米の安定栽培だけでなく、面積拡大を目指し、新規作付者・オペレータの確保等も支援していきます。